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4月10日、中国共産党は、3月に重慶市党委員会書記を解任された薄熙来氏を、党中央委員会および中央政治局常務委員会からも除名した。北京で2010年3月撮影(2012年 ロイター/Jason Lee/Files)
[北京 10日 ロイター] 中国共産党は、重慶市党委員会書記を解任された薄煕来氏について、党中央の職である政治局員、中央委員からも解任した。新華社が10日、報じた。
今秋の党大会での最高指導部入りが有力視された薄氏は、解任により、政治生命を事実上絶たれたことになる。ただ、党から除名されたわけではない。
新華社は、解任の理由について「薄煕来氏に深刻な規律違反があった疑いがある」と伝えている。
また「重慶市で死亡しているのが見つかった英国人ニール・ヘイウッド氏の事件について、警察は再捜査チームを編成した」と指摘。
警察が集めた証拠は、ヘイウッド氏が殺害されたことを示しており、薄煕来氏の妻、谷開来氏と薄氏宅で働いていた人物による犯行の「疑いが強い」としている。
詳細は明らかになっていないが、ヘイウッド氏と谷開来氏は「経済的利益」をめぐり対立していたという。
今年2月に重慶市の王立軍元副市長が米国総領事館に駆け込んだ事件がきっかけとなり、薄氏は失脚に追い込まれた。王副市長は、谷開来氏がヘイウッド氏の死に関与したとの疑いを抱いていたとされる。
薄氏の解任は中国指導部内の亀裂を浮き彫りにした。英ノッティンガム大学の中国専門家、スティーブ・ツァン教授は「今回の出来事は、薄氏をめぐる多くの憶測を封じ込めるため、指導部交代を前に、党内が一枚岩であることを示す必要があるとの意見で、指導部内がようやく一致したことを示唆しているようだ」と指摘した。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE83901320120410
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