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ナンバー2また切り捨て重鎮一掃 止まらない金正恩の“暴走”
http://gendai.net/articles/view/news/148434
2014年3月4日 日刊ゲンダイ
北朝鮮ナンバー2が、また失脚したようだ。昨年末の張成沢・元国防副委員長の処刑後、序列2位に浮上したとみられた崔竜海・朝鮮人民軍総政治局長が監禁されたというのだ。
「第1報は2月28日に韓国の『自由北韓放送』が伝えました。平壌在住の消息筋の情報とし、『先月21日、軍防衛司令部の三十数人が、在宅中の崔氏を逮捕。現在は司令部内に監禁して尋問中』と詳細に報じたものです。崔氏は最近、金正恩第1書記に随行する頻度が極端に減り、2月16日以降は公の場に姿を現していません。失脚した可能性はかなり高いと思います」(コリアレポート編集長・辺真一氏)
崔は張派処刑の首謀者とされ、総政治局長は軍トップに相当するポストだ。元ナンバー2の処刑から、わずか2カ月余り。いくら常識の通じない国とはいえ、新たなナンバー2が再び「粛清」とは尋常ではない。何が起きているのか。
■軍部の傀儡になるしかない
「朝鮮労働党内の張派残党による“裏切り者”への報復だろう」とは、元韓国国防省分析官で、拓大国際開発研究所の高永阜、究員の分析だ。
「崔氏は本来、張氏と同じ党人派に属する人物です。張氏の改革開放路線にも同調していたが、軍のトップにおさまると豹変。軍の威力をバックに張氏を追い落としたわけです。しかし、張派残党にとって崔氏はかって知ったる仲で、過去の不正をいくつも握っている。その一部を金正恩周辺に暴露し、巻き返しを図ったのだと思う。幹部同士が報復を繰り返す『粛清の連鎖』の始まりです」(高氏)
前出の辺氏は「崔氏の失脚で軍部の遠大な謀略が完成した」と見立てる。こう続けた。
「そもそも軍歴のない党人の崔氏が軍のトップを任されたのが異例で、裏で糸を引いた軍部の意図を感じます。ズバリ、党の実力者同士が内紛を起こすように仕向けたのではないか。狙い通りに崔氏と張氏は権力闘争を演じ、崔氏が張氏を処刑した。すると、軍部は“お役御免”とばかりに崔氏を切り捨てたようにも見えます。とにかく、張氏と崔氏の失脚で、軍部にニラミの利く党の重鎮は一掃された。金正恩は、暴走する軍部の傀儡(かいらい)になるしか道はなさそうです」
この1週間で北は日本海に向け計6発のミサイルをブッ放し、大型ミサイルの発射台工事も完了間近と伝えられる。もう金正恩の暴走は止まらないのか。
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