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朝鮮人民軍強硬派の総参謀長が更迭か
北朝鮮による2010年の哨戒艦「天安」爆沈や延坪島砲撃など、韓国への攻撃を実際に指揮したとされる朝鮮人民軍の金格植(キム・ギョクシク)=75=総参謀長(合同参謀議長に相当)がすでに更迭されている可能性が高いことがわかった。
北朝鮮の内部事情に詳しいある韓国政府筋は29日、「朝鮮人民軍総参謀長のポストが金格植から李永吉(リ・ヨンギル)総参謀部作戦局長に替わった可能性が高いことから、北朝鮮内部の状況を鋭意注視している」と話した。
北朝鮮の労働新聞はこの日、朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍の将兵らとともにサッカーの試合を観戦したと報じたが、その同行者を紹介する順番が崔竜海(チェ・リョンヘ)、張成沢(チャン・ソンテク)、李永吉、張政男(チャン・ジョンナム)などとなっており、金格植の名前はなかった。
しかも李永吉はこの日、総参謀部作戦局長(上将、韓国の中将)ではなく大将の階級章を身につけていた。上記の韓国政府筋は「総参謀部作戦局長が人民武力部長よりも先にその名前が(記事などに)記載されるケースなど通常はありえない。そのため李永吉が総参謀長に昇進したと考えるのが妥当だ」との見方を示した。金格植は故・金正日(キム・ジョンイル)総書記がかつて「無敵の男」「戦う男」などと呼んだことで有名になった。西部方面の最前線を管轄する第2軍団長を13年(1994−2007)にわたり務め、その後2007年に総参謀長に抜擢されたが、09年2月には黄海道と西海(黄海)北方限界線(NLL)を管轄する第4軍団長に降格となった。その後、北朝鮮は西海で09年11月に大青海戦、10年3月に哨戒艦「天安」爆沈、11月に延坪島砲撃などを相次いで強行し、金格植は今年5月に再び総参謀長に起用された。
朝鮮人民軍内部では強硬派のリーダーと目されていた金格植だが、総参謀長に任命されてからわずか3カ月で更迭されたとすれば、金正恩氏による経済開発政策や韓国への対話攻勢などが更迭人事に関係があるとみられる。
世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)主席研究員は「金正恩氏が現在進めている経済面での開放と改革、そして韓国との関係改善に向けた動きの中で、強硬派とされる金格植の存在が負担となり、それが原因で更迭されたのではないか」との見方を示した。
黄大振(ファン・デジン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/30/2013083000561.html
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金正恩体制の中心人物 軍大将に=総参謀長昇進か
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制の中心人物として注目されている李永吉(リ・ヨンギル)上将(韓国の中将)がこのほど大将に昇進したことが29日、確認された。
北朝鮮の朝鮮中央通信と朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は同日、金正恩第1書記が幹部らと共に前日、金日成競技場で男子サッカー競技を観覧したと伝え掲載した写真で李氏は大将の階級章を付けていた。
北朝鮮メディアは同日、競技を観覧した主要幹部らを紹介し、李氏の名前を張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)の前に読み上げた。
李氏のこれまでの職位は朝鮮人民軍総参謀部作戦局長で、人民武力部長より序列が低く常に張氏の後に紹介されてきた。
そのため一部では、李氏が人民武力部長より序列が高い軍総参謀長に昇進したのではないかという見方が広まっている。
実際に同日、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長、崔竜海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長、朴奉珠(パク・ボンジュ)首相ら党や軍幹部全員が競技を観覧したが、金格植(キム・ギョクシク)軍総参謀長は姿を見せなかった。
金格植氏は25日に開催されたとみられる労働党中央軍事委員会拡大会議に出席し、同会議で軍総参謀長の職を解任され、李氏が大将に昇進した可能性があるという分析が出ている。
北朝鮮メディアが、同会議で「組織問題」も討議されたと明らかにしていることも、こうした見方を後押ししている。
75歳の金格植氏に対し、若手とされる李氏は江原道前線部隊第5軍団司令官出身で、今年初めに総参謀部作戦局長に昇格した。
また、今年3月末に金第1書記が緊急招集した戦略ミサイル部隊の火力攻撃任務に関する作戦会議に出席したほか、5月末に金第1書記が崔軍総政治局長を特使として中国に派遣した際にも同行している。
聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/29/2013082902965.html
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