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韓国の朴大統領(左)は、中国の習近平国家主席に、日本の悪口を言いまくった(共同)
【新・悪韓論】日本の対韓評価 嘘つき国家、嘘つき国民は1000年たっても変わらない
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131226/frn1312260723000-n1.htm
2013.12.26 夕刊フジ
この1年で、日本の何が最も大きく変わっただろうか−。人によってさまざまな見方があるのは当然だが、私は「対韓認識・対韓世論」を挙げたい。なぜなら、これは日本国内の「理念戦争」(国民×市民)の帰趨(きすう)に直結することだからだ。
2012年8月、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領による「竹島不法上陸」と、それに続く「天皇陛下への謝罪要求」で、日本の「対韓認識・対韓世論」は大きく変わった。そして、13年2月に就任した朴槿恵(パク・クネ)大統領の「反日全開」スタイルは、その「方向」を定着させた。
もちろん、韓国には韓国なりの言い分があろう。例えば「安倍晋三政権が次から次に挑発したからだ」といった主張だ。
これは話すほどに水掛け論になっていく。しかし、日本側から見れば明らかなことがある。
韓国が語る対日非難は、「検証できる史料」に基づいていないことだ。
無理もない。李承晩(イ・スンマン)初代大統領が政権を握ってから65年の長きにわたり、韓国は「反日教育」一筋できたのだから。
65年前に小学校に入った人は、いま72歳。韓国の72歳以下の人口比率は9割をゆうに超すだろう。残り1割弱の高齢者は何の社会的発言力もない。
「日本統治時代は良かった」と言ったら殴り殺され、犯人が英雄視されるのだ。61歳の朴氏も、そうした反日教育の中で育った典型的な韓国人の代表だ。
父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領は職業軍人であり、大統領になってからも北朝鮮による大統領府襲撃事件があったり、国内政局の極限対立が続いた。父が娘に「わが思想−その背景」といった話を聞かせるような時間などなかったのだろう。
正煕氏は「わが民族は退嬰(たいえい=新しい物事を積極的に受け入れていくような意気込みがないこと)と粗雑と沈滞の連鎖史であった」と述べている(日本では『朴正煕全集』)。
が、娘が語るのは「栄光ある歴史、それを破壊した日帝」ばかりだ。槿恵氏は父親の著作も読んでいないのだろう。
「慰安婦のおばあさんたちは、花のような青春を踏みにじられ…」
朴氏が語るところは、劇画的ファンタジーに彩(いろど)られた反日歴史教育の枠を抜け出せない。「もしかしたら、あちらの言い分が…」と考えることもできない「反知性の檻(おり)」の中にいるのだ。いや、韓国人のほとんどが。
朴氏は「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」と、世界の対隣国関係史に残るような「1000年恨み節」で対日デビューを飾った。
その後は、米国、中国、G20、英国・欧州と、外国を訪問するたびに、まさに国技たる「告げ口外交」に終始したが、中国以外では不評だった。
朴韓国にとって、13年の対日決算は全面安だ。「嘘つき国家・嘘つき国民」という日本の対韓評価は、これから「1000年」たっても変わらないかもしれない。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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