http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/288.html
Tweet |
朝日新聞2013年04月25日(木)朝刊「声」欄より
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304240688.html
思慮を欠いた靖国参拝を憂う
無職 大田正(三重県明和町 67)
靖国神社の春の例大祭に過去最大規模の168人もの国会議員が参拝した。事前に麻生太郎副総理も参拝、安倍晋三首相は参拝こそしなかったが、真榊(まさかき)を奉納、閣僚の参拝を黙認した。中国・韓国はこれに反発し、日韓外相会談が中止となり、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海を8隻もの中国の海洋監視船が侵犯した。こうなることは誰の目にも明らかなことで、参拝した国会議員は何を考えての行動か理解に苦しまざるを得ない。
首相は、「他国に文句を言われる筋合いはない」といい、菅義偉官房長官は「各国にそれぞれの立場がある」と語った。そんなことで外交が成り立つのか。ましてや今、挑発とも言える行動を繰り返す北朝鮮に対して日中韓が緊密に連携して対応すべき時ではないか。
祖国に命を捧げた英霊に対し参拝するのは当然のことと議員たちは言うが、英霊たちは、このような事態を引き起こす参拝に喜んでいるのだろうか。
こうしたかたくななまでの行動は隣国との関係を悪化させるだけだ。自分たちのメンツを守るための主張を押し通し、結果として多くの国民の命を犠牲にせざるを得なかった過去の戦争を反省せず、再び過ちを犯す危険は避けなければならない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。