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金正恩第1書記(右)の後見役だった張成沢氏に何が(共同)
北ナンバー2・張成沢氏、軍暴走で失脚か 核による恫喝外交加速も
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131204/frn1312041139003-n1.htm
2013.12.04 夕刊フジ
北朝鮮で朝鮮労働党行政部長など要職を務める張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長(67)に失脚の可能性が浮上し、朝鮮半島情勢が一気に緊迫化している。張氏は金正恩第1書記に次ぐナンバー2の実力者。情報が事実ならば、政権のパワーバランスが大きく崩れて軍強硬派の発言力が増すのは必至だ。北がより過激な「先軍政治」の道を突っ走り、周辺国を核ミサイルで脅す恫喝(どうかつ)外交を繰り返す恐れも出てきた。
韓国の情報機関、国家情報院が3日、衝撃情報を伝えた。
11月下旬に張氏の側近2人が公開処刑され、張氏自身もすべての役職を解かれたというのだ。
複数の情報筋によると、処刑された2人には、党に反対する不正行為の容疑がかけられていたといい、張氏はその監督責任を問われたものとみられる。
昨年7月には、金正日総書記が側近として重用した古参幹部、李英浩(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長が更迭されるなど、金正恩体制が発足してから、粛清人事は幾度となく繰り返されてきた。だが、張氏の失脚は、事実ならば、これまでとは桁違いの衝撃をもたらすことになる。
「張氏は正恩氏の叔父にあたり、2011年12月の金総書記死去後は、彼を『後見人』として支えてきたロイヤルファミリーの一員でもある。正恩氏を除けば、朝鮮労働党の最大実力者だ」(北朝鮮消息筋)
背景に何があるのか。
北朝鮮情勢に詳しい「コリア・レポート」編集長の辺真一氏は、「今月17日が金総書記の命日にあたる記念日。そこまでは情報の真偽を見極めなければいけない」とし、こう続ける。
「情報が事実ならば、軍部との対立で排除された可能性が高い。権力が一点集中していた張氏は他の幹部からかなり反感を買っていた。軍幹部が一致団結して張氏排除に動いたのではないか」
その場合、クーデターの中心的な役割を担ったとみられるのが、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長だ。党出身者ながら、軍を監視・統括する要職に就いたことでめきめきと頭角を現わし、今では正恩氏の最側近にまで昇りつめたとされる。
北を揺るがす政変によって、東アジア情勢はどう変わっていくのか。
元韓国海軍少佐で、拓殖大学国際開発研究所の高永●(=吉を2つヨコに並べる)(コ・ヨンチョル)研究員は「労働党と軍部のパワーバランスが崩れた。軍部の発言権が増して、先軍政治をエスカレートさせていく可能性がある。核ミサイルによる恫喝外交をさらに加速させる事態も考えられる。ただ、張氏は過去にも2回ほど失脚しかけて復帰したことがある。今後の推移を見守る必要がある」と指摘している。
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