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「金正恩氏は周囲の軍関係者から(張成沢氏の追放を)強要されたはずだ。」「現在、北朝鮮内部で金正恩氏の立場は非常に不安定だ
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/588.html
投稿者 TORA 日時 2013 年 12 月 13 日 13:04:54: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu301.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「金正恩氏は周囲の軍関係者から(張成沢氏の追放を)強要されたはずだ。
これは間違いない」「現在、北朝鮮内部で金正恩氏の立場は非常に不安定だ。」

2013年12月13日 金曜日

◆北序列2位失脚:「正恩氏は軍に押されて張成沢氏を粛清」 12月12日 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/12/2013121200736.html?ent_rank_news

駐朝ドイツ大使が指摘
「張氏の失脚で正恩氏の影響力は小さくなる可能性」
「北朝鮮指導部の分裂は今後も続く」

北朝鮮駐在ドイツ大使のトーマス・シェーファー氏は10日(現地時間)、ドイツのベルリンで開催された独韓協会主催の講演で「北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が粛清されたが、これによって金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の影響力が拡大することはない。むしろ小さくなるのではないか」との見方を示した。

 張成沢氏の失脚についてシェーファー氏は「金正恩氏の権力を強化するためと考えるのは間違い」とした上で「多くの北朝鮮専門家による主張とは異なり、(張成沢氏の失脚は)権力争いで金正恩氏が守勢にあることを意味している」とも主張した。シェーファー氏は2007年から10年まで駐北朝鮮大使を務め、今年6月から再び同大使を務めている。シェーファー氏は張成沢氏の失脚が公表される直前の先月、休暇を取って平壌からドイツに帰国している。

 シェーファー氏は「金正恩氏は周囲の軍関係者から(張成沢氏の追放を)強要されたはずだ。これは間違いない」とした上で「現在、北朝鮮内部で金正恩氏の立場は非常に不安定だ。権力層はもちろん、一般の住民たちも金正恩氏に失望し『金正日(キム・ジョンイル)の忠実な息子』程度にしか考えていない」と指摘した。さらに「金正恩氏は権力に対する意志が強いだろうか? 金正恩氏は自らの権力基盤を強化したいと考えているのかさえ疑わしい。私はそう思っている」とも述べた。

 シェーファー氏は「現在、北朝鮮指導部は力が非常に弱くなっているため、今後も分裂は続くだろう」「経済開発などによる周辺国との関係改善は難しいはずだ」などとも指摘した。シェーファー氏はさらに「北朝鮮が核開発を諦め、改革・開放に進む可能性は小さい。今後も核開発を放棄せず、開発を成功させた上で(核兵器の)輸出をしたいとも考えているはずだ」との見方も示した。

 シェーファー氏は北朝鮮の一人独裁体制について「事実上、金正日総書記の政権末期から弱体化していた」と述べた上で「一般的に金総書記は偉大な独裁者だったと考えられているが、実は金総書記が単独で決められることなどなかった。金総書記の政策が強硬路線と穏健路線の間で揺らいでいた理由は、内部で政策論争や権力争いがあったためで、金総書記はこれら異なる路線の双方に配慮せざるを得なかったからだ」と説明した。

 シェーファー氏は「金総書記が死去する前の2008年夏ごろから、金総書記を中心に団結していた権力層が瓦解し始め、強硬派の声が大きくなった」との見方を示した。シェーファー氏はさらに「金剛山観光は金総書記の『作品』だったが、金剛山での韓国人観光客銃撃事件について北朝鮮が韓国に謝罪しなかったのは、権力が弱体化しつつあった金総書記に配慮しない強硬派の意向が働いていたからだ」とも述べた。

 シェーファー氏は「3年ぶりに(平壌に)行くと、新しいビルなどができ建物は2倍以上になっていた。また自動車や飲食店も増えていたし、外国為替取引も活発化していた」とする一方「平壌以外の地域は3年過ぎても何も変わっていなかった」と指摘し「金総書記と同じく、金正恩氏も権力層の機嫌を取るために巨額の資金を投入しているようだ」との見方を示した。

(私のコメント)

北朝鮮NO2の張氏が処刑されましたが、北朝鮮内部で何が起きているのだろうか? 金正恩が権力を引き継いでまだ間もないから金正恩が権力を掌握して、側近を処分したというのは早すぎる気がする。張氏がクーデターを企てたというのも信じられませんが、金正恩の側近を排除して行くことで、金正恩を孤立させて失脚させる前段階かもしれない。

まだ二十代の若造が北朝鮮の権力を掌握するのは考えられない事であり、実権を握る軍部が金正恩を唆して側近たちを排除していると考えるのが妥当だ。張氏は中国とのつながりが深く張氏を処刑すれば中国との関係が悪化してパイプ役がいなくなる。中国では今回の張氏処刑をどのように見ているのだろうか。

中国としては長男の金正男を後継に据えたいところだったのでしょうが、張氏も金正男との接点があり、それに対して金正恩が先制を打ったという事なのだろうか? それよりも軍が動いて側近の帳氏を処分したと見るべきであり、今後は軍が主導権をもって北朝鮮が動いていくのだろう。いずれにしても金正恩は飾りに過ぎない。


◆北朝鮮・張成沢氏失脚の真相 早稲田大学・重村教授に聞く 12月10日 THE PAGE
http://thepage.jp/detail/20131210-00000011-wordleaf

―――張成沢氏の失脚をどうみるか?
 今回の事件は、軍が張成沢一派に対し起こしたミニ・クーデタだ。金正恩グループの一角が崩れ、北朝鮮の内政が不安定化する。張成沢は以前から「スパイ容疑」を疑われていた。軍は今回、張成沢が韓国側に情報を漏らしている証拠をつかんだ。また、張成沢は金正恩体制成立後、軍の利権を奪いすぎた。これが軍の反発を招き、「不正腐敗」の罪状も加わった。

―――「不正腐敗」とは?
 北朝鮮はいま経済制裁を受けている。財政的にはかなり厳しい。北朝鮮の利権は基本的にすべて軍が握る。これでは軍にカネを全てもっていかれ、民間経済が回らない。金正恩政権は軍が握っていた利権を切り離し、党や政府に分配するとした。しかし、実際には張成沢が利権を着服していた。

―――失脚した張成沢氏とは?
 張成沢は金日成の一人娘・金敬姫の夫として政界に進出。2011年の後継者問題で金正恩を推薦し、金正恩体制では政権の立役者として権勢を振るった。妻・金敬姫とは結婚数年後から現在まで別居状態。「平壌の三大遊び人」と呼ばれ、評判は悪かった。張成沢はあくまで妻・金敬姫の威光で輝く存在だ。権力は盤石ではなかった。

―――「北朝鮮のNo.2」ともいわれていた
 実際にはそれほどの権力は持っていなかった。北朝鮮の権力構造で最も権力を持つのが労働党組織指導部だ。組織指導部の第一副部長は三人おり、それぞれ軍、党、政府の代表者から構成される。張成沢はこの役職を切望していたが、就任できなかった。

―――張成沢氏は「改革解放勢力」ともいわれる
 平壌には改革派も非改革派もいない。改革開放をしたら現体制が潰れるのはみんな知っている。張成沢はもともと中国のスパイともいわれていた。それが「改革開放勢力」といわれる理由だ。しかし、張成沢も内務軍という警察組織を持っていたため、疑惑が表立って追求されることはなかった。

―――軍が張成沢失脚計画を進めだしたきっかけは?
 北朝鮮の柳敬(ユ・ギョン)保衛部第一副部長は2011年に、張成沢と韓国情報機関のつながりを裏付ける証拠を入手した。張成沢は2000年から、韓国の情報機関と関係を持っていた。張成沢は、柳敬がこの問題を金正日に報告する前に手を打ち、逆に柳敬を「スパイ罪」で処刑した。この事件以来、軍は張成沢に復讐するタイミングを伺っていた。

―――崔竜海(チェ・ヨンへ)総政治局長が張成沢を裏切ったとの声もある。
 張成沢と崔竜海との不仲はいまにはじまったことではない。映像でもほとんど喋っていない。責任を押し付ける張成沢に対し、崔竜海は反感をもっていた。

―――北朝鮮が今回、張成沢の粛清現場をテレビで公開した理由は?
 北朝鮮の国民は今回の騒動に際し、金正恩の権力低下を疑った。金正恩は張成沢失脚の現場をテレビで公開することで、国民に自分の権力を示した。

―――今後の北朝鮮はどうなるか。
張成沢勢力の排除がおこなわれる。党と政府をたばねていた張成沢が失脚し、軍の力が強くなる。金正恩は軍の傀儡になる。軍が利権を取り戻し、経済政策の資金がなくなる。現在、実質的に軍を握ってるのは、呉克烈(オ・グッリョル)国防副委員長と金英徹(キム・ヨンチョル)偵察総局長。この二人に近い人材がポストを得る。


 

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コメント
 
01. 2013年12月13日 13:52:53 : 65tvXXq0iE
次のリスクは弾道ミサイルの発射と核実験。日本における飯島訪朝の後が続かないことや特定秘密保護法制定・集団的自衛権の容認の動きなどを踏まえれば蓋然性は高いと思う。米国追従メディアに包含された猪木の訪朝だけでは拉致問題をつなぎ止めて打開するのは難しかったか。

02. 2013年12月13日 17:43:27 : 65tvXXq0iE
北朝鮮 4回目の核実験可能性も=統一部長官 2013/12/13 16:23

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は13日、国会外交統一委員会で、北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の処刑後、北朝鮮の挑発シナリオの一つに核実験の可能性が挙げられていることについて、「一理ある」と答弁した。その上で、「その可能性について鋭意注視している」と述べた。

 柳長官は「北朝鮮は通常、内部が不安だと外部への挑発を通じて内部を引き締める事例を過去たくさん見てきた」と指摘した。

 一方、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は国会国防委員会全体会議で、張氏の処刑をめぐる事態が挑発につながる可能性があるとして、対北朝鮮態勢を強化する方針を明らかにした。

 金長官は「党による統治体制は続けられるが、軍内部の忠誠競争を含め、さまざまな理由で判断ミスする可能性があり、(挑発に)備えなければならない」との考えを示した。韓米間で北朝鮮内部の様相について注視しているという。

 また、「今回の事態は金正恩(キム・ジョンウン)が唯一支配体制を確立する恐怖政治の一環かもしれない。軍事動向を綿密に監視しているが、特異な動向はなく、警戒レベルは引き上げていない」と述べた。

kimchiboxs@yna.co.kr

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/12/13/0300000000AJP20131213003300882.HTML
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/13/2013121302696.html


03. 2013年12月13日 18:20:42 : 65tvXXq0iE
北朝鮮外務省局長が中国次官補と会談=中国が公表 2013/12/13 18:16

【北京聯合ニュース】北朝鮮外務省儀礼局(儀典局)長のリ・グァンナム氏一行が12日に北京で中国外務省の張昆生次官補と会談したと、中国外務省が13日ホームページで公開した。

リ・グァンナム氏一行は張昆生次官補と会談を行う前に、中国外務省の儀典部門と協議を行った。

北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の処刑により、北朝鮮と中国の関係が不透明になるとの懸念が大きくなるなか、両国の儀典分野の交流が正常に進行している点を中国側が公開したのは、両国の関係が正常であることを見せるためだと考えられる。

張氏の処刑により北朝鮮内部の不安定要素が大きくなり、中国は朝鮮半島情勢が急変しないかに神経をとがらせており、半島情勢の急変を防ぐために北朝鮮との関係を安定的に維持しようと努力しているものと分かった。

yugiri@yna.co.kr

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/12/13/0300000000AJP20131213003700882.HTML


04. 2013年12月16日 13:53:47 : GaGWg39ub2
「軍を掌握できず圧力あった」「金正恩が絶対権力行使」…張成沢処刑めぐり意見分かれる(1)
2013年12月16日11時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

金正恩(キム・ジョンウン)の絶対権力の誇示か、「平壌版武臣の乱」か。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)とその部下勢力を電光石火のように逮捕・処刑した金正恩第1書記が、今回の事態にどれほどの力を及ぼしたかに関心が集まっている。

金正恩第1書記が権力を掌握していると見る側では、「唯一支配体制」という特性上、絶対的な権限を行使したと考えている。一方、後継権力構図を固めるのに失敗した金正恩が軍部強硬派の圧力を受けて叔父を処刑するという極端な決定を下したという見方も少なくない。

北朝鮮の内部事情に詳しい国軍機務司令官(2008年3月−2010年4月)出身のセヌリ党の金鍾泰(キム・ジョンテ)議員は後者、すなわち軍部による強硬措置と主張した。金議員は15日の電話で、「金正恩が権力を握った後、軍部の不満が高まっていて、これを揉み消そうとして張成沢を処刑した側面がある」と述べた。金正恩が父の金正日(キム・ジョンイル)の先軍政治の代わりに、核開発と経済発展を同時に推進する並進路線を進め、軍部の不満を招いたということだ。

金議員は「年初に米国が金正恩の秘密資金を見つけ出し、この時に北軍部が内部の監視を避けて中国に保管していた資金も米国によって凍結された」とし「軍首脳部の歓心を得るのに使われてきたぜいたく品の輸入も統制され、軍部の不満が強まった」と説明した。こうした不満を解消しようと張成沢にいくつかの罪を負わせて処刑したということだ。

西側の有力な対北朝鮮消息筋である駐平壌トーマス・シェーファー独大使も今回の事態の初期に似た分析を出している。シェーファー大使はインタビューで、「張成沢粛清で金正恩の唯一支配体制が強化されたと見ることはできない」とし「金正恩に対する軍部などの忠誠が弱い」と主張した。

中国通の張成沢が朝中合弁投資の責任を持ちながら金脈を握り、軍部を圧迫していたという指摘もある。張成沢に死刑を宣告した判決文にも、「張成沢は軍隊の物資を途中で横領し、腹心の者たちに分けた」という部分が登場する。また「軍隊を動員すれば政変を実現できると計算し、人民軍にまで魔の手を伸ばそうと策動した」と明らかにした。

http://japanese.joins.com/article/468/179468.html?servcode=500§code=500&cloc=jp|main|breakingnews

「軍を掌握できず圧力あった」「金正恩が絶対権力行使」…張成沢処刑めぐり意見分かれる(2)
2013年12月16日11時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

張成沢が軍部との権力闘争で先に刀を抜いたが、反撃を受けたいう見方もある。一時の軍部より力があった張成沢が、新進軍部の勢力によって反撃を受け、金正恩はその間に挟まれていたということだ。

金正恩後継体制を固めていた2011年1月には、国家安全保衛部の実力者の柳敬(リュ・ギョン)副部長がスパイ罪で処刑された。また金正恩の“課外教師”だった李英鎬(リ・ヨンホ)元参謀総長は昨年7月に粛清された。ここに影響力を行使したのが“ポスト金正日”を狙った張成沢グループであり、切歯腐心した軍部勢力が隠密に金正恩を動かし、除去したというのが分析の骨子だ。

この説明通りなら、張成沢処刑後の北朝鮮社会で金正恩の権力が固まったと見るのはまだ早いという側面がある。張成沢処刑で内部分裂と権力闘争がむしろ激しくなるという見方も可能だ。

「統一を開く国会議員の会」を主導するセヌリ党の李仁済(イ・インジェ)議員は「金正恩は体制エリートの軍と党、行政官僚と軍部を安定させるほどの権威が脆弱だ」とし「エリートの間で持続的に対立と葛藤、衝突があったし、この問題が爆発しながら張成沢の粛清につながった」と診断した。

もちろん反論を提起する北朝鮮専門家も少なくない。統一研究院の鄭永泰(チョン・ヨンテ)研究員は「北の軍部は徹底した参謀たちであり、移動や訓練をするうえでも党の決定に従う」とし「金正恩の核心勢力で後見人といえる崔竜海軍総政治局長は軍服を着ているが、実際は党の官僚として軍をコントロールする役割をする」と説明した。

脱北者の安燦一(アン・チャンイル)世界北朝鮮研究センター所長も「金正恩が李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、張正男(チャン・ジョンナム)武力部長ら忠誠心が強い側近を通じて、軍を掌握しているとみればよい」と述べた。

国家情報院も6日、張成沢失脚に関する国会情報委の懸案報告で、「金正恩は40−50代の若い幹部を数多く登用し、1人独裁体制を強化していて、幹部層を中心に忠誠競争が続くだろう」と予想していた。ひとまず金正恩が政敵を排除した後、掌握力をよりいっそう高めたという評価だ。隠れて動く軍部内の秘線グループがあるとしても、ひとまず金正恩と一つと見るべきだという見解もある。

国会情報委員会の幹事を務めたセヌリ党の尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員は「張成沢を背に権力を固めてきた金正恩が、張成沢の勢力が大きくなるのをみて芽を摘み取った」という見方を示した。金正恩が一度は張成沢、一度は軍部に軍配を上げる牽制と均衡を通じて、自分の権力基盤を固めているという分析だ。

http://japanese.joins.com/article/469/179469.html?servcode=500§code=500


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