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非西側社会で中国は最も反米主義が弱い:「歴史的怨恨の反日感情」とは異なる反米感情:周辺諸国との紛争で米国の介入を期待
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/386.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 12 月 19 日 23:39:49: Mo7ApAlflbQ6s
 


 転載する記事は、「反日」と「反米」の違いを由来から説明しているもので、ふむふむと理解できるものである。

「中国では社会全体が米国に好感を抱いているため、反米感情は歴史的怨恨のある反日感情と異なり、発生するのも消え去るのも速い」そうだ。

面白いのは、「中国としては、もし米国が中国と関係国との紛争に建設的に介入するのなら、ある程度受け入れは可能だ。だがここ数年の状況から見て、米国の介入を建設的と言うのは難しい」と書いていることだ。

 米国にそしらぬ顔をされて当事者間で交渉するより、米国に影響力を行使してもらうことで、楽に解決したいと思っているのだろう。

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非西側社会で中国は最も反米主義が弱い

 米国の政府、メディア、学会は最近、中国社会での反米感情の高まりを議論し、中国の大規模な愛国主義教育と民族主義教育がその原因だとしている。これは明らかに自らの理論に基づく分析であり、決して実地調査の結果ではない。(文:竜興春・米ホプキンス大学客員研究員。環球時報掲載)

 反日感情と異なり、中国社会に根深い反米感情はない。中国で生じる反某国感情は、基本的にみな近代の列強による侵略がもたらした屈辱と関係がある。そして米国は列強の中で中国に対する害が最も小さかった国であるうえ、抗日戦争中に米国の政府と民間は共に中国に多大な支援を行った。冷戦の対立で生じた強烈な反米感情も冷戦後期の中米関係正常化で薄められた。

 改革開放後、中国民衆は米国の民主・自由・法治、良質な教育、先進の科学技術、高度に発達した経済、そして流行文化などを幅広く理解し、中国社会は米国に対してあまねく好感を抱いている。中国が社会、法律、経済、教育などの改革に直面するたびに、専門家、学者、メディアは米国ではどうしているかを紹介する。中国のいわゆる「世界基準と合わせる」は、かなりの程度において「米国基準と合わせる」ことだ。米国が中国におけるほど盛んに賛美されることは世界の他のどの国においても恐らくなく、中国は非西側社会で最も反米主義の弱い国だと言えよう。

 だが中国民衆の米国に対する好感によって、反米感情の発生が取り除かれることはない。反米感情は主に米国による中国の国益に対する実際の損害と非友好的行動に端を発するからだ。在ユーゴスラビア中国大使館への爆撃、中国海岸線沿いの長年の敵対的軍事偵察、中国と周辺国の領土紛争で米国がほぼ全て中国と対立する側に立っていること等々だ。

 中国としては、もし米国が中国と関係国との紛争に建設的に介入するのなら、ある程度受け入れは可能だ。だがここ数年の状況から見て、米国の介入を建設的と言うのは難しい。米国はここ数年「アジア太平洋回帰」戦略を推し進めており、中国封じ込めの意図を日に日に顕わにしている。これについて多くの中国人は米国は中国の台頭を望まないのだと解釈している。

 中国では社会全体が米国に好感を抱いているため、反米感情は歴史的怨恨のある反日感情と異なり、発生するのも消え去るのも速い。かつて反中政策を堅持していた米国の少なからぬ政界要人は、後に対中友好政策を推し進めて「中国人民の古くからの友人」となった。したがって、米国が反中政策を改めさえすれば、中国の反米感情は速やかに減退するのだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月19日

http://j.people.com.cn/94474/8062958.html

 

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コメント
 
01. 2012年12月21日 22:47:54 : ccoueExzbQ
>非西側社会で中国は最も反米主義が弱い:「歴史的怨恨の反日感情」とは異なる反米感情

政治オンチでなかったら、ここにこそヤルターポツダム体制の本質を見るべきで、如何に中国人が政治的センスが優れてるのかを見るべきなんですな。

アメリカのリーダーシップ=覇権は「ヤルターポツダム体制」の守護者という処に在るのですよ。
そうして、日本の真の困難は、(中ロ南北朝鮮)周囲の全てがこの「ヤルターポツダム体制」の受益者、という点に在るのです。


02. 2012年12月23日 10:23:03 : I0wUTwXRRk
>>01 更なる問題はヤルタ・ポツダム体制の最大の受益者が中露南北朝鮮以上に
日本であるという点にもある。故に日本はずっと親米であるのだ。
そして中国もそれは分かっている。要するに電通劇場の八百長相撲である。
戦後日本のテレビの象徴・力道山は朝鮮人であった。
これが分かれば「国際紛争とはプロレスであり、国民とはプロレスの観戦者である」
と電通が言いたいのは分かるだろう。
日貨排斥もどうせ中国共産党の炎上商法なのだろう。日中戦争誰得。陰で笑うろすす

03. 2012年12月24日 11:25:17 : GVYsLuFuCE
昔、日華事変で「支那派遣軍」として中国大陸で戦った軍人(故人)から話を伺ったことがあるが、彼が言うには中国人はアメリカが好きだと言う。当時、大陸を支配していたのは中華民国で、中国共産党の中華人民共和国ではない。1960年代、中華人民共和国の国際短波ラジオ放送を行なっていた北京放送では、連日「アメリカ帝国主義打倒!」とか連呼しているのに、本当にそうなのかと再度聞いたが、「政府がそう言っていても、普通の中国人はアメリカが好きなのだよ。」と答えておられた。

今から考えれば、この証言は貴重だと思う。中国人の本音であり、アメリカも昔から中国に対して友好的だという。かつて日華事変(日中戦争)の時代、中国大陸を支配していた中華民国の国民党の指導者、蒋介石氏の妻である宋美齢さんがアメリカ各地で中国支援キャンペーンを行ない、膨大な寄付が集まったそうな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8B%E7%BE%8E%E9%BD%A2

アメリカ政府も中華民国に対し、アメリカ製戦闘機とパイロットを提供して日本と戦うための「義勇軍」フライング・タイガースを結成した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%B9

アメリカと中国は、日本を昔から共通の敵国として認識しており、共に戦ってきたのである。それだけに連帯感は強い。中国大陸はその後、毛沢東が指導する中国共産党が支配するようになったが、毛沢東が国内向けにアメリカを敵国とするプロパガンダを流しても、国民は表面的には従っていても本心までは変えられなかったのである。1980年代以降、改革開放経済で外資の進出を歓迎するようになったが、アメリカ系企業を歓迎していると言うのが本当のところであろう。GMのビュイックが高級車として人気がある。

面白いブログがあるので、一部転載します。

http://326.blog34.fc2.com/blog-entry-293.html

(転載開始)

この車が上海GMのビューイックです。
またまた、上海で“しょうもない車の事故が発生。
いつものことなので、事故っている車を紹介します。
この車が、アメーリカのゼネラルモータース、現在は世界2位の自動車販売台数。
名前は、ビューイック。日本では殆ど見かけない、直ぐに潰れる車だ。。。
この車、中国、それも上海 地域では特に売れている。
なぜ、売れるのかというと。
@ 上海 GMと言うメーカー名。上海ブランド
A 車体がデカい(室内は狭い)
B アメリカブランドの憧れ
この他に考えても売れてる要因が見つからないのだ。中国の七不思議の一つ。

この車、上海では、上海大衆(VW)と、シェアTOP1.2位を争うのです。

(転載終了)


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