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ソウル中心部から一歩足を踏み入れると「裏の顔」が見えてくる(ロイター)
【韓国の真実】韓国人の何たるかを示す“外華内貧” 内面は二の次、三の次
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130702/frn1307020710000-n1.htm
2013.07.02 夕刊フジ
1985年、私が時事通信社のソウル特派員だったときのことだ。本社から某大学教授が個人旅行でソウルに行くので、案内するようにとの連絡が入った。
国際関係論で著名な教授だった。半島情勢に関する著作も何冊かある。既に20回近く韓国を訪問しているという。
ソウル駅近くのホテルに迎えに行き、市庁前広場の方へ。教授が「ブラブラ歩いていきたい」と言うので、裏通りを歩いた。
教授はすぐに立ち止まり「ソウルにはこんな所があるのですか」と言う。ソウル駅から歩いて2、3分。つまりソウルの中心地だ。その一角に、こんなスラム街があるのか、というのだった。
しかし、ソウルに5年いる人間からすると、そこはどこにでもある中級の住宅地だった。
やや歩くと、漢字で「日式」と書いた看板の店があった。ウドンとソバ、おでんに焼き魚ぐらいの店だ。ソウルの“普通の町”を歩けば、どこにでもある。
が、教授は目を輝かせた。「あれは日本料理店ですね。なるほど、日本が憎くて日本料理と言うのが嫌だから『日式』なのですね」
「とんでもない。嫌だからではないですよ。韓国では韓国料理を韓式料理と表記します。西洋料理は洋式料理、米国製は美製(中国と同様、韓国ではアメリカを『美国』と表記する)ですよ」
教授は「そうですか」と言いながら、いかにも落胆した表情をみせた。
もしかしたら、私の説明は、教授が抱いてきた次の著作の構想を突き崩してしまったのかもしれない。
今にして思えば、教授には、もう少し追加説明すべきだった。
「例外があります。こと中国に関しては、中式料理とは決して言わず、中華料理あるいは中国料理です。中製、中産とも言わず中国製、中国産です。なぜでしょうか」と。
それまで20回近い教授の韓国訪問はすべて、韓国政府か財閥の招待、あるいは学術交流で、せいぜい2泊3日だった。
軍事状況の積算評価、マクロ経済指標、関係国指導者の公式発言などから国際関係論を展開するのに、中流・下層の町並みなど知る必要はないのだろう。それにしても、韓国人は、この教授に「どんな街・町並み」だけを見せ、いかなる説明をしていたのだろうか。
韓国人にとって大切なことは外面を華やかに飾ることだ。だから女も男も美容整形に走る。内面は二の次、三の次だ。
《外華内貧》とは、朝鮮半島で創作された四字熟語だ。見栄っ張り、格好つけ屋…いろいろと言い換えはできるが、この四字熟語ほど韓国人の何たるかを示す言葉はない。私はそう思っている。
■室谷克実(むろたに・かつみ)1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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