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北無人機対策でイラだつ朴大統領 「安保不安」で自身の政治生命の危機も
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140408/frn1404081535004-n1.htm
2014.04.08 夕刊フジ
ソウル北方の坡州で3月24日に墜落しているのが発見された無人機(韓国国防省提供写真・共同)
北朝鮮製とみられる無人機が韓国国内で相次ぎ発見されている問題で、朴槿恵(パク・クネ)大統領がいらだちを強めている。無人機3機はいずれも軍ではなく、民間人が発見したもので、韓国メディアからは「危機不感症」(東亜日報)とののしられる始末だ。朴氏は7日、大慌てで国防担当者を叱責したが、韓国軍が打ち出している対策はいずれも決め手に欠け、朴氏は“丸裸”の状態だ。
朴大統領を標的としたテロ懸念が高まっている(共同)
「この間、わが軍がまったく把握できなかったことは、防空態勢などに問題があったと考える」
朴氏は7日の首席秘書官会議でこう述べ、早急な対策を指示した。
韓国メディアによると、韓国軍が現在保有する低高度探知レーダーでは無人機を識別できず、「鳥の群れとして表示される」(韓国軍関係者)。12キログラム以下の無人機は政府への届け出が不要で、北朝鮮は防空態勢の盲点を突いたといえる。
無人機が爆弾や生物・化学兵器を搭載すれば、大統領府(青瓦台)、軍施設、原発へのテロも可能。韓国政府は「北朝鮮は2000年代後半から小型無人機を開発してきたと把握している」(韓国政府筋)にもかかわらず、対策が取られていなかったことも、朴氏の怒りに油を注いだ。
韓国軍は7日朝、全国の部隊の指揮官を集めた会議で警戒強化を指示。全国の部隊を動員し、山中などで墜落した無人機がないか大規模な捜索を行う。小型無人機を探知できる海外のレーダーの導入を進めるほか、12キログラム以下の無人機届け出も義務づける。
だが、248キロメートルに及ぶ非武装地帯をカバーする精密レーダーを導入するためには「巨額の予算が必要」(朝鮮日報)。防空態勢が整うまでに北朝鮮が無人機テロを仕掛ければなすすべがなく、東亜日報は「小型無人機への対応に現実的な限界がある」と批判した。
韓国の調査機関が4日実施した世論調査では「安保に不安を感じる」と回答した韓国人は54%に達しており、朴氏の指導者としての資質も問われている。無人機テロの恐怖により、朴氏は自身の生命の危機だけではなく、政治生命の危機も招きかねない事態に陥っている。
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