http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/571.html
Tweet |
張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長(党政治局員)
「分派行動と女性関係の乱れ」 北朝鮮、張成沢氏の解任理由を発表
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131209/frn1312091152003-n1.htm
2013.12.09 夕刊フジ
北朝鮮の朝鮮労働党は9日、国営メディアを通じ、金正恩第1書記の叔父で、後見役を務めてきた張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長(党政治局員)の全役職からの解任と、党からの除名を発表した。張氏は政治的地位を失い失脚した。実質的ナンバー2とみなされてきた実力者の更迭。北の権力中枢で何が起こっているのか。
朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党は8日、正恩氏も出席して政治局拡大会議を開き、張氏の解任を決めた。
韓国の情報機関、国家情報院は、張氏の側近2人が11月下旬に公開処刑され、張氏自身もすべての役職を解かれたと今月3日に伝えていたが、北朝鮮が自ら張氏の解任を報じたのは初めて。
処分の理由は、正恩氏の指導から外れて自らの派閥をつくる「分派」活動や、女性関係の乱れ、麻薬の使用などの「不正腐敗」が挙げられている。「分派」活動については、「党内で派閥を形成するために悪辣(あくらつ)に動いた」と説明している。
張氏の処分について、『日本人が知らないではすまない 金王朝の機密情報』(徳間書店)などの著書があり、朝鮮半島情勢に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は、「分派活動や女性問題は口実に過ぎない」と指摘する。
「張氏はこれまで、中国に対する北朝鮮側の窓口として、中国の力を背景に地位を固めてきた。中国は以前、張氏を通じ、正恩氏の兄、(マカオ滞在中という)正男氏の擁立を試みたともいわれる。ところが北朝鮮は中国が嫌がる核開発を進め、独自の国防体制を強めようとしている。中国寄りの張氏が北中枢の権力闘争で負けてしまった」
中国と距離を置き始めた北朝鮮。また、国境を接する韓国は中国との関係強化をもくろんでいる。こうした情勢を受け、北はモンゴルや日本に接近してくる可能性があるという。
「中国と北の距離が離れた以上、6者協議(日本、米国、中国、ロシア、韓国、北朝鮮)の枠組みはうまくいかない。日本と中国の仲も険悪だ。北が拉致問題の件も含め、日本に直接対話を呼びかけてくることもあり得る」(菅沼氏)
北中枢の権力バトルは、今後の日朝関係に大きな影響を及ぼしそうだ。
- 失脚の張成沢氏 政治局会議で逮捕=北朝鮮が写真公開:失脚説報道から5日後:正当性と見せしめを充足させる見事さ あっしら 2013/12/10 02:38:04
(1)
- 張成沢氏失脚は北朝鮮の内部問題=中国外務省 :鉱物資源の権益をめぐって中朝がドタバタする可能性も あっしら 2013/12/10 02:41:51
(0)
- 張成沢氏失脚は北朝鮮の内部問題=中国外務省 :鉱物資源の権益をめぐって中朝がドタバタする可能性も あっしら 2013/12/10 02:41:51
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。