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カーター氏、訪朝検討 韓国紙報道、拘束の米国人釈放求め
【ソウル=小倉健太郎】韓国紙の東亜日報は2日付で、米国のカーター元大統領が北朝鮮の招待を受けて訪朝を検討していると伝えた。ワシントンの消息筋が話した。北朝鮮で拘束中の韓国系米国人ペ・ジュンホ氏の釈放を求める狙い。
北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、ペ・ジュンホ氏に対する裁判が4月30日に行われ、最高裁判所が15年の労働教化刑を言い渡したと伝えた。ペ・ジュンホ氏は2012年11月、観光目的で北朝鮮に入ったが「反共和国犯罪行為」を理由に逮捕されていた。米朝協議の開始に向けた交渉カードとして利用しているとの見方が韓国では出ている。
[日経新聞5月2日夕刊P.2]
北、韓国系米人を「人質」に…労働教化刑15年
【ソウル=中川孝之】朝鮮中央通信は2日、北朝鮮の最高裁判所が4月30日、昨年11月に逮捕・拘束されていた韓国系米国人ペ・ジュンホ氏に対し、15年の労働教化刑を言い渡したと報じた。
ペ氏を事実上の「人質」に取り、解放交渉を名目に米国を対話の場に引きずり出す狙いがあるとみられる。
労働教化刑は強制労働を科す懲役刑。朝鮮中央通信は、ペ氏が「敵対犯罪行為を敢行した」としたが、罪名は伝えていない。ペ氏は40歳代で中国で北朝鮮専門の旅行会社を経営。昨年11月3日、観光名目で北朝鮮北東部に入国した。
ペ氏の身柄を巡っては、聯合ニュースが2日、カーター元米大統領が解放交渉のための訪朝を希望し、ケリー国務長官に書簡でその意向を既に伝えたと報じた。東亜日報によると、北朝鮮側の招請に応じてのことだという。
(2013年5月2日13時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20130502-OYT1T00697.htm
※ 参考記事【2010年8月)
カーター氏訪朝「北に利用された」と批判も
【ワシントン=本間圭一】カーター元米大統領が27日、北朝鮮で解放された米国人男性、アイジャロン・マリ・ゴメス氏(31)とともに帰国した。
カーター氏は訪朝の第一の目的は果たしたが、金正日総書記との会談は実現しなかったとみられ、米国に不快感を見せつけたい北朝鮮の演出に利用されたともいえる。米国内には北朝鮮で米市民が拘束されるたびに、大統領経験者が訪朝し解放交渉することに批判もある。
AP通信は28日、ゴメス氏の帰国について、「カーター外交が米国人囚人の解放に貢献」と論評、カーター氏の功績をたたえた。
カーター氏は1981年に大統領を退任したが、94年のボスニア・ヘルツェゴビナでの和平仲介など大型の紛争調停だけでなく、2006年にガンビアの大統領に書簡を送り、拘束された弁護士の釈放を実現した。
北朝鮮に拘束された米市民は09年以降、4人に上るが、このうち3人はクリントン、カーター両元大統領の訪朝により解放された。ジャック・プリチャード元朝鮮半島和平担当特使は、カーター氏の訪朝について「新たに元大統領を派遣するのは非常に悪い前例になる」と指摘、拘束した米市民を対米交渉の材料にする北朝鮮の思惑通りに動いていると警告した。
また、今月24日の国務省の定例記者会見では、米国人記者が「イランで拘束されている3人の米市民の解放にだれも派遣しないのか」と質問し、他国で拘束中の米国人との「差別待遇」にも批判が集まる。
(2010年8月29日16時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100829-OYT1T00418.htm
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