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先月末に北朝鮮を訪問したモンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領(50)が、平壌の金日成総合大学で演説した際「暴政は永遠には続かない」と発言していたことが分かった。
モンゴル大統領室は、エルベグドルジ大統領が先月31日に金日成総合大学で行った演説の内容(英文)をホームページで公開した。それによると、エルベグドルジ大統領は「全ての人は自由な暮らしを熱望し、これは永遠の力」と演説した。エルベグドルジ大統領が、当初の予想とは異なり金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記と首脳会談を行えないまま帰国したのは、この演説内容と関係があるのではないかとの推測が浮上している。
エルベグドルジ大統領は「自由は、全ての個人が発展のチャンスを発見・実現できるようにするもので、これは人間社会を進歩と繁栄に導く。モンゴルは表現の自由、結社の自由を尊重し、法治主義を支持し、開放政策を追求する」「モンゴル人は『いくら甘くても、他人の選択に従って生きるよりは、つらくても自分の思い通りに生きる方がまし』と言う。自由社会とは、達成すべき目標というより、生きていくための道だといえる」と主張した。
さらにエルベグドルジ大統領は「モンゴルは21年前に自ら非核地帯を宣言し、国連安保理の常任理事国5カ国は、モンゴルのこうした地位を文書で確定させた」と紹介した。これは北朝鮮の非核化を促す発言だと解釈されている。またエルベグドルジ大統領は、2009年に死刑制度を廃止したとも語った。北朝鮮は、依然として公開処刑を実施している。
モンゴル大統領室は、先月末の演説について「質問はなかったが、教授や学生など聴衆は大統領が立ち去るまで拍手喝采した」と説明した。また、演説のテーマは北朝鮮側が提案したものの「民主主義」「市場経済」という単語は使わないよう要請されていたという。
エルベグドルジ大統領はメディア出身で、1990年にモンゴル初の非政府系新聞「アルドチラル」紙を創刊した。この年に共産党の独裁を終わらせたモンゴル民主化運動でリーダー役を務め、国会議員を4期務めた後、2009年5月にモンゴルの第5代大統領に選ばれた。
エルベグドルジ大統領は、先月28日から31日にかけて北朝鮮を訪問。当時、韓国政府をはじめ国際社会は「金正恩第1書記が初めて首脳会談を行う可能性が高い」という見方を示していたものの、実現しなかった。
黄大振(ファン・デジン)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/16/2013111600494.html
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