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【断末魔の中国】「商標登録やったもん勝ち」 中国の悪あがき錬金に用心
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130612/frn1306120708000-n1.htm
2013.06.12 夕刊フジ
「iPhone」「iPad」を誇るアップル社にとって「世界で2番目の市場」となった中国。ところがパクリ商品に悩まされ、数々の訴訟に翻弄され、最近は『人民日報』はじめ官製メディアから「アップルの比類無き傲慢さを吹き飛ばそう」と集中砲火を浴び、ひどくギクシャクしている。
おまけに、米議会では「税金を支払わないで済む場所に、利益を移転する最大の企業」と追及され…。クック最高経営責任者は「2012年度、アップル社は60億ドル(約5948億円)の税金を支払った米屈指の高額納税企業だ」と反論していたが。
ただ、アップル社にとって、おそらく最も痛恨の極みだったのは、中国広東省のIT企業「唯冠科技」グループとの間で泥沼化した、商標権使用に絡む「iPad訴訟」だろう。
昨年7月、アップル社が唯冠科技からiPadの商標を6000万ドル(約59億円)で買い取る和解案で結審したが、米中の習慣の違いを逆手に取られ、ハメられた感がある。
米国では商標を申請する前に、「その商標を確かに使用する意思の表明」、もしくは「証拠を提示する必要」がある。
一方、中国では使う意思がなくても商標登録は可能で、「登録出願の時期」を基準とする“先願主義(先に登録した者の権利を保護する)”が基本となっている。
情報がダダ漏れの時代、世界的ブランドの新作情報を秘密裏に入手し、中国を含む先願主義の国で商標登録されてしまえば、ビジネスは致命的だ。
しかも、中国には日系企業はじめ外資系企業をカモにするエセ商標コンサルタント、弁護士が少なからずいる。だまされた状態で中国の工場で生産し、国内外で商品の販売を始めた後に「知的所有権を侵害された」と販売の差し止めや巨額の賠償金を請求される可能性はゼロではないのだ。
事実、「高級ブランドのパクリ製品でしたたかに儲けるのみならず、最近は商標登録を盾に訴訟で大金を得ようという中国企業が増加している」との話も漏れ伝わる。
この問題、日本にとっても対岸の火事ではない。
「コシヒカリ(越光)(KOSHIHIKARI)」「ひとめぼれ(一見●(=のぎへんに中)情)」「讃岐」「松阪牛(松坂牛)」「有田焼」「九谷焼」…。
地域ブランドのみならず都道府県名までが中国や台湾企業に商標登録されていた仰天事実は、徐々に知れ渡るところとなったが、地方自治体は異議申し立てに腐心し、防戦にも追われている。
「商標登録やったもん勝ち。取れるところから、とことんふんだくる」ともくろむ中国の“悪あがき錬金”にくれぐれもご用心。
■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。主な著書は「中国人の世界乗っ取り計画」「豹変した中国人がアメリカをボロボロにした」(産経新聞出版)、「中国崩壊カウントダウン」(明成社)など。
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