http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/592.html
Tweet |
張成沢氏を処刑した異母弟・金正恩氏の暗殺指令に怯える正男氏
北の政争激化、金正男氏に暗殺危機! “後ろ盾”張氏失い高まる現実味
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131214/frn1312141451009-n1.htm
2013.12.14 夕刊フジ
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、次なる一手を打つ可能性が浮上した。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)前国防委員会副委員長を銃殺したのに続き、海外で暮らす異母兄の正男(ジョンナム)氏を暗殺する現実味が増したというのだ。北朝鮮専門家が分析した。血で血を洗う骨肉の権力闘争は、どこまで過激化するのか。
「正恩氏の父、金正日(キム・ジョンイル)総書記は生前、『(独裁国家の)指導者には胆力がなければならない』と教えた。胆力とは、必要があれば迷いなく粛清ができ、戦争ができるということだ」
朝鮮半島情勢に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は語る。北朝鮮のロイヤルファミリーの一員、張氏が処刑されたことは関係諸国に衝撃を与えているが、注目は正恩氏の今後だ。菅沼氏は「張氏は中国との関係を重視し、経済の改革開放を主導してきた。この考えは、正男氏も同じで、2人は繋がっていたはず。正恩氏は『中国から自主性を確保する』という考えで、張氏の不穏な動きをつかんで粛清したのだろう。正男氏もターゲットになり得る」と分析した。
正男氏は、正日氏の長男。2001年5月に偽造旅券で日本入国をはかり、身柄を拘束されて国外退去処分となったことで、日本でも有名だ。
正男氏をめぐっては、正日氏が健在だったころから、北朝鮮の熾烈な権力継承・権力闘争に絡み、暗殺計画が取り沙汰されてきた。
09年4月には正男氏側近らが集まった平壌の別荘が襲撃される事件が発生。10年7月にも北朝鮮の秘密警察・国家安全保衛部が海外にいる正男氏の暗殺を指令したことを、元工作員の脱北者が明らかにしている。
こうした危機を防いできたのが、幼少時から正男氏の養育に関わってきた、正日氏の妹である金敬姫(キム・ギョンヒ)朝鮮労働党政治局員と、夫の張氏とされる。張氏は情報機関や警察などを指揮する党行政部長も務めており、北朝鮮工作機関による暗殺をストップさせていたとみられる。
正日氏が11年12月に死去。最高指導者を引き継いだ正恩氏にとって、メディアなどに「個人的には3代世襲には反対」と発言する正男氏は、目の上のたんこぶ。将来、軍部や党の一部が正男氏を担いで、反旗を翻してくる危険性もある。
「コリア・レポート」辺真一編集長は「張氏は正男氏にとって後ろ盾のような存在だった。正恩氏が張氏を処刑したことで、正男氏が北朝鮮当局に暗殺される危険性は格段に高まった。正恩氏と正男氏はほぼ面識がない。兄弟といえども、事実上の赤の他人で、世襲批判も行った正男氏を抹殺することも、ためらわないはずだ」と語る。
正男氏は現在、海外を転々としており、滞在先はマカオともシンガポールともされる。中国の特務機関が正男氏の警護に当たっているというが、正恩氏は冷血指令を発して、権力基盤をさらに強めるのか。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。