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記事入力 : 2013/12/20 10:50
北朝鮮、「経済」唱え局面転換試みる?
労働新聞「経済・人民生活」強調
専門家「処刑について『かん口令』が出た模様」
北朝鮮・朝鮮労働党機関紙の労働新聞は19日、1−3面にわたり「経済強国建設」と「人民生活向上」を強調する記事や論説を掲載した。
張成沢(チャン・ソンテク)元国防委副委員長の処刑、金正日(キム・ジョンイル)総書記死去2年の追悼行事などで膨らんだ「恐怖政治」ムードから脱し、局面転換を図ろうという狙いだと見られる。
労働新聞は同日、1面に「年間計画を完遂した勢いで勇気100倍、心身高らかに力強く前進」という見出しの記事で「全国各地の生産現場では今年の生産計画を前倒しで達成した」と大々的に報道した。
同紙は江原道元山の軽工業工場や平安南道安州の絶縁体工場などが今年の年間計画を既に達成し、その勢いに乗って「生産突撃戦」を行っているとも報じている。これと共に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がこの日、「平壌住宅建設」「畜産団地開墾」などの開発・建設分野で功績を残した労働者に感謝の意を表したという報道もあった。
3面では「全国各地の党組織が人民生活向上に積極的に貢献するため、いろいろと良いことをしている」として模範的な事例を紹介している。
労働新聞や朝鮮中央通信などの北朝鮮メディアは12日の張成沢氏処刑以降、「張成沢一味」の行為と不正疑惑などを集中的に報道した。
また、地方の党組織、企業所(事業所)・協同組合など各界各層でも張成沢氏を糾弾する発言や会合が報道された。
そして16日からは、金正日総書記「追慕ムード」に方向転換し、19日からは「経済建設」に転じたのだ。
IBK企業銀行経済研究所のチョ・ボンヒョン研究委員は「経済分野で金正恩第1書記の業績を強調することで、張成沢氏処刑後の住民の動揺を防ぎ、局面転換を図ろうとするもの」と見ている。
一方、北朝鮮に詳しい消息筋はこの日、「北朝鮮内で張成沢氏処刑に対しかん口令が出されたようだ」と明かした。専門家らは「叔父を処刑したことによる政治的負担を避けるための措置と見られる」と話す。しかし、北朝鮮が国際的に孤立している状況で、核開発と経済の並行政策が失敗すれば、金正恩第1書記は政治的に難しい状況に陥るだろうと見られている。
黄大振(ファン・デジン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/20/2013122001212.html
- 北朝鮮メディア 朴大統領の国政運営を激しく非難:「公約破棄」「国民の暮らしの破壊」「恐怖政治」 あっしら 2013/12/20 16:15:26
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