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株式日記と経済展望
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北朝鮮を経済的に支えているのは中国よりも韓国であり、朴槿恵政権が
南北貿易中止を決断すれば金正恩政権は崩壊に向かうと主張した。
2013年2月3日 日曜日
◆朴槿恵が南北貿易中止を決断すれば金正恩政権は崩壊 2月3日 趙甲済ドットコム
http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2992914/
北朝鮮の核実験が目前まで迫ってきた中、韓国の保守論客である金成c氏が、北朝鮮を経済的に支えているのは中国よりも韓国であり、朴槿恵政権が南北貿易中止を決断すれば金正恩政権は崩壊に向かうと主張した。以下、金成c氏の論説を訳載する。
刀の柄は中国ではなく韓国が握っている
南北交易、北朝鮮財政の40%
金成c
1. 北朝鮮3代世襲は対北無条件支援に余念がない従北・左派と右顧左眄する政権与党の合作品だ。 核実験など北朝鮮の挑発が続くならば、朴槿恵政府は南北交易中断などの制裁に出なければならない。刀の柄は韓国が握っている。
2. 例をあげてみよう。李明博政府5年間の南北交易額は北朝鮮財政の40%に達する。5年間(2008〜2012)の南北交易額は90億9,600万ドル(9兆9,601億ウォン)。盧武鉉政権5年間56億2,400万ドル(6兆1,582億ウォン)、金大中政権5年間20億2,500ドル(2兆2,173億ウォン)であった。金大中時代より5倍近く増えた。
一方北朝鮮の財政は2008〜2011年、年平均40億5,000万ドル(それぞれ34.7、35.9、52.1、57.3億ドル)。2008〜2012年の南北交易額平均は18億192万ドルで、これは北朝鮮財政の40.4%程度だ。北朝鮮の財政は社会主義体制の特性上、国民総所得(GNI)に占める比重が資本主義国家より高い。
3. 刀の柄は「中国」でなく「韓国」が握っている。南北交易は北・中交易の62%水準だが(2009年の南北交易16億7,900万ドル、北・中交易26億8000万ドル)北朝鮮の立場では南北交易中断が北・中交易中断よりも致命的だといえる。これは、南北交易が慢性的黒字、北・中交易は慢性的赤字であるためだ。
「北朝鮮は南北交易では黒字構造を、北・中交易では慢性的な赤字構造であるので、南北交易で稼いだ外貨が北・中交易の増大を支える役割を果たしている(出処:統一部発刊2012年『北朝鮮理解』)」
4. 中国が北朝鮮を助ける限り金正恩政権は崩壊しないというのは間違った表現だ。 中国は北・中交易以外に原油・食糧・石炭など若干の現物を支援するだけで現金は提供していない。北朝鮮核問題担当大使(6者会談代表)を経験した李ヨンジュン氏は『ゲームの終末』という著書で「北朝鮮が切実に必要とする巨額の現金を供給できる韓国こそ、中国を凌駕する最も強力な対北朝鮮牽制と圧迫手段を保有している」と語っている。
5. 北・中交易が赤字である状態で、中国は北朝鮮に現金も提供していない。結局、北朝鮮の核兵器・ミサイル開発および暴圧システムを維持する原動力は、中国が提供する原油・食糧・石炭支援と南北交易を通した支援および宗教団体のいわゆる人道的支援そして武器・麻薬取り引きなどの不法貿易などであると推定される。この中で核兵器・ミサイル開発のために切実な「現金」すなわちドルは南北交易と武器・麻薬取り引きがほとんどを占めてきただろう。
日本政府の対北朝鮮制裁措置により朝総連系の対北朝鮮送金も急減した状況だ。国連安保理制裁措置と対北朝鮮PSI(大量殺傷兵器拡散阻止)活動強化で武器・麻薬取り引きが萎縮している。
したがって韓国の南北交易は金正恩政権を支えてきた人工呼吸器と同じだ。 韓国が北朝鮮の3回目の核実験以後、南北交易を中断して天安艦・延坪島事件の延長にある局地的挑発だけを防ぐならば、北朝鮮は内部爆発の道を歩いていくことになるだろう。北朝鮮の内部爆発は自由統一に向かう出発点だ。朴槿恵当選者は歴史の決定的瞬間に立っている。
(私のコメント)
北朝鮮の核実験が間近に迫っていますが、北朝鮮は日本やアメリカなどの経済性さにも拘らず存続しているのは、中国が生かさず殺さずの経済援助しているからだと「株式日記」では書いてきました。しかし金成c氏の記事によれば、北朝鮮を支えているのは韓国であり、韓国との貿易で稼いだ資金が北朝鮮の国家予算の40%に相当しているそうです。
北朝鮮は、韓国の哨戒艦を撃沈したり韓国領土を砲撃しても反撃しないのは、再び戦争になるのを回避する為であり、対北朝鮮との貿易で多額のドルを北朝鮮にもたらしている。その資金でミサイル開発や核兵器開発をしているのだから韓国は自分の首を絞めるために北朝鮮を援助しているようなものだ。だから北朝鮮は崩壊しそうで崩壊せずに持っている。
韓国の政治は、親北勢力と右顧左眄する与党との構図ですが、李明博政権になってから北朝鮮との貿易は5倍に増加した。つまり北朝鮮を実質的に支えているのは韓国であり中国ではないようだ。だから中国の北朝鮮へ影響力も限られたものになってしまっているのだろう。しかし韓国は地理的に北から北朝鮮の圧力を受け西から中国の圧力を受けて挟み撃ちになっている。
中国や北朝鮮から見れば、韓国は既に袋のネズミであり、アメリカの軍事援助も米中関係を考えるとあまり宛には出来ない。北朝鮮の崩壊を一番恐れているのは韓国であり、北朝鮮が崩壊すればその負担は韓国に大きく圧し掛かって来る。北朝鮮の軍事態勢は強力であり、民衆の蜂起による崩壊はありえないし、クーデターも不可能だろう。中国の北朝鮮崩壊による難民の流入を恐れている。
韓国が南北朝鮮の統一を実現しようと思えば、パククネ大統領が北朝鮮との貿易を停止すれば出来るだろう。金正恩もまだ軍を掌握するところまで行っておらず、国内で政治闘争が行なわれるようになれば崩壊する可能性がある。しかし北朝鮮の崩壊を望んでいる国は無く、韓国も中国もアメリカも望んでいない。北朝鮮は緩衝地帯としての役割があり、北朝鮮が無くなれば米中の勢力が国境を接する事になる。
地政学的に言えば、旧満州地域に高句麗や高麗のような国があれば朝鮮半島の統一も可能でしょうが、FDルーズベルトは満州を中国に与えてしまった。満州帝国の消滅で朝鮮半島の分断が決定されたようなものであり、朝鮮半島の統一は中国の崩壊が起きて旧満州地域に独立国家が出来ないと無理だろう。満州国の建国は日本の謀略によるものですが、ロシアや中国との緩衝地帯として建国された。
日本としても北朝鮮崩壊のシナリオは考えているのでしょうが、韓国による統一なら問題は無いのでしょうが、中国が主導権をもって北朝鮮による統一も可能性がある。北朝鮮にしても韓国の資産が手に入ることはプラスになる。それだけ韓国内には親北勢力が入り込んでおり、韓国の反日運動を仕掛けているのも親北勢力だ。
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