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韓国・済州島の不動産を、中国人が狙っている
【中国という悪夢】中国人、韓国・済州島不動産を買い漁り “毒ガス地帯”脱出、理想の永住地に
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131007/frn1310070737000-n1.htm
2013.10.07 夕刊フジ
★(5)
今年もまた“人民大移動”のシーズンが到来した。中華人民共和国の建国を祝う「国慶節」に伴う大型連休(10月1日〜7日)に入っている。
中国の大手旅行サイト「同程網」が発表した人気の海外旅行先ランキングによると、1位が韓国、2位が日本、3位がシンガポール…と続く。「反日・嫌日」が激増したはずなのに、澄んだ空気と体に優しい水、食事、良質なモノと最高級のサービスがそろう「お・も・て・な・しの国」はやはり魅力らしい。
お隣の、韓国・ソウルへは近年、美容整形を目的とした渡航が流行している。もう1つ、ゴルフ場やカジノ施設で知られる「東洋のハワイ」こと済州島(チェジュド)への関心が高まっている。
2010年から、投資移民政策を施行している韓国において、済州島内のリゾート地、ホテルなど「休養を目的とした居住施設」に5億ウォン(約4540万円)以上の投資を行えば居留ビザが申請でき、投資状態を維持することで5年後には永住権が取得できる制度があるためだ。
中国紙などによると、モデルルームすら完成しないうちに「底値買い」する中国人投資家は珍しくない。約700戸のうち236戸を中国人が購入したリゾート物件もあるという。
中国のリゾート地といえば海南島だが、そこで海の見えるマンションを所有するより、中国人にビザ免除制度を適用している済州島に投資をした方が、もれなく永住権は付く。そうなれば、医療保険が享受できるし「お得」ってことか。
しかも「現地政府は、より多くの移民を取り込むべく、先進的な医療施設の誘致にも力を入れている」という。老後の生活の保障など、何ら期待できない中国に居続けるよりは良さそうだ。ちなみに、中国人投資家の主な居住地は、北京市、上海市と南京市などを含む長江デルタ地域や、遼寧省瀋陽市など中国東北地域。いずれも“毒ガス地帯”の住人たちだ。
済州島に熱視線を送っているのは、個人投資家に限らない。中国の開発業者がドヤドヤと済州島を視察し、一部は広大な土地を獲得してリゾート村やマンションとして開発を進めている。「すでに1万9000本の木が伐採された」との記事も。中国人の十八番=環境破壊も急ピッチで進行中のようだ。
「北海道も、済州島のように永住権を取得できる制度にすれば、もっと投資してやる」とほざいた中国人もいたが、トンデモナイ。さて果て、済州島はいずれ「中国の島」になるのか。 =おわり
■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。主な著書は「中国人の世界乗っ取り計画」「豹変した中国人がアメリカをボロボロにした」(産経新聞出版)、「中国崩壊カウントダウン」(明成社)など。
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