http://www.asyura2.com/12/china3/msg/352.html
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少し古いネタだが、阿修羅に投稿がないようなので....
「中国で最も有名な日本人」といわれる加藤嘉一氏は、数ヶ月前に放送されたNHKの討論番組にも出演していた(胡国家主席も彼のコラムを読んでいるくらい中国ですごいと思われている日本人と紹介)ので、筋道を立ててきちんと話せるが、内容は当たり障りのないことを語る人だなあという印象を抱いていた。
言論人や研究者であることから気持ちはわからないではないが、つまらないレベルの経歴詐称である。
ネット中心とりわけ中国で発言する日本の言論人として、「東大に合格したが辞めた」そして北京大学に留学したという経歴を騙り続けることは、中国人の心をそれなりに有効につかむネタにはなるだろう。
(東京大学と北京大学は、日中でそれぞれ“最高学府”と受け止められている大学であり、日本の最高学府を蹴って中国の最高学府を選択したという話は、彼の能力のすごさを感じさせるとともに、北京大学の“格”を高め誇りに思えるからである)
次に、「中国で最も有名な日本人」で胡国家主席も彼のコラムを読んでいるという“中国の実績”を抱えて日本で活動すれば、内容の如何を問わず、日中両国でそれなりの地歩を築くことができる。
「人民網日本語版」は、加藤氏の経歴詐称問題を「週刊文春」を使って報じているが、中国における加藤氏の重用度に照らせば、加藤氏の素性や経歴を調べていないとは思えない。
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「中国で最も有名な日本人」
「中国で最も有名な日本人」といわれる加藤嘉一氏が10月31日、自身のオフィシャルサイトで、「お詫びとご報告」と題する文章を投稿、「私が東京大学に合格・入学した事実はなく、私の過去の言動から皆様に誤解を与えてしまいましたことに、心より深くお詫び申し上げます。今後は、より正確な表記・表現に努めて参ります。そのお詫びと汚名返上に向けて、情報発信者としての責務を果たせるよう、より一層の活動をして参りたいと思います」と謝罪した。環球時報が伝えた。
若干28歳の加藤氏は、北京大学で学び、中日問題について積極的な発言を行い、中国では「中国通の日本人」と評判が高く、日本でも「最も中国を良く知る日本人」と評価されている。日本の週刊誌が加藤氏の「経歴詐称」の数々を暴露したことで、彼に「嘘つき」「ペテン師」というレッテルが新たに追加された。加藤氏が中国で開設している「微博」(ミニブログ=中国版ツイッター)には、約160万人のフォロワーがいる。氏は、日本のオフィシャルサイトに謝罪文を掲載したことに続き、同日夜には中国のミニブログにも謝罪の文章を投稿した。
10月31日に発売された「週刊文春」紙上に、「『中国で一番有名な日本人』加藤嘉一氏に経歴詐称疑惑」と題するスクープ記事が掲載された。記事では、3ページにわたり、加藤氏の学歴や経歴の詐称が暴露されている。加藤氏は中国で、「自分は東京大学に合格あるいは入学したが、東大を蹴って北京大学に留学した」とあちこちで語っていた。例えば、2009年、中国国内メディアの取材に対して、「東大法学部を中退して中国にやって来た」と語った。また、2010年3月にインターネット番組「両会三人行」に出演した時、「私は東大に合格した」と公言している。同番組は、今でもネット上で視聴できる。ある香港メディアは2011年5月、「加藤氏は自分で、スポーツ特待生として東大に合格したと語っていた」と報じた。
しかし、「1980年代生まれ」の日本人ノンフィクション作家・安田峰俊氏が加藤氏の母校の進路担当教員を取材したところ、これらとは異なる事実が判明した。この担当教員は、「2003年に同校から東大に入学したのは、理系の生徒2人だけだった。加藤君は当時、特進文系クラスに在籍していた。東大には合格していない」と述べた。
文春の報道によると、東大のほか、加藤氏は以下4点の経歴にまつわる偽称をしていた。
1)中国語の著書において「自分は日本政府派遣留学生である」と記述している一方、日本語の著書では、「自分の留学費用は全額中国教育部が負担した」と記していた。
(2)2011年以降、中国語・日本語いずれの著書にも、「北京大学朝鮮半島研究センター研究員」という肩書を入れていた。しかし、今年5月に深センテレビ系インターネット番組「中国時刻」は、「北京大学にはこのような名称の研究部門は存在しない」と報じた。また、北京大学朝鮮語学科も10月31日、環球時報記者に対し、「同学科の朝鮮半島研究センターが加藤氏と共同で研究を行ったことは、過去に一度もない」と実証した。
(3)中国語の著書「中国的邏輯(中国のロジック)」において、「慶応大学SFC研究所上席研究員」という肩書が掲載されているが、実際には、ただの訪問研究員だった。
(4)中国語による自伝「従伊豆到北京有多遠」 (伊豆から北京まで、どれだけ遠いか)」に、小学校3年生の時、柔道を3カ月間だけ練習して全国大会に出場、ベスト4入りを果たした」という記述がある。また、日本語の自伝では、この記述は「半年間練習して出場し、ベスト8入りした」に変えられていた。
文春の記事によると、取材中、何度も加藤氏の携帯に伝言を残し、ショートメッセージを送って事実確認を求めたが、彼からは何の返答もなかったという。
実は、加藤氏の中国での経歴偽称については、彼の故郷・静岡県ではかなり前から噂になっていた。静岡県庁地域外交課の職員は、環球時報記者に対し、「静岡県がかつて、北京で物産展を開催する準備をしていた時、加藤氏を『イメージ大使』に起用するという案が出た。しかし、すぐに、『彼の中国での評価はまちましだし、経歴を偽っているという疑いもある』と発言した人がいたため、その案はボツとなった」と語った。
加藤氏は、今年8月から、米ハーバード大学行政大学院・ケネディスクールに短期留学している。また、日本の雑誌に連載を持ち、BS朝日「いま世界は」特派員や日本経済新聞「The Nikkei Asian Review」コラムニストを担当している。 (編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月1日
http://j.people.com.cn/94475/8001308.html
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「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一氏に経歴詐称疑惑
2012.10.30 18:00
「中国で一番有名な日本人」と言われ、日中で多数の著書を刊行している国際コラムニストの加藤嘉一氏(28)が経歴を詐称していたことが分かった。
加藤氏は、高校卒業後、北京大学に留学しているが、「我考上了東京大学(私は東大に合格した)」(2010年3月、中国のインターネット番組『両会三人行』)と答えるなど、「東大に入学、もしくは合格したがそれを蹴り、北京大に留学した」との内容を複数のメディアで公言しており、また面識がある日本人記者や中国人ジャーナリストに対しても、同様の発言を繰り返していた。
週刊文春が加藤氏の母校の進路担当教諭に取材したところ、「加藤君は東大に合格していません」との回答だった。
加藤氏の経歴をめぐっては、他にも疑わしい点がある。
中国での著書では 、自身を「日本の公費派遣留学生」と記述しているが、日本での著書には「中国教育部の費用で留学した」とあり、明らかに矛盾している。
また、昨年より、日中両国の書籍で「北京大学朝鮮半島研究センター」研究員の肩書きを記載しているが、今年5月、中国の深セン(土+川)テレビ傘下のネット番組『中国時刻』が、北京大に同名の研究所は存在しないと報道した。
さらに、中国語書籍『中国的邏輯』には「慶応大学SFC研究所上席研究員」との肩書が記載されているが、実際は訪問研究員であり、「上席研究員」の職務に就いた形跡は確認できない 。
加藤氏に事実確認を求めたが、回答はなく、日本の所属事務所社長が「東大は合格していない。プロフィールにも書いてない。私たちは日本でのマネジメントであり、中国のことは知らない」と回答した。
現在、加藤氏は、「日中の架け橋になりたい」と中国の問題について積極的に発言する一方、ハーバード大学ケネディスクールにフェローとして在籍。雑誌の連載やBS朝日の番組「いま世界は」の特派員、日経新聞英字版のコラムニストを務めるなど、日本の大手メディアで活躍しており、今後の対応が注目される。
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1983
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