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「親中反日」の朴槿恵大統領に呼応するかのように韓国メディアでは反米論が激化している(AP)
韓国メディア、反米論が過熱 日韓歴史認識問題で「米は記憶喪失患者」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140118/frn1401181450005-n1.htm
2014.01.18 夕刊フジ
韓国で、反米機運が高まっている。ゲーツ元米国防長官が回顧録で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を「少し頭がおかしい(a little crazy)」と罵倒したことや、日韓の歴史認識問題で米国が冷静に振る舞っていることに我慢ならないようだ。自国の立場を忘れた韓国メディアの突出した反米論を見ると、ゲーツ氏の感想にも一理ありそうだ。
ゲーツ氏は、共和党のブッシュ政権と、民主党のオバマ政権で国防長官を務めた異色の経歴の持ち主で、回顧録『デューティ(任務)』は14日に発売され、瞬く間に全米ベストセラー1位となった。痛烈なオバマ大統領批判が米国では話題だが、実は、最も激しく非難されたのが盧氏だ。
ゲーツ氏は、盧氏が2007年11月の会談で「アジアで最大の安保上の脅威は米国と日本だ」と語ったと暴露したうえで、こう断じた。
「私は彼が反米的でちょっと頭がおかしいという結論を下した」
自国の元大統領がこき下ろされて、韓国メディアは大騒ぎになった。現職時代の盧氏に批判的だった保守系韓国紙『朝鮮日報』でさえ、「同盟国の大統領をひどい言葉で非難するとは苦々しい」と抗議した。
韓国メディアは、安倍晋三首相が昨年末に断行した靖国神社参拝に関しても、同盟国・米国に“口撃”のトーンを強めている。
米政府は参拝直後こそ「失望した」とコメントしたが、その後は同盟国らしく対日批判を封印した。韓国メディアとしては、これが気に入らないようだ。
『朝鮮日報』は9日付社説で「日本による侵略戦争の否定まで黙認するとなれば、これは米国の価値観にもそぐわないはずだ」と説教調で米国の心変わりを非難したほか、『中央日報』も13日、「日本の蛮行には記憶喪失患者に急変する米国政府」とさげすみの言葉をぶつけた。
安倍首相は侵略戦争を否定しているわけではなく、米政府も侵略戦争否定を黙認しているわけではない。それでも自分のトンデモ解釈を絶対視し、居丈高に反米論を加熱させるのはなぜか。
筑波大学大学院の古田博司教授(朝鮮史)は「彼らは自分を客観視できず、自己中心的な解釈しかできない。だから、自分と少しでも違う意見を聞くと、『ケシカラン!』という話になってしまう」と解説する。
こうした米国とのすれ違いのなか、朴槿恵(パク・クネ)政権はさらに、習近平国家主席率いる中国への接近を進めている。
安倍首相の靖国参拝に対しては、中国政府と歩調を合わせるようにして激しい批判を展開。中韓両政府は、日本の初代内閣総理大臣で、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根(アン・ジュングン)の銅像を、暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に建てる計画を、着々と進めている。
日米韓の連携から外れ、中国にすり寄る動きに、バイデン米副大統領は昨年12月に訪韓した際、「米国は引き続き、韓国に賭ける。(韓国が)米国の反対側(=中国)に賭けるのは良い賭けではない」と牽制した。
だが、こうした助言を聞き入れるどころか、韓国メディアは米国批判に力を込めている。
前出の古田教授は「韓国は、米国に代表される『自由』『民主主義』『法の支配』といった近代西欧の価値観が肌に合わない。自分たちには(共産党1党独裁の)中国の方が合っているため、対中接近が止まらないのだろう。ただ、自己中心的な韓国はいずれ中国と大ゲンカする。やりたいように接近させればいい」と突き放す。
米韓同盟にほころびが生じれば、一番困るのは北朝鮮の軍事的脅威に直面する韓国自身だ。それでも朴政権は親中に突き進む。狂信的な反日政策に目を奪われがちだが、朴外交はあらゆる部分がおかしくなっている。
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