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二週間前に、都内のあるシャンソニエで、趣味のシャンソンサークルの発表会があり、私の知り合いが出るので、少しだけ顔を出しました。そこで、あるメンバーが「哀しみのソレアード」を歌ってました。この曲にはいくつかの歌詞がありますよね。このときは由紀さおりさんが歌っている「もうすぐ終わるのね、二人の砂時計・」だったと思います。その他にも「最後の恋に生きる、白い傘を開いて」もあるし、クリスマスソングの「子供は新しい光を連れてくる」というWhen a Child is bornの題で歌われている歌詞もあります。でも、私にとっての思い出の「哀しみのソレアード」の歌詞はそのどれでもありません。それは、私が自分の10代の頃の歌声活動から遠ざかり、東京に出てきてまもなく出会った一枚のLPの中のものでした。その頃は歌声をかなり避けていた時期でしたが、ふと、ある夏休みに歌声活動をしていた頃からその存在を知っていた、大久保の音楽センターをのぞいてみました。そして、そこでそのLPを買いました。その中のソレアードの歌詞は、これです。芳賀詔八郎作詞(音楽センター制作:アルバム「青春のバラッド」所収)
1.さよならの そのことば 人の世に つきまとう あなたとの 別れのあと 思い出す あの頃を
2.うなづく 君の瞳 うららかな 昼さがり まどろみの 夢のかなた
季節は 過ぎてゆく
3.そぼ降る 雨の中 幾度も 思いつめた 悲しみを 胸に秘め
さすらいの 旅立ちを
4.青春の 思い出に 別れを告げる今 ただ雨に 打たれながら
振り向く ふたりの日々
5.さよなら 優しい人 さよなら 二人の影 今ぼくは 振り捨てて
旅立つ 夜明けの街
この歌のメロディーはこの歌詞とともに、今まで折にふれ忘れることなく、二十代から、ふと思い出し口ずさんできました。ソレアードは陽だまりという意味だそうですね。この曲は14世紀に作られたバロックより以前の曲だそうで時代を超越した名曲ですね。
最初にこの歌詞で聴いた頃はその少し前にのめり込んで取り組んだ歌声活動に疑問を持ち、そのしがらみから離れ、都会で新たな生き場所を求めていた、人生の若い頃の陽だまりにいる自分だったようです。
そして、その頃の歌声活動・運動への疑問は今までずっと長い間自分の中でくすぶり続けていました。それが0代の私のある意味青春をかけた活動だったからです。
長い疑問の時期をくぐり抜け、やっと、最近、この疑問に一つの答えが
見つかりました。それは、歌声ってみんなが一緒に集い、そのみんなが心を通わせようとして、一緒に歌うそんな喜びを作り出す時間空間で、それがとっても素晴らしいことだということです。なぜ、昔、歌声に疑問をもったかは触れませんが、だから、私の疑問とその解決も何か意味がわからないでしょうが。それは、端的にいうと、歌とその社会性のとの関係の問題です。
そんなことはさておき、哀しみのソレアードは良い曲ですね。
吉元先生の歌声の集いでも、先生の伴奏で、皆で味わいながら歌いたいですね。
では、また。
http://www3.ezbbs.net/cgi/reply?id=kyoshimoto&dd=12&re=3503
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