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北朝鮮の映画撮影に密着 公開へ[NHK]
3月7日 21時26分
北朝鮮で国民の思想統制の重要な手段となっている映画の撮影現場などに密着したドキュメンタリー映画が、8日から日本で公開されることになり、突然の停電や世代で異なる植民地時代の捉え方など、珍しい映像が記録されていることから、北朝鮮情勢に詳しい専門家は、「海外のメディアにそのままさらすということは、ある種の透明度が増しているように見える」と話しています。
この映画は、イギリスのジェイムス・ロン監督らが、俳優を目指すピョンヤンの大学生の日常や、北朝鮮の映画の撮影風景を2009年から2年間、記録した「シネマパラダイス ピョンヤン」で、海外の映画監督としては初めて撮影が許されました。
ロン監督によりますと、撮影には、北朝鮮当局者の同行と映像の検閲が条件とされ、このうち、停電のシーンを捉えた映像は、当局から削除を求められたものの、「ほかの国にもあることだ」と説得して残すことができたということです。
また北朝鮮では、映画は国民の思想統制の重要な手段ですが、北朝鮮の映画監督が、日本の植民地時代をテーマにした映画を撮る際、20歳前後の兵士のエキストラに祖国を奪われた怒りを、泣いて表現しろと指導するものの、若い兵士たちが笑ってうまく撮影できない様子が捉えられていて、世代による歴史の捉え方の違いなどもかいま見えます。
北朝鮮情勢に詳しい静岡県立大学の伊豆見元教授は「従来、北朝鮮が隠してきたものなどを海外のメディアにそのままさらすということは、昔と比べれば、ある種の透明度が増しているようにも思える。異常な国家としてのイメージが肥大化しているので、むしろ外に対してそうでない部分を強調して訴えたいという意図があるんだと思う」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140307/k10015808951000.html
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