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(回答先: ロシア帰化アン選手が金 派閥問題などで韓国連盟調査へ:国籍取得時点では騒がずメダル獲得で大統領までが騒ぐ姿はみっともない 投稿者 あっしら 日時 2014 年 2 月 17 日 18:17:50)
「最高の復讐」 ビクトール・アンの活躍に溜飲下げる韓国社会
ソチ五輪のショートトラック男子1000メートルで、国籍を変更してロシア代表として出場した元韓国代表のビクトール・アン(28)=韓国名・安賢洙(アン・ヒョンス)=が金メダルを獲得したことが韓国で思わぬ波紋を呼んでいる。
安賢洙の金メダル獲得が決まった15日午後9時50分ごろ、大手検索サイト「ネイバー」の検索語ランキングのトップは「安賢洙」ではなく「スケート連盟」だった。
大韓スケート競技連盟のウェブサイトは、殺到する抗議でダウン状態に。インターネット上では、安賢洙の金メダル獲得を祝福しながらも、スケート連盟を批判する書き込みが相次いだ。スケート界の派閥争いや対立が原因で、安賢洙がロシア国籍取得という道を選んだことがあらためて話題となり、韓国代表選手を破って金メダルを獲得した安賢洙には、「裏切り者」という非難ではなく、声援と歓呼が集まった。
安賢洙のミニブログには16日だけで約4万件のアクセスがあった。そこには「韓国という国を忘れ、ロシアでさらに頑張ることを祈っている」「スケート連盟がじだんだを踏んで悔やむほどの最高の復讐(ふくしゅう)だった」などという書き込みが続いた。
専門家は今回の「安賢洙現象」について、韓国社会を「不公正な社会や対立が原因で夢を実現できない社会」と捉える人々が多いことを示していると指摘し「国民が普段から感じている不満が安賢洙を通じて噴出し、安賢洙が不満を代わりに解消してくれたことに満足を感じているようだ」と分析した。
ポータルサイトやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には「成功するためには国籍変更しなければならない」という発言まで飛び出した。
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が最近、「安賢洙選手がロシア国籍で五輪に出場したことが韓国の持つ不条理さのせいではないかどうか考えるべきだ」と発言したことについて、あるツイッターユーザーは「大統領は安賢洙がロシアに行ったことが間違っていると怒るのではなく、人々が安賢洙のストーリーに留飲を下げていることを心配すべきではないか」と指摘した。
このほか「才能ある人間は、祖国を嫌ってではなく、組織に耐えられずに離れざるを得ないのが現実だ」「(まだごく少数ではあるが、能力さえあれば)個人が国を選べる時代になったのかもしれない」「安賢洙の業績は、彼が韓国の国民に強い刺激とインスピレーションを与えている点だ」といった書き込みが相次いだ。
さらには「安賢洙だけでなく、才能ある人材はかなり前から大韓民国を離れていた」として、韓国を「輸出大国」と皮肉る書き込みも。別のツイッターのユーザーは「数千人に達する科学者が韓国の劣悪な環境と社会の不条理のせいで米国に滞在しており、米国のために心身を酷使しているのが現実だ」と書いた。
成均館大のキム・ソクホ教授(社会学)は「大衆は安賢洙が巨大な権力に対抗して勝利したと考えている。平凡な人間は自分たちが抵抗できなかった壁を安賢洙が打ち崩してくれたと受け止めている」と指摘した。
ソウル大の郭錦珠(クァク・クムジュ)教授(心理学)は「不公正な韓国社会に対する被害意識の一断面だ。自分が経験したシステムの不合理を安賢洙とスケート連盟の対立に当てはめ、韓国代表チームよりも安賢洙に熱狂する怪現象が起きた」と話した。
一方で、グローバル化の時代には国籍を変更する選手が少なくなく、過剰反応だという指摘もある。過去には2002年ソルトレーク五輪のショートトラック女子3000メートルリレーで金メダルを獲得した崔敏敬(チェ・ミンギョン)が06年トリノ五輪にはフランス選手として出場している。在日韓国人の元柔道選手、秋山成勲=韓国名・秋成勲(チュ・ソンフン)=は、韓国代表選抜戦で脱落し、日本国籍を取得。02年の釜山アジア大会で金メダルを獲得した。タジキスタン出身のサッカー選手でゴールキーパーの申宜孫(シン・ウィソン、旧名・サリチェフ)、カナダ出身のアイスホッケー選手、ブライアン・ヤング、マイケル・スウィフト(いずれもハイワン所属)など韓国国籍を取得した外国選手もいる。
イ・ジョンウォン記者 , キム・ミンジョン記者 , キム・スンジェ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/17/2014021701653.html
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