07. 2013年9月18日 18:22:01
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北朝鮮・金桂冠氏 韓日米が求める非核化事前措置に反発 2013/09/18 16:30【北京聯合ニュース】北朝鮮の核交渉を統括する金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官が非核化に向けた対話を行う意向があることを繰り返しながらも、韓国、日本、米国が要求する非核化事前措置は受け入れられないと釘を刺した。金第1外務次官は18日、中国政府系の国際問題研究所が北京の釣魚台迎賓館で開催した6カ国協議に関する国際セミナーに出席して基調演説し、「対話に前提条件を付けるのは不信を招く結果をもたらす」と述べ、同協議などの対話には前提条件なしで臨むとの意向を示した。 金第1外務次官は「対話を再開させる前に我々に対し先に動けというのは9・19共同声明(6カ国協議共同声明)の合意の精神に合わない不当な要求」とし「我々は何度も明らかにした通り、対話再開を支持しており、そのために努力を続けるが、絶対に物乞いはしない」と強調した。 金第1外務次官のこのような発言は韓国と日本、米国が北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議再開の前提条件として、北朝鮮が先に昨年2月の米朝合意を履行することに加え、さらに踏み込んだ行動をとり、非核化への強い意志を見せるべきだという立場を伝えている状況で言及されたものだ。 しかしながら、北朝鮮が非核化協議を進めようとする意思があることを比較的強い語調で示した。 金第1外務次官は、朝鮮半島の非核化は金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓であり北朝鮮の政策目標だと強調した。さらに、「6カ国協議再開を支持し、その枠組みの中でより小さい規模の対話や現実に縛られない対話に臨む用意がある」と述べた。 また「我々は6カ国協議の船を再び出港させることを願う」とし「先に行って良い席を取っておくから他の参加国も遅くなる前に船に乗ることを望む」と余裕のある態度をみせた。 発言の中で、核問題が解決されるには北朝鮮の体制保証など他の問題も同時に解決されなければならないと主張した。その上で「朝鮮半島の非核化は我々だけの努力で実現できる問題ではなく、その一つだけを追求すれば実現できるという問題でもない」とし「朝鮮半島の非核化が実現されるには、6カ国協議共同声明の各目標を均衡に追求しなければならない」と述べた。 さらに「光が強いと影も濃いという格言のように、強い照明が我々の核放棄にのみ集中していたため、6カ国協議共同声明の他の目標が濃い影の中に埋もれた」と6カ国協議が暗礁に乗り上げた背景を分析した。 この日、金第1外務次官は「全朝鮮半島の非核化」という言葉を何度も使ったことでも注目された。 http://img.yonhapnews.co.kr/Basic/Article/JP/20130918/20130918163738_bodyfile.jpg セミナーで発言する金桂冠第1外務次官=18日、北京(聯合ニュース) ◇中国外相は北朝鮮の非核化強調 セミナーでは中国も6カ国協議の早期再開の必要性を主張して北朝鮮と歩調を合わせた。 中国の王毅外相は「早期に6カ国協議を再開し、朝鮮半島の核問題を解決しなければならない」とし上で「関連国は協議再開のための準備を共に行わなければならない」と促した。 さらに「6カ国協議の10年の歴史が証明するように、関連国が対話している時は朝鮮半島情勢が基本的に安定していた。6カ国協議が中断している時は緊張が高まり、危険な状態になった」と指摘。「6カ国協議は関連国の交流と関係改善のための重要な枠組み」と主張した。 その上で各国が指導者会合などを通じて6カ国協議をシステム化し、拘束力を強化する必要があると提案した。 ただ王毅外相は6カ国協議の早期再開に関しては北朝鮮と立場を共にしたが、北朝鮮の非核化に関しては断固たる口調でその必要性を強調。 「中国は朝鮮半島と接していて、国連常任理事国として朝鮮半島に重要な戦略的関心を持っている。核の不拡散と朝鮮半島非核化の原則を堅持する過程において、私益を追求する行為を容認しない」と話した。 6カ国協議参加国の政府関係者や学者が参加したこの日のセミナーは、中国が同協議を再開させるための努力の一つとして用意したものだ。 北朝鮮からは金第1外務次官の他にも6カ国協議の首席代表である李容浩(リ・ヨンホ)外務次官、チェ・ソンヒ外務省米州局副局長など、北朝鮮の核交渉の主要人物が参加し、中国の意図に応じた。 最近6カ国協議の早期再開を支持する意向をみせているロシアも6カ国協議の次席代表を参加させた。 一方、韓国、日本、米国は駐中国大使館の公使参事官または、参事官クラスをオブザーバーの形で参加させることにより、今回の討論会に6カ国協議の予備会談の性格を持たせないように牽制(けんせい)した。 セミナーで韓国、日本、米国の政府関係者は金第1外務次官ら北朝鮮側の出席者と接触していないと伝えられた。 yugiri@yna.co.kr http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/09/18/0300000000AJP20130918001800882.HTML 「緊張緩和に逆行」 北朝鮮が韓国長官の発言を非難 2013/09/18 16:50 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、韓国国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官が先ごろ北朝鮮の核やミサイルによる威嚇を批判したことに対し、「朝鮮半島の緊張緩和を目指す大勢の流れに逆行する妄動」と非難した。 金長官は9日に開催された第1回ソウル国際軍事シンポジウムで、北朝鮮の核とミサイルが朝鮮半島にとどまらずアジア・太平洋地域と世界の平和を深刻に脅かす要素になっているとした上で、「北朝鮮は、核やミサイルなど挑発・威嚇によって得られるものは何もないという事実を知るべき」と警告した。 朝鮮中央通信は、近ごろ北朝鮮の「主動的かつ誠意ある努力」により南北関係に改善の兆しがみえているとしながら、こうした最中の金長官の同族批判は南北間の和解ムードを壊し、再び対決局面に追い込もうとする行為にほかならないと主張した。 stomo@yna.co.kr http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/09/18/0300000000AJP20130918001900882.HTML |