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ストリップ劇場“絶滅”の危機 AV普及、摘発…衰退する業界 2013.1.5 12:15
ステージでスポットライトを浴びる踊り子(谷口雅彦さん撮影)【拡大】http://www.sankeibiz.jp/econome/photos/130105/ece1301051216000-p1.htm
. 戦後日本の代表的な性風俗産業の一つだったストリップ劇場が絶滅の危機にある。高度経済成長期は大都市や温泉街などに200館以上あったが、平成の時代に入って以降、減り続けており、今や全国に20館ほどを数えるのみに。度重なる摘発やアダルトビデオ、インターネットの普及によってその役割を終えつつあることなどが原因だが、それに拍車をかけた要因が業界内にもあるという。衰退する業界の内なる事情は−。(古野英明)
過激化するサービス
「全盛期は、連日立ち見客が出る盛況ぶりで、床がミシミシいうほどやった。今では、ほとんどの日が閑古鳥や…」
大阪のあるストリップ劇場関係者はこう嘆く。
性風俗でも日本の最先端を行く大阪には、かつては約20軒のストリップ劇場があった。それが今や「九条OS(休業中)」「東洋ショー」「晃生ショー」など指折り数えるほどに減った。
業界の事情に詳しい風俗ライターによると、衰退の大きな原因はAV(アダルトビデオ)の普及。「ストリップは“見るだけ”ですからね。今の時代、インターネット上で、過激なAVをいくらでも簡単に入手できる。同じ金を払うならもっと直接的な性サービスを受けられる店に、というのは人情でしょう」という。
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ストリップ劇場“絶滅”の危機 AV普及、摘発…衰退する業界 (
. 客を呼ぶために、劇場側が“過激なサービス”に走るようになると、警察の摘発も強化される。今年9月、大阪市内の有名劇場が個室で踊り子にわいせつ行為をさせていたとして、風営法違反(禁止区域営業)などの疑いで、経営者らが逮捕された事件は記憶に新しい。
意外にも日中関係が影響
最近の傾向として、もう一つ特殊な要素がある。日中関係の悪化である。
東京都内のある劇場の社長は「確かに、デジタル化の時代で裸の値段が安くなったのが客離れの原因になってはいるが、近年は中国人観光客が大挙して来てくれていたので、助かっていたんだよね。それが、尖閣問題などで日中関係が悪くなってからというもの、めっきり減って…」。中国人観光客は多い日で200人訪れていたが、最近は十数人に激減しているという。
「中国人観光客の減少が一過性の問題なのか、長期化もしくは、このまま戻ってこないのか…。これは死活問題だ」。社長は深刻な表情を浮かべた。
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ストリップ劇場“絶滅”の危機 AV普及、摘発…衰退する業界
. AV女優の起用も衰退理由
「確かに、警察の摘発強化、AVの普及がストリップ業界に大打撃を与えたのは事実だが、業界側にも問題があったのでは」
こう話すのは、20年にわたってストリップ業界に密着取材をしてきた写真家、谷口雅彦さん(45)。原発という重いテーマを反原発でも推進派でもないニュートラルな立場で報じてきた社会派で、ストリップという一見、軟派なテーマも硬派な視点で追っている。
その谷口さんが指摘する業界側の問題とは、「踊り子を育てず、人気AV女優や人気風俗嬢を安易にステージに乗せたこと」だという。
「ストリップというのは、古くからある『芸』なんです。ただ見せるだけではなく、セクシーで優雅な踊り、見えそうで見えない演出、SMショー、花電車…といった劇場でしか見られない芸でお客さんを魅了し、さらに客席とコミュニケーションをとる、という双方向性にあったんです」
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ストリップ劇場“絶滅”の危機 AV普及、摘発…衰退する業界
. それが、AVの普及などで業界が傾くや、あろうことか、業界はそのAV女優や他の風俗産業のスター風俗嬢を踊り子として起用し始めた。
「人気AV嬢がステージに立てば、客は手軽に集められる。でもアイドルタレントと同じで旬は短いんです。もちろん、AV出身の踊り子の中にも、ストリップに目覚め、一生懸命芸を身につけようとする踊り子もいることはいますが、大半は早々に飽きられ、姿を消していくんです」
その一方で、芸を持った踊り子がステージから遠ざけられていった。「あるお姉さんは『乗る場所(ステージ)がなくなってきた』と嘆いていました。当然、自前で芸のある踊り子を育てることもしないから人材は年々乏しくなり、ストリップという芸を愛してくれた旧来のファンも離れていく…。悪循環ですね」
谷口さんによると、この傾向は平成12年ごろから顕著になり、この頃から劇場閉館が加速していったという。
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ストリップ劇場“絶滅”の危機 AV普及、摘発…衰退する業界
. 今こそ「芸」を追求
業界が生き残るにはどうしたらいいのか。先の東京の劇場社長は言う。
「風俗に使う金は『最後の金』で、この不景気の時代には、まっ先に削られる。サラリーマンなんかに、一杯飲んだ後に、『面白いからちょっと行ってみようや』という気になってもらうには、AKB48やももいろクローバーZのような絶対的なアイドルが必要。それも、よそから引っ張ってくるのではなく、自前の“アイドル”を育てないといけないだろう」
谷口さんも、「今こそ原点に戻って、『芸』を追求するべきだ」と力説する。
「ストリップは、風俗と芸能が同居している世界。これは演技なのか?本気なのか?という思いを客に与え、思わせぶりな視線を送って陶酔させる。こうしたライブ感はデジタル映像では味わえません。ステージならではの『芸』に徹すれば、可能性が見えてくるかもしれません」
転写終了
Ψ空耳の丘Ψ61
阿修羅
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