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【新・悪韓論】加速する朴大統領の圧政 検事総長隠し子事件にみる「刃向かう輩」の末路
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131003/frn1310030744001-n1.htm
2013.10.03 夕刊フジ
韓国の通信社である「聯合ニュース」。その「朝刊ヘッドライン」面で、「朝鮮日報 検事総長、婚外子隠した」の見出しを最初に見たとき、私は「金淇春(キム・ギチュン=新任秘書室長)路線の第2弾が始まったのか」と思った。9月6日のことだ。
事件の概要はすでに日本の一部の全国紙でも紹介されているが、簡単におさらいする。
聯合の「朝刊ヘッドライン面」は主見出しだけだ。どんな内容か−朝鮮日報はなぜか、この記事を日本語サイトにアップしなかった。そこで韓国語サイトを見ると、「単独」(=特ダネ)表示に続いて、「検事総長が10年以上関係を続けてきたY女史と息子が住むソウルの江南のマンション」の動画まで付いている。
息子は8月末に「留学」名目で単身米国に出国済みであるという。これが見出しの「隠した」の意味だ。
総長就任前の国会聴聞会に提出した財産目録にY女史の豪華マンションの保証金追加分(4億ウォン)がないことにも疑義を呈している。
検事総長は全面否定し、訂正報道を要求した。すると朝鮮日報は、Y女史の親族も認めていることを追い打ち報道した。これに対し、検事総長は「朝鮮日報を名誉毀損(きそん)で訴える」と述べ、「DNA鑑定で黒白をつける」と強気の構えを見せた。
ところが、法務省が「検事総長を内部監察にかける」との方針を打ち出すや、強気だった検事総長は一転、9月13日に「辞任」を表明した。
韓国の高級公務員で、叩いてほこりが出ない人はまずいない。検事ならサムスンから「餅代」をもらっているだろうし、別のスポンサーもいるだろう。ここら辺の事情は「悪韓論」(新潮新書)をお読みいただきたい。そういう国柄なのだ。
その国で「内部監察にかける」とは、「あらゆるほこりを公表する。きっと、時効にかからない案件も出てくるだろうよ」というに等しい。
しかし、辞任して民間人になれば内部監察の対象にならない。隠し子かどうかはうやむやのままで幕引きかと思われた。
が、何と大統領府が「辞表受け取り拒否」を言い出した。つまり、「公務員のままにしておくから、内部監査をしてやるぞ」というわけだ。
事件の背景には、国家情報院による、昨年12月の大統領選挙介入事件がある。情報院職員がネットに、当時の朴槿恵(パク・クネ)候補に有利になる書き込みをしたのだ。初めは公務員法違反容疑だったが、検察当局は公選法違反に切り替えた。それは政権の正統性にかかわる。
朴大統領は就任後、「選挙戦で国家情報院の支援を受けたことはない」と釈明に追われた。
体制に刃向う輩がどんな目に遭うか、見せてやろう−。「辞表受け取り拒否」の背後には、そんな思惑があったのか。
大統領府は9月27日、ようやく辞任を認めたが、朴政権の国内統治の手法は、父親の時代に似てきたといえよう。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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