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タイ総選挙、延期せず デモ隊の妨害必至:選挙の結果はどうであれ、軍・警察・行政(権力機構)の支持がない政権は風前の灯火
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/696.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 1 月 29 日 04:04:53: Mo7ApAlflbQ6s
 


タイ総選挙、延期せず デモ隊の妨害必至
首相、選管と協議
2014/1/28 23:33

 【バンコク=高橋徹】大規模な反政府デモが続くタイの政府と選挙管理委員会は28日、2月2日の次期総選挙(下院選、定数500)の延期の是非を協議し、予定通りに実施すると決めた。各地で中止に追い込まれた26日の不在者投票に続き、選挙阻止を狙うデモ隊の妨害は確実で、投票を行えない地域は4〜6カ月後に再選挙を実施する見通し。この間は国会招集と新首相の選出はできず、政治空白は長期化が避けられなくなった。

「政府と選管の意見が一致しなかったため、プミポン国王の勅令に従って選挙は予定通りに行わなければならない」。28日の協議後、ソムチャイ選管委員と共同記者会見に臨んだポンテープ副首相は、選挙実施の理由を説明した。
 今回の選挙を巡っては「平和裏には行えない」と危惧する選管が政府に再三延期を勧告し、政府はこれを拒否してきた。選管の申し立てを受けたタイ憲法裁判所が24日に「延期は可能」とし、新たな日程は政府と選管が協議して決めるべきだとの判断を示していた。

 この日の協議にはインラック首相も出席。選管は3〜4カ月の延期が問題解決に役立つと主張したが、政府側は「延期すれば問題がもっと増える」と反論。合意には至らず、憲法裁が示した延期要件を満たせなかった。
 解散前の下院の3分の1の議席を占めた最大野党・民主党はすでに選挙をボイコット。首相が所属するタクシン元首相派の与党・タイ貢献党の圧勝は確実だ。首相は民意の支持を後ろ盾に、政権維持を目指す構えだ。

 ただ選挙を強行しても、膠着状態にある政情混乱の打開は見通せない。

 デモ隊の妨害によって28選挙区に立候補者がおらず、選挙後30日以内と規定される国会招集に必要な475人の選出は不可能な情勢。26日に行った期日前の不在者投票も375選挙区のうち2割強の83選挙区が中止に追い込まれた。

 デモ隊を率いるステープ元副首相は28日夜の演説で「来月2日の選挙は実施させない」と宣言。支持者を動員し、投票所を包囲するなどの激しい妨害行為が予想される。

 政府と選管は、投票が不成立に終わった選挙区で4〜6カ月後に再選挙を実施し、国会招集要件を満たす人数の議員選出を目指すとしている。この間、インラック政権は選挙管理内閣として存続する見込み。ただ、あくまで首相退陣を求めるデモ隊が抗議活動を続ける公算は大きく、再選挙が可能かは不透明だ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM28053_Y4A120C1FF1000/?dg=1

 

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コメント
 
01. 2014年1月29日 12:07:13 : 8rNCXQYiW2

 民衆の支持こそ正義だ。行政・マスゴミ(権力機構)に負けるな。

 これは、ウクライナでも日本でも同じだ。

 民衆を制圧する権力機構の奥には国際金融という影の支配者が鎮座している。

 タイについては、バカマスゴミが野党を正当化するデマを流すだろう。
 
 


02. バンコクの寅さん 2014年1月29日 21:06:51 : L2Lg3x7y.vC9M : sNrxVjAnlU
情報リソース: Al Jazeera
タイのビックブラザーに対する抗議
デモの根本的な原因はシナワトラ政権による縁故主義、汚職そして過失
最終更新: 2013年12月3日、07.29時
タイでの反政府デモの引き金は、多くの外国人ジャーナリストが記載したように「階級の違い」ではない。実際、政府による先例のない汚職、議会にいる選挙を勝ち取った独裁者、グッドガバナンスと法の支配に基づいて国をリードするインラック首相の専門知識と能力への疑問などに対する不満感がデモの引き金である。
2001年、多くの中間階級のタイ人は、タクシン・シナワトラがタイの発展に貢献するために政治界に入ったことを信じ、彼に投票した。しかし、かえって彼は国権力を自己ビジネスの利益のために使っていた。タクシンの時代は最も先例のない縁故主義と腐敗の時代であると言えるであろう。現在、自己亡命した元首相は、タイの裁判所で係争中となっている多くの汚職並びに政治的過誤から意図的に逃亡しているのである。
全てのケースは特別対策本部と国家反汚職行為委員会事務局によって調査された。又、全ての法的根拠並びに法的手段は特別な法律ではなく、タイの刑法に基づくものである。
タクシンの妹であり、全く政治的な背景を持っていないインラック・シナワトラは彼のプロキシであることは誰もが知っている事実である。多くのプアタイ党(タイ貢献党)メンバー並びに閣僚は、海外を訪問し、「ビックボース」の象徴であるタクシンへの敬意を払い、指示を受けているという事実を考えると、議会の多数党であるプアタイ党は未だに完全にタクシンの支配に置かれている。インラック自身は党内においてリード的な地位はない。彼女は党のリーダーでも、重役の委員でもない。
政府の過失
現在、政府による縁故主義はタイの社会で広まり、そしてゆっくりと公的機関並びに法執行機関に忍び込んでいる。この政府は約束したマニフェストに反した「本音」を見せた事実は人々の集会を呼び起こしたのである。
更に、平和的なデモの引き金はインラック政権の荒々しい汚職である。例えば、タクシンが自分の政策であることを明確にかつ明らかに主張した米担保融資制度は、国に対し130億ドルの損失をもたらすばかりではなく、タイの米輸出市場における競争力を失わせたのである。この政策は政府との繋がりを持っている人々が横領するためのループホールを多く作り出した。
この政府はまた巨大プロジェクト用の700億ドルを獲得するために法案を提出し、予算上に抜け道を作り出そうとした。法案内容もわずか4ページしかなく、詳細を欠けている上に国に50年ローンをもたらそうとした。
最後のワラ
デモ参加者を終結させる主な理由は、政府がタクシン氏の全ての汚職罪を赦免するために、恩赦法案を提出したことによって法律の抜け道を作り出したことである。更に、下院の否決により返付された恩赦法は、タクシン氏が首相を務めた時期に関与した政府命令によるタイ深南部の越法殺害並びに人権侵害、麻薬取締における刑事犯罪などに関する調査を禁止するものである。
この法案の目的は、また、タクシン氏が所得を意図的に隠し、家族が経営していた通信会社であるShin Corp.の株の名義書換により2010年最高裁判所の判決で押収された約15億ドルをタクシン氏に弁償することでもある。裁判所はまた、ミャンマー等他国へのローン政策を含め、タクシン政府が実施した政策は自分の家族の会社を豊にしたことが分かった。
更に、デモ参加者にとって政府のポピュリズム政策は非常に耐えがたいものである。例えば、追加の米担保融資制度、初めての自動車の減税措置、農民のためのクレジットカード、リボルビング・クレジット、村落のための無料電気・水道などである。これらの政策は票を集めるために打ち出されたものである、一方、国の更なる深い借金をもたらした。
担当政治家は、これらの政策の導入は国家財政にダメージをもたらしただけではなく、人々の間に「乞食の文化」を吹き込んでいることを意識していない。これらの政策は経済原則に反しているだけではなく、普遍的な民主主義的価値観の中核を揺さぶるものでもあった。ポピュリズム政策は票を買うことができるかもしれないが、自己改善のための決断力、勤勉な働きの価値及び道徳を奪ってしまったものである。最終的に、この政府はタイ人が親愛した「真の民主的価値」を破壊してしまった。我々は、透明で、責任のある政府並びに法の支配を尊重する政治家を評価する。しかし、政府は、自分たちが民主主義の過程において選挙で選ばれた合法的政府であることを主張し続けているが、最後の選挙が不正行為に満ちていたことを言い忘れた。
インラック首相、内閣、プアタイ党出身の議員は国会システムを無視し続けていることで、抑制と均衡ステムが機能しなくなる。文責運動は冗談として処理される。首相は野党からの質問に答えず、めったに国会討論に出席しない。何人かのプアタイ党出身の議員が、憲法裁判所による上院議員構成に関する憲法改正についての判決に反対し、告訴したことで法の支配の原理、抑制と均衡そして三権分立は更に壊れていった。裁判所は、政府が改正したい章は憲法に違反する上に手順も不適切であると判決した。
更に、何人かのプアタイ党出身の議員はプロキシによる投票で不正行為を犯した。問題は、我々タイ人は、政府に対して信頼したのにもかかわらず、彼らは国家のためではなく自己利益のために行政権力そして立法権力を乱用した。
タイ人は、腐敗し、違法行為を行う政府に対して抗議する権利がある。彼らは我々が愛した国家に十分なダメージを与えた。我々は彼らに更なるダメージを引き起こすための時間を許すことができない。
Kasit Piromya氏は元タイ外務大臣である。現在はタイの国会議員である。
この記事に示されている意見、見解は著者自身のものであり、Al Jazeeraの編集方針ではない。

情報リソース: Al Jazeera


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