【ニューヨーク聯合ニュース】３回目の核実験を行った北朝鮮への対応をめぐり国連安全保障理事会での協議に進展が見られない状況が続いている。

　韓国政府は安保理の議長国を務める今月中に強力な内容の制裁決議を採択したい考えだが、現実的に不可能であるとの見方が強まっている。

　安保理消息筋によると、米国と中国は先週１週間、北朝鮮に対する制裁レベルについて協議を続けたが全く進展がなかった。

　米国は北朝鮮が長距離ロケット発射に成功してから約２カ月後に核実験を強行しているだけに、自国の国家安保に直結する事案として認識し、過去とはレベルの違う強力な制裁が必要だとの立場を取っている。

　一方、中国は米国の要求全てに応じれば北朝鮮との関係に悪影響が出かねないとして「適切な制裁」を主張し、一歩も引かない構えだ。

　これにはアジアに中心の軸を移した米国の外交安保戦略に対する警戒心も作用しているとされる。

　先週半ばの段階では今月中に対北朝鮮決議が採択されるとの見方が強かった。

　昨年１２月の北朝鮮の長距離ロケット発射の際には、本国からの指示が得られず米国との初回協議まで１カ月近くかかった中国だが、今回は早い段階で両国の話し合いが行われたためだ。

　中国政府としては来月３日に開催される全国人民代表大会（全人代、国会に相当）など自国の政治日程を考慮し、話し合いが長引くことは望まないだろうという見解も広まった。

　だが、１週間の協議で得られた成果が何もない上に、週末に行われた話し合いも途中で打ち切りになるなど、両国が２月中の合意を事実上あきらめたのではないかという声が聞かれる。

　ある消息筋は「意見の隔たりが大きく、話し合いも平行線をたどっている。物理的に今月中に合意する可能性は低い」と伝えた。

　対北朝鮮決議は米中の制裁レベルについての合意と文案調整、理事国回覧、安保理全体会議などを経て決定する。

　回覧期間には各理事国が文案に異議を唱えることができる。

　専門家は、決議案採択の時期が遅れる可能性はあるが、米中がようやく合意にこぎつけた文案にほかの理事国が難色を示す可能性は低いと説明した。

　米中が２５日ごろに文案について電撃合意した場合、最短期間で回覧できれば今月中の採択も不可能ではない。

　韓国政府は昨年１２月の長距離ロケット発射の際、半月以内の決議案採択を目標にしたが、中国側の協力が得られず目標期限内に採択することができなかった。

sjp@yna.co.kr

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/02/25/0300000000AJP20130225001300882.HTML

関根健次氏
「今、ライブでバングラデシュ、ダッカで行われいている大規模デモを観ている。人々が規律を守り、混乱もなく、集い平和的に訴えている。ものすごいエネルギーだ。そこにあるのは怒りじゃなく、願いや祈り。子どもたちの姿もみえる。バングラが変わろうとしている。」
https://twitter.com/sekinekenji/status/308159270938091520

２１世紀をアジアの世紀にしましょう。

【ソウル聯合ニュース】先月に３回目の核実験を強行した北朝鮮に対する制裁決議案を協議する国連安全保障理事会の非公開会合が、５日午前１１時（日本時間６日午前１時）に開催される。

　常任理事国の米国と中国が４日、決議案の方向性に暫定合意したことを受けたもので、会議で草案がまとまれば、今週中にも決議案が採択される見通しだ。

　決議案の草案には、安保理の制裁を受ける北朝鮮の団体や個人を大幅に増やすなど、これまでよりさらに厳しい制裁が盛り込まれる可能性もある。

　米中は北朝鮮が２月１２日に核実験を行った直後から制裁協議を続けてきた。安保理は過去の決議に違反する核実験を強行した北朝鮮に厳しい制裁を科すべきだとしたが、中国は強い制裁に難色を示していた。

stomo@yna.co.kr

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2013/03/05/0300000000AJP20130305002000882.HTML