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(回答先: 外交部:朝鮮の衛星打ち上げ問題に関する安保理決議の採択について:6カ国協議進展で日本にかかる圧力 投稿者 あっしら 日時 2013 年 1 月 23 日 12:59:15)
朝鮮が高い水準の核実験を行うと宣言 各国の反応
朝鮮中央通信によると朝鮮国防委員会は24日に声明を発表し、朝鮮半島の非核化の議論はもうせず、各種の衛星と長距離ロケットの打ち上げ、および高い水準の核実験を継続すると宣言した。
声明は国連安保理のあらゆる対朝決議を全面的に退けると表明。「衛星打ち上げは朝鮮の自主的権利であり、国際法で広く認められた主権の合法的行使だ。朝鮮は平和的な人工衛星をさらに宇宙に打ち上げ続ける」「米国の非核化を含む全世界の非核化が徹底的に先に推し進められた場合のみ、朝鮮半島の非核化があり、朝鮮の平和と安全が保障されうる。こうした状況の下、朝鮮は6カ国協議と『2005年9月19日の共同声明』がもはや存在しないことを世界に宣言する。今後は、たとえ朝鮮半島を含む地域の平和と安全の保障を旨とする対話や協議があったとしても、朝鮮半島の非核化を討論する対話はもうないであろう」「朝鮮は『全面対決戦』を繰り広げる国家の自主権を守るため、引き続き各種の衛星と長距離ロケットを打ち上げ、高い水準の核実験を行う。いずれも米国を狙ったものとなる」とした。
これについて中国外交部(外務省)の洪磊報道官は24日の定例記者会見で「朝鮮半島の平和と安定の維持、朝鮮半島の非核化は各国共通の利益だ。現在の朝鮮半島情勢は複雑かつ敏感だ。関係各国は共に冷静さを保ち、言動を慎み、地域情勢の緊張のエスカレートを招きうる措置を取らないでもらいたい」と表明。「中国は朝鮮半島の非核化を実現し、朝鮮半島の平和と安定の維持に各国が共同で努力すべきだと一貫して主張している」と表明した。
また「6カ国協議はこうした目標の実現を促す効果的な枠組みだと中国は考えている。各国は6カ国協議の枠組みで接触を強化し、相互信頼を深め、関係を改善し、摩擦を解消し、各国の懸念を全面的、均衡的に解決し、『2005年9月19日の共同声明』で定められた各目標を的確に実行に移し、朝鮮半島の非核化プロセスを推進し、朝鮮半島の平和と安定を共に守るべきだ。中国は国際社会と共に、この目標の実現に向けてたゆまず努力することを望んでいる」と述べた。
朝鮮外交通商省の趙泰永報道官は24日「韓国政府として朝鮮国防委員会の声明は非常に遺憾だ。韓国は朝鮮に対し、国際社会の持続的警告に耳を傾け、核実験を含む挑発的行為に出ないよう重ねて強く促す」と表明。6カ国協議の米首席代表を務めるデービース朝鮮担当特別代表の訪韓については、国連安保理の第2087号決議、朝鮮半島情勢、今後の対朝政策について意見交換したことを明らかにした。
ロシアのガチロフ外務次官は24日、朝鮮が6カ国協議の再開を拒否したことに遺憾の意を表明。「国連安保理決議に対する朝鮮の反応を遺憾に思う。朝鮮の衛星打ち上げは国連安保理決議を破壊した。問題解決の唯一の道である交渉の軌道に戻ってくるよう朝鮮に呼びかける」「『朝鮮が激しい反応を和らげ』、交渉継続にプラスの立場に戻ってくることを希望する」と述べた。
日本の菅義偉内閣官房長官は24日の記者会見で「国連を通じて核実験は絶対に行ってはならないと朝鮮に警告すると同時に、万が一に備えて警戒措置を取る」と表明した。松山政司外務副大臣は「朝鮮による核実験は国際社会の平和と安全保障に対する重大な挑発だ。関係国と緊密に連携し、朝鮮に対して『2005年9月19日の共同声明』を完全に履行し、核実験を放棄するよう要求する」と表明した。
朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞など日本の主要各紙は24日夕刊で揃って一面の目立つ位置に、米国を狙った朝鮮の核実験継続宣言について報じた。日本メディアは、日本人拉致問題とも結びつけて、今後日本が独自の制裁強化措置を取る可能性についても詳しく分析した。
米国のデービース朝鮮担当特別代表は24日「米国は依然として『2005年9月19日の共同声明』を履行するために誠意ある、信頼できる交渉を始めることを望んでいる」と表明。6カ国協議の韓国首席代表を務める韓国外交通商省の林聖男平和交渉本部長との会談後、記者団に「朝鮮政府が核兵器と多段式ミサイルを放棄し、平和的発展の道を選択するなら、手を差し伸べる意向だ」と述べた。また「米国の対朝政策に変更はない。今回の訪問はいかにして前進し、誠意ある、信頼できる交渉案をまとめるかを検討することが目的だ」と表明した。
デービース氏は記者の質問に「米国はまず安保理の対朝制裁を実施する。さらなる制裁を行うかどうかについては決定を待たねばならない」と表明。交渉再開には核実験を行わないと朝鮮が保証することが必要かとの質問には「米国は朝鮮に対して一貫して2つのアプローチを併用している。可能な時には接触し、必要な時には圧力を加える。現在は対朝政策が圧力を受けた段階だが、多国間外交ルートを通じて問題を解決することを望んでいる」と述べた。
デービース氏はまた「核実験を実行すれば、間違いなく誤算となる。現在は朝鮮半島情勢をエスカレートさせる時期ではない。韓国では間もなく新政権が発足するし、オバマ米大統領も先日2期目に入ったばかりで、朝鮮半島情勢の改善に向けた外交ルートの模索を重視している。朝鮮はこのチャンスを捉えるべきだ」と指摘した。
米紙ニューヨーク・タイムズは23日、朝鮮がKN-08ミサイルを発射する可能性があるとの専門家の分析を紹介した。KN-08ミサイルは昨年4月の平壌での軍事パレードで初めて公開された。朝鮮の配備する最大のミサイルだが、まだ発射実験は行われたことがない。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月25日
http://j.people.com.cn/94474/8107479.html
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