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2013年の中国自動車業界へ寄せる「9つの期待」
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投稿者 あっしら 日時 2013 年 1 月 06 日 00:27:29: Mo7ApAlflbQ6s
 


2013年の中国自動車業界へ寄せる「9つの期待」


 過ぎ去ったばかりの2012年は、中国の自動車業界にとって極めて非凡な1年となった。深刻化する欧州債務危機の影響が世界貿易に波及し、中国マクロ経済の成長率が鈍化した。中東情勢は動揺し、中日間でも釣魚島(日本名・尖閣諸島)をめぐる紛争が勃発した。これらは全て中国自動車市場の発展に影響を及ぼしている。

 国内外の悪影響が依然として中国の自動車市場を覆っているように見えるが、昨年上半期の停滞、そして下半期の成長回復を経て、専門家の多くは「微成長」の時代がすでに到来したとの見方を示している。

 実際、中国自動車市場は過去1年間、成長の勢いを保ち続けていた。通年の自動車販売台数は1900万台を上回り、4年連続で世界一位を維持し、中国は世界最大の、最も重要な自動車市場となった。しかし一方で、自動車保有台数が1億台の大台を突破したことに伴う多くの問題を正視せざるを得ない。中国の自動車業界は、今後も依然として多くの変革を必要としている。2013年、我々が自動車業界に期待することとして、以下の9項目を挙げたい。中国青年報が伝えた。


 ▽期待その1:公用車の国産車化、できるだけ早い実施を

 工業情報化部(工業情報化省)は昨年、「2012年度党・政府機関公用車種リスト(意見募集稿)」を公布した。同リストに挙げられた400あまりの車種は全て中国車メーカーのものであった。しかし、新たな一年が訪れた今も、正式なリストの発表はまだだ。

 昨年の終わり、甘粛省常務委員会と湖南省委員会はそれぞれ、「浪費とならないことを前提に、徐々に中国国産車への買い替えを実施する」、「公用車の国産車化を実施する」と表明した。しかし、空論では話にならない。したがって2013年、公用車の国産車化ができるだけ早く実現することを期待する。


 ▽期待その2:「リコール条例」を空文にしてはならない

 1月1日、「欠陥自動車製品リコール管理条例」が施行された。昨年同条例が公布されてから2カ月あまりで、多数の自動車メーカーが相次いでリコールを実施し、1日に3メーカーが同時にリコールを発表するといったケースも見られた。製品品質を専門に取り扱う蒋蘇華弁護士は、「(メーカー任せではなく、政府関連部門からメーカーに対して)リコール命令を出さなければ、効果が表面的なままで終わってしまい、高額の罰金も空文になってしまう」との見方を示す。


 ▽期待その3:新交通規則の施行で、人と車の調和を推進

 ドライバーの飲酒運転・赤信号無視・運転中の携帯電話・疲労運転、車が来ているにも関わらず、大勢で赤信号を無視する通行人...これらはかつて、中国のいたるところで見られる光景だった。これらの人々はこれまで「運良く」事故にあわず済んでいるが、万が一事故が起きれば、当事者および複数の家族の幸せが粉々になってしまう。

 とはいえ、規則がないと、何事もうまく行かないものだ。「リコール条例」と同じ日に、新たな交通規則が施行された。自動車社会に入った中国は、関連制度をより一層完備し、違法行為に対する懲罰を厳格化し、罰金を引き上げた。新たな交通規則の施行により、人と車の調和のとれた社会が推進されることを期待する。東風汽車も「大自主(自主ブランドの生産)」計画を発表した。国有自動車メーカーの「台頭」は目前に迫っている。自主ブランドを打ち立てることができた国有企業はない。「中国市場を外資に譲り、その代償として技術移転を受ける」というやり方は、政策決定者の一方的な願望に過ぎなかった。


▽期待その4:国有自動車メーカーの台頭

 元機械工業部(機械工業省)部長の何光遠氏は、中国の国有自動車メーカーと多国籍メーカーの合弁について言及した際、「国有自動車メーカーはまるでアヘンのように合弁に依存している」と形容した。合弁企業の設立により、国有自動車メーカーが海外の経験を学び、競争力を高めることが期待されたが、30年あまりが過ぎた今も、多国籍メーカーとの合弁を通じて競争力のある。

 しかし、過去1年間、上海汽車は栄威(ROEWE)ブランドの新型車「950」を発表し、長安汽車は5カ国・9地域の開発資源を結集させた新車種「逸動」を打ち出した。


 ▽期待その5:中国車メーカーのコア技術が飛躍的発展

 かつて中国車メーカーと言えば、「パクリ」という言葉が真っ先に浮かんだものだが、彼らは大きな進歩を遂げた。中国車メーカーの研究開発・デザインの進歩に伴い、消費者たちもここ数年、中国車を受け入れるようになってきた。特にコア技術面で、中国車メーカーは買収合併と自主開発を通じ、多くの成果を得ている。例えば、吉利汽車は知的財産権を有する6ATギアボックスを各車種に搭載した。BYDは各電子技術の自動車への応用を果たした。上海汽車は第2世代車載用情報システム「Ivoka」を発表した。奇瑞汽車はCVTの搭載に力を入れている。中国車メーカーのコア技術が飛躍的な発展を果たすことを期待する。


▽期待その6:高級車の消費が理性的に

 2012年、乗用車輸入台数は百万台の大台を突破した。この優れた成績からも、自動車消費大国である中国が、排気量とサイズの大きい高価格の自動車を過度に追求している事実が伺える。

 国は排気量に基づく車船税の徴収制度を打ち出し、排気量の大きい大型高級車の消費を制限しようとしているが、効果は薄い。2013年、高級車の消費がより理性的になることを期待する。


 ▽期待その7:A00クラスの自動車に対する支援策の登場

 上述したとおり、高級車は中国市場で大いに人気を博しているが、一方でかつてからあまり人気のなかったA00クラスの車(超小型車)が政策の変化に伴い絶体絶命の危機を迎えている。

 2012年の広州モーターショーで、A00クラスの新車種を発表したメーカーはゼロだった。これは中国の自動車市場と自動車業界にとって悲しい出来事だ。

 車の増加に伴う矛盾が激化する今、高級車の消費が理性的になる事を期待するとともに、A00クラスの超小型車の発展を政府が力強く支援することを期待する。


▽期待その8:新エネルギー車がブレークスルーを果たす

 エネルギー需要は日に日に緊迫化している。エネルギー節約を奨励し、より軽く、排気量が小さい車を奨励するか、あるいは新エネルギー車(プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車、電気自動車など)を発展させる必要がある。中国はかねてより新エネルギー車の発展を重視し、奨励政策や規定を打ち出している。しかし、功をあせり、「技術の転換期を利用して他国を追い越そう」とする考えが災いし、新エネルギー車の開発と普及は伸び悩んでいる。

 しかし、国と地方による推進を背景に、多くの新エネルギー車と支援政策が打ち出されている。また、政府部門と関連機関は率先して新エネルギー車を購入し、商業運行を推進している。例えばBYDによる「バスの電動化」はすでに大規模な範囲で進められている。2013年、新エネルギー車の発展がブレークスルーを果たす事を期待する。

 ▽期待その9:技術とブランドを重視した自動車の輸出

 中国車メーカーの自動車輸出および戦略はかつての家電製品と似ている。すなわち、コストパフォーマンス、又は同地域内での価格競争を通じて市場を勝ち取るというやり方だ。

 中国車メーカーにとって輸出がますます重要になる今、価格競争をやめ、「一千の敵を殺し、八百の味方を失う」というやり方を捨てなければならない。

 2013年、中国車メーカーが製品だけでなく、サービスや金融を含むアフターマーケット・システム、ブランドを輸出できることを期待する。このようにすることで、中国は世界で通用するブランドを持つことができる。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年1月5日


http://j.people.com.cn/94476/8077706.html

 

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コメント
 
01. 2013年1月06日 10:43:44 : eI4CC79A5o
支那ブランドね:キムチ悪りー〜〜〜!

02. 2013年1月06日 16:42:44 : GVYsLuFuCE
中国大陸の自動車メーカーがどうして自らのブランドを確立できないのか、中国人はわかっていないと思う。

ある自動車評論家が言っていたが、世界の自動車メーカーの社名は大別すると2種類ある。

@創業者の名前
A組織の名前

@に属するのは日本ならトヨタ、ホンダ、マツダ、スズキが該当するし、世界的に見てもアメリカのフォードやクライスラー、フランスのルノーやプジョーやシトロエン、ドイツのポルシェが該当する。
ドイツのメルセデス・ベンツはやや複雑。創業者のゴットリープ・ダイムラーの娘の名がメルセデス。彼の会社が1926年、経営不振に陥っていたカール・ベンツの会社を吸収合併した。
イタリアのスーパーカーで知られるフェラーリ、マセラティ、ランボルギーニも人名だ。

Aに該当するのはアメリカのGM(但しブランドのシボレーは人名)、ドイツのフォルクスワーゲン(国民車)、BMW(バイエルンエンジン工場)、イタリアのフィアット(トリノのイタリア自動車工場)、日本の日産(日本産業)、三菱、富士重工など。

●自動車メーカーとして創業者の名前を冠することは、最高の名誉であると同時に、作った製品に対する責任を負う事につながり、信用や名誉を失わないよう細心の注意を払うこととなる。

一方、組織の名前を冠する自動車メーカーは、その時々の経営者や技術者を表に出し、創業者の名前を冠したメーカーと互角に渡り合っている。プリンス自動車の桜井真一郎氏や三菱自工の久保富夫氏は名技術者として有名だったし、イタリアのフィアットのアニエッリ一族は、常にマスコミに取り上げられる存在であった。

●中国大陸の自動車メーカーが自社ブランドを確立できないのは、創業者の名前を冠することができないからであろう。中共の創始者とされ、神格化された指導者・毛沢東を超えてはならぬ国家の事情がある。今では毛沢東が一人で中国共産党を創始したように思わされているが、これは文化大革命期における偶像化によって成し遂げられたものであり、本当のところは陳独秀の力によるところが大きい。(註 彼は日和見主義者として毛沢東一派から攻撃され、中国共産党を追放された。)

中国大陸の自動車メーカーと言えば上海汽車とか東南汽車など、どれも組織の名前を冠したものばかりである。ヒーローをつくらない社会では、ブランドの確立は無理であろう。


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