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南北の安全保障関連費、統一実現なら年間2兆円減[朝鮮日報]
南北が軍事的に対立する状況が解消され、平和的統一に向かう場合、韓半島(朝鮮半島)の安全保障に掛かる費用は南北合わせて年間20兆ウォン(現在のレートで約1兆9700億円、以下同じ)以上減るという分析結果が出た。統一に伴うこうした安全保障面での費用削減効果は、南北のみならず中国・日本など周辺諸国でも同様で、年間数十兆ウォン(10兆ウォン=約9850億円)規模に達すると分析されている。韓半島(朝鮮半島)統一は北東アジアの安全保障状況を安定化させ、周辺諸国全てにとって利益になるウィン−ウィンの効果をもたらすというわけだ。
本紙が韓国安保統一研究院に依頼して、韓半島統一に伴う安全保障面での費用削減効果を分析した結果、南北の国防費(2013年基準で韓国が約34兆ウォン=約3兆3500億円、北朝鮮が約10兆ウォン)は、現在の合計約44兆ウォン(約4兆3300億円)から統一後は合計約29兆ウォン(約2兆8600億円)へと、15兆ウォン(約1兆4800億円)程度減ると予測された。
軍の兵力も、183万人(昨年基準、韓国63万9000人、北朝鮮119万人)から、統一後は最少で35万人、最大でも50万人の水準まで大幅に削減されると分析された。軍の兵力が、現在に比べ19−27%の規模にまで大幅に縮小されるというわけだ。
また同研究院は、南北の国防費増加率も、現在の年間8%前後から、統一後は3ポイント程度減って5%の水準になり、毎年1兆3000億ウォン(約1300億円)以上の国防費削減効果が追加で発生すると説明した。さらに、南北の軍事的対立に伴う経済的・社会的費用も、年間5兆ウォン(約4900億円)程度減らせるとの見込みが示された。統一により、韓半島の安全保障に関する費用は、全体で年間21兆3000億ウォン(約2兆1000億円)程度減ることになるのだ。
峨山政策研究院は、南北統一の過程で韓米中日ロの間に多国間安全保障チャンネルが形成される場合、韓国(在韓米軍含む)・中国・日本の国防費は年間660億ドル(約6兆8800億円)程度減るという分析を示した。同研究院の見通しでは、米中間の軍備競争が緩和され、中日間の対立要素も減ることで、北東アジアの緊張は大きく緩むという。
ペ・ソンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/31/2014013100050.html
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