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記事入力 : 2014/04/05 11:37
金正恩氏が異例の航空機搭乗、新世代のイメージ誇示か
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が航空機のタラップを降りる様子を初めて公開し、その背景について関心が集まっている。かつて金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記は安全上の理由から飛行機に乗ることはほぼなかったが、金正恩氏は果敢にもかなり老朽化した航空機に搭乗した。金正恩氏が搭乗したのは1993年に製造中止となったソ連製のIL−62で、中国では昨年、安全上の理由から運航許可が下りなかった高麗航空の古い旅客機だ。
金正恩氏が今回、ある意味冒険ともいえる行動を取った理由は、時間の節約という側面ももちろんあるが、祖父や父とは異なり、自らは「国際的な感覚を持つ新世代の指導者」というイメージを誇示するためと考えられる。金正恩氏の時代には航空機も利用するという点を強調することで、北朝鮮の住民たちに経済発展への期待感を持たせるというわけだ。
また韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の海外歴訪に対するコンプレックスが作用したとの見方もある。朴大統領は就任からわずか1年の間に中国の周近平・国家主席と4回も会談を行うなど、活発な首脳外交を展開しているが、権力を握ってすでに3年が経つ金正恩氏は、まだ1回も海外に行っていない。この劣等感が今回の航空機利用に作用したのではないかということだ。また金正恩氏が今後中国を訪問するようになれば、旅客機を利用することもあり得るとのメッセージとも考えられる。かつて金正日総書記は中国を訪問する際、安全上の理由から列車ばかり利用していたため、中国側からは「煩わしい」といった不満の声も出ていたという。
キム・ミョンソン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/05/2014040500848.html
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