http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/751.html
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政府の地震調査委員会(2013年5月)の「駿河湾から九州沖の南海トラフで発生する巨大地震に関する長期評価」でも「時間予測モデル」によると、次の南海トラフ地震は2033年頃とのことですが、それにいて空耳的にまとめてみた。
南海トラフ地震については、南海地域の地震と東海地域における地震が単独で起きる場合と連動する場合といくつかのパターンがある
それらのパターンを考慮し「室津港(高知県室戸市)の地震時の積算隆起量」から想定して
「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)概要資料 平成25年5月 地震調査研究推進本部 事務局」の「時間予測モデル」によると、次の南海トラフ地震は2033年頃と言われてます。
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/13may_nankai/nankai_gaiyou.pdf
- 前地震の規模(すべり量)と次地震までの時間間隔が比例
- 昭和の地震(1944年・1946年)の規模が小さかったため、次の地震までの間隔は短いと予測される。
- 次の地震までの間隔を88・2年と予測し、残り約20年(2033年頃)
ところで、南海トラフ地震が、南海地域の地震と東海地域における地震が単独で起きる場合と連動する場合にいくつかのパターンがあるのは、紀伊半島潮岬沖合いにある潮岬火成複合岩体(通称:石臼構造)と呼ばれる巨大な重い岩盤が関係するそうで
それが、こちら。
科学技術・学術審議会 測地学分科会 「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」平成17年度年次報告(項目別)1.(2)「地震発生に至る準備・直前過程における地殻活動」研究計画−文部科学省
東南海・南海地震セグメント境界で発見された不整形構造(海洋研究開発機構)
この地殻構造をふまえ地球内部変動研究センターの研究グループがこの地域でどのような巨大地震が発生するかをスーパーコンピュータでシミュレーションしたところ、東南海、南海地震には、地震の発生に次のような規則性があるのではとのこと。
巨大地震の連動性と発生間隔の変化のメカニズム
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_21/P253.pdf
- 繰り返し間隔が短くなる
- 南海 地震の規模が小さくなる
- 紀伊半島の東(東南海 や東海)と西(南海)の地震の間隔が長くなるという3つの特徴がある
そして繰り返し間隔が短すぎると、
- 応力 レベルが低すぎて東西の地震が互いに破壊が伝播しなくなり
- 次のサイクルではゆっくりすべりが生じ
- さらに次のサイクルでは紀伊半島の東西で地震発生間隔が極端に短くなり
- 東海〜四国が連動 する
するというもの。
東海スロースリップの原因と推定される地下構造を発見その発生メカニズムと東海地震発生との関連を探る
http://docsrv.godac.jp/MSV2_DATA/12/be73_10.pdf
実際、近年、1707年以降に起きた地震を見ると
1707年に宝永東海・南海連動地震(M8.7)
その147年後
1854年に安政東海地震(M8.4)
その90年後
1944年に 昭和東南海地震(M8.1)
→ 2年後の1946年に 昭和南海地震(M8.4)
その56年後の
2000年から東海地方で大規模スロースリップ地震
→ その6年後、2006年に紀伊半島中部から愛知県までの200kmの大規模スロースリップ地震
http://docsrv.godac.jp/MSV2_DATA/12/be73_10.pdf
http://www.hinet.bosai.go.jp/researches/tokai2006/tokai2006.pdf
と、
- 地震の繰り返し間隔が 147年後 → 90年後 と短くなっている。
- 紀伊半島の東と西の地震の間隔が 32時間後 → 2年後と長くなっている。
- さらに、地震の規模が、南海側 M8.7 → M8.5 → M8.4、東南海側M8.7 → M8.4 → M8.1と小さくなっている
妙に、コンピュータシミュレーションと一致するようです。
そして、この、繰り返し間隔が早くなる。また、地震規模が小さくなる事により、だんだん、東西に破壊が伝播しなくなり、破壊残しが生じ、その場合、破壊開始域付近だけで「ゆっくりすべり(スロースリップ)」が生じ また、破壊残しが生じた部分では、次第に地震の破壊の圧力が蓄積されていき、その結果、次の大連動に向かうと言う流れがあるとのこと。
そこで、勝手な算数をしてみたのですが、
147年後 → 90年後 → 56年後 の時間間隔の縮小尺度を計算してみたところ、 90 / 147 ≒ 56 / 90 ≒ 約0.62 でほぼ一致。
そして、この縮小尺度から計算すると次の南海トラフ地震は「時間予測モデル」とほぼ一緒の 2034年という変な偶然。
2000年 + (56年 × 0.62) = 2034年
そしてこの0.62とは、ほとんど黄金分割比の逆数でファレイ数列で「最小公倍数」がもっとも大きい、連分数ですべてが 1 の場合の黄金比 (Golden Mean) の逆数0.618...のカオスが発生する臨界状態であり、結合振動子系において最も頑健さを持っていると言われる黄金トーラスという不思議。
Farey 数列と結合振動子系と周期ゼミと黄金トーラスの関係
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1556-13.pdf
なにか、関係でもあるのでしょうか?
次の南海トラフ巨大地震は、2030年頃まとめ(東海・東南海・南海連動地震) - 気になるメモメモφ(.. )
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