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中国、6割「譲る者は馬鹿を見る」 最新調査
北京市で7日、救急車が負傷者を搬送中にもかかわらず、周囲の自動車が道を譲ろうとせず、負傷者が搬送中に死亡するという痛ましいニュースがあり、中国で波紋が広がっている。同事件は中国の社会において「譲る」という精神が欠乏していることを映し出しており、論議を呼んでいる。「中国青年報」が報じた。
一般人が救急車に道を譲らない。これは中国社会において「譲る」という精神が欠乏していることが、極端な例となって現れたにすぎない。日常生活の中で、「譲る」という精神を尊ぶ心が過去のものとなり、「正直者は馬鹿をみる」ならぬ「譲る者は馬鹿を見る」という生活信条を抱いている人が増加している。車の運転や地下鉄乗車といったちょっとしたことでも、多くの人が我先をと争い、「譲る」という精神を発揮できる人はどんどん少なくなっている。
中国青年報の社会調査センターはこのほど、調査サイト「民意中国網」とポータルサイト「搜狐網」を通じて、4499人を対象に、「社会でどうして譲る精神が欠如しているのか」を調査するオンライン調査を実施。回答者の95.2%が譲る精神の欠如を「嘆き」、うち63.7%が「非常に欠如している」と回答した。
■62.7%「譲る者は馬鹿を見る」
一方、回答者の62.7%が「譲る者は馬鹿を見る」という見方に対して、明確に「賛同」。「賛同しない」との回答は34.5%だった。「何とも言えない」も2.7%あった。
6割以上が「譲る者は馬鹿を見る」と考えていることに関して、山東大学哲学・社会発展学院論理学研究室の卞紹斌・主任は、「意外な事ではない」と指摘。「今の社会では功利主義が一般的で、人々は何をするにしても、損得を天秤にかけ、自分に利益があるかしか考えていない。このような状況下で、多くの人はわずかな利益のために争い、お互いに譲り合わない。これはなにも不思議なことではない」とした。
■「譲る」精神欠如の背景に正直者は損をする社会
ではどうしてこうなってしまったのだろう?同調査では、「多くの人が自分の事ばかりに注意を向けすぎているから」がトップで68.7%。2位が66.8%の「社会がどんどん浮ついているから」だった。そのほか、「道徳教育が遅れているから」(56.6%)、「善意を持って人に接するという精神が尊ばれなくなったから」(52.7%)、「教育は礼儀ではなく、競争を強調しているから」(52.4%)、「人間関係にも競争の精神が入りこんでいるから」(41.1%)などの回答があった。
北京大学哲学学部の陳少峰・教授は、「一般人は初めから『譲る』ことを知らないわけではない。譲ったり礼儀正しかったりする人が損をし、不正な手段で甘い汁を吸っている人が逆に成功しているのを見て、『譲る』という精神を捨て、他の人と競う精神を発揮するようになってしまうのだ」と指摘している。
■譲ると損するか?
「譲る」人は本当に何かを得損なっているのだろうか?同調査では、回答者の16.5%が「絶対ある」、44.5%が「多分ある」と回答。一方、17.0%が「あまりない」、16.4%が「ない」、5.7%が「何とも言えない」と答えた。
一方、譲ることで得られるものとして、71.6%が「調和した人間関係」を、65.9%が「秩序ある生活」を、65.6%が「他の人からの敬意」を、51.8%が「モラルある行動をしたという心の喜び」を、50.4%が「他の人の善意」を、47.7%が「他の人を助けたという満足感」を挙げたことは注目に値する。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月18日
http://j.people.com.cn/94475/8062802.html
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「母親が娘婿に求める条件」がネット上で物議 武漢
【中日対訳】
中国湖北省武漢市の某ネット掲示板で、「母親が娘婿に求める十大条件にあ然」と題する投稿が最近話題になり、地元のネットユーザー約400人が「つっこみ」を入れている。武漢晩報が報じた。
ネットユーザー「rosecy」さんは、「2013年の節気に立春がなく、独り身の一年が続きそう。周辺は続々と慌ただしくゴールインしているというのに。その中の一人によると、彼女のお母さんは、どこから仕入れて来たのかは知らないけれど、娘婿を選ぶ時の十大条件となるものを発表した」と投稿した。
十大条件には、▽面積100平米超のマイホームを所有▽価格20万元(約270万円)超のマイカーを所有▽相手の女性名義の10万元超(約135万円)の預金口座を用意▽出産時には保母を確保▽盛大な結婚式を挙行▽赤ん坊に飲ませるのは輸入粉ミルク限定▽ボーナスは全額妻に上納---といった内容が含まれている。
この投稿が掲載されると直ちに、多くのネットユーザの間で熱い議論が巻き起こった。「娘婿に条件を付ける前に、自分の条件を冷静に見てみたらいかが?果たして白馬の王子様がお宅の娘さんを気に入るかしら?」「うちの夫は、これらの十大条件を一つもクリアしていないけど、私は今とても幸せよ」「世の母親の気持ちを痛いほど代弁している。娘を嫁がせる相手に求める条件として、至極ごもっともなものばかり。苦労して大切に育てた娘が、結婚して辛い眼に遭っている姿など、親なら誰だって見たくもない」-----。
常青公園の近くに住む劉さん(女性)には、娘が2人いる。長女の結婚相手を選ぶ時に、劉さんは、娘に対して誠実で優しい男性なら、ほかに条件は必要ないと考えた。しかし、娘が結婚生活で経済的に苦労している姿を見て、劉さんは考え方を変えた。「次女の時は、人柄の良さだけでなく、仕事や家庭環境も考慮する。基本的生活が保証されない状態で、幸せをうんぬんすることはできない」と彼女は語った。
湖北省心理カウンセラー協会副会長を務めるシニア心理カウンセラーの廖皓磊教授は、このような状況について、以下の通りコメントした。「これら女性側の母親は、過去に苦労を重ねてきた人が多く、自分の味わった苦労を娘も経験することを極端に怖れており、身の周りの一切合財を『金銭』という尺度から判断することが習慣になっている。『財産が何よりも大事、愛は二の次』と考える母親に育てられた娘は、一歩間違えると『お金の奴隷』になり果ててしまい、物質的な楽しみだけを追い求め、精神面での楽しみを味わうことができなくなってしまう。母親として心すべきは、大局的・全面的な金銭感覚を持ち、将来の夫となる男性を選ぶ際に必要な正しい結婚観を娘にしっかりと教え、母親自身は決して出しゃばってはならないということだ」。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月18日
http://j.people.com.cn/94475/8062477.html
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