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【視線】韓国外交の“反日行事化” 政府、メディアが反日記念日の定着に躍起
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140303/frn1403031644005-n1.htm
2014.03.03 夕刊フジ
「竹島の日」の2月22日に続き、「3・1節」(1919年に朝鮮半島で起きた日本からの独立運動の記念日)の1日、韓国では政府主催の記念行事や、ソウルの在韓日本大使館前でのデモなどがあり、“反日行事”が2週続いた。
「次の反日活動は4月下旬の靖国神社春季例大祭と同時期のオバマ米大統領の訪韓あたりか。朴槿恵(パク・クネ)大統領は今月24、25日のオランダ・ハーグでの核安全保障サミットに出席し、その足でドイツを訪問するというし」。手帳のカレンダーを目にしつつ思った。日韓の歴史をめぐり韓国で日本非難が起き、韓国メディアの連日の反日報道に触れるたびに、一瞬構えたり緊張するよりも、最近は「ああ、またか」「やれやれ」と感じる。マヒではないと思うのだが、この皮膚感覚について考えてみた。
韓国の朴大統領は、昨年5月に米国を訪問。以後、中国、欧州をはじめとした日本以外の世界各国を訪れ、各国首脳を韓国に迎えた。大統領として初の訪問先の米国では、議会で演説し、歴史認識にからみ名指しは避けつつも日本を批判した。以来、海外に行くごとに、訪問国のメディアなどに「過去を反省しない日本」を非難。外国から首脳が韓国に来るたびに“よからぬ日本”について口にした。
一連の朴大統領による外に向けての対日批判発言を、野田佳彦前首相は日本の全国紙の紙上で「女学生のような言いつけ」と表現したが、韓国の政府やメディアはこれに敏感に反応、野田発言に猛反発した。
今年1月に起きた韓国での“野田バッシング”について「またか」と思いながら原稿を書いた。野田氏が表現した「女学生のよう」かどうかはともかく、言いたいことがあるなら日本に来て直接、抗議すればいいのに、それもせず。第三者に日本批判をふれて回っているわけだから、「言いつけ」は決してはずれた表現ではない。
問題は、この朴大統領による内外での日本批判が、大統領の海外首脳との会談や外国訪問の際に、いつの間にかセット(おそろい)になっていることだ。「慣例化している」といってもいい。その頻度に加え、大統領の日本非難発言をさまざまな論評(主観)を付けて伝える韓国メディアの報道が、韓国の反日を増幅させている。
手帳をめくっては「3・1節」や「光復節(8月15日、韓国では日本からの解放記念日)」などと、次の「反日日程は」と日韓の歴史にからむ日をチェックするのが職業上、筆者の習慣である。ただ、今や、朴大統領や尹炳世(ユン・ビョンセ)外相がいつ、どの国を訪問するのか、どの国の誰がソウルに来るのかの確認作業が、韓国の「反日」について原稿を書く際の必須事項になっている。
それほどまでに、朴大統領の海外首脳との会談と対日批判は一式セットになり、慣例化している。言い換えれば、最近の韓国の外交は、相手が日本以外であれ“反日行事化”しているわけだ。
ソウルの在韓国日本大使館の門の前では、毎週水曜日に「慰安婦の像」を囲んで、元慰安婦の女性や市民団体が反日デモを行っている。こうした定例の反日行動に加え、日本非難を伴う大統領の外遊が、反日の年中行事になりつつある。
女性家族省は今年の業務推進計画に「慰安婦の記念日」の制定推進を盛り込み、すでに朴大統領に報告している。韓国内だけでなく慰安婦問題での韓国の主張を全世界に広めるという。実現はともかく、韓国の女性家族省やメディアは新たな“反日記念日”の定着に本気なのだ。
韓国政府の行事やら日程などを記した愛用の手帳には、今後も当分の間、韓国の「反日スケジュール」を書き加えねばならないようだ。(ソウル支局編集委員・名村隆寛)
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