http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/244.html
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(Le Premier ministre japonais Shinzo Abe en visite «stratégique» au Vietnam : RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20130117-premier-ministre-japonais-shinzo-abe-visite-strategique-vietnam
ベトナム/日本−記事発表:2013年1月17日木曜日−最終更新:2013年1月17日木曜日
安倍晋三・日本首相がベトナムに「戦略的」訪問
記者 RFI
REUTERS/Luong Thai Linh/Pool
安倍晋三氏は最初の外遊の手始めに、1月16日水曜日、ベトナムを訪問した。「戦略的外交の出発点」として期待されると、日本の新首相が明言した旅行。この戦略の目的は、昨夏の尖閣諸島問題から緊張関係がずっと続いている、隣国中国から日本を守ることにあるようだ。確かに、安倍晋三氏が今回訪問する3国のうち2国が、同様に中国との領土問題を抱えている。
南シナ海で、中国と同様の領土問題を抱える国々との関係強化。これが安倍晋三氏の目的のようだ。安倍氏はベトナム首相との会談の後、その2ヵ国が「地域の平和と安全保障を促進する」ために、今後「より活発な」役割を果たすだろうと語った、はっきり言えば、軍事的な協力関係だ。
しかも、安倍晋三氏が今週訪問する3国は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国だ。安倍氏は水曜日、地域の安全保障改善のために、日本はASEAN諸国との関係強化をずっと考えてきたと語っている。中国海軍と事件を繰り返さないための「海上での適切な行動規範」について、現在まで、ASEAN 各国が意見の一致を得ていないため、安倍氏は各国を説得したいと考えている。
地域の健全な経済から利益を得ることも、目的の一つだ。日本の経済危機は安倍晋三氏の選挙運動の大きなテーマの1つだった。今月初め、安倍氏は1750億ユーロの大型景気刺激策を発表した。この地域の国々との経済関係の深化が、この政策の成功の鍵だ。そのため、水曜日ハノイで、安倍晋三氏は、同じ難題に立ち向かう国々とともに、日越両国の経済は互いに補い合うと褒めそやした。しかし、おそらく、安倍氏がそこで語ったことは経済だけではない。
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(ベトナムの声放送局・日本語サイト)
http://vovworld.vn/ja-JP/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E6%8C%87%E5%B0%8E%E9%83%A8%E5%AE%89%E9%83%A8%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E4%BC%9A%E8%A6%8B/131228.vov
ベトナム指導部、安倍首相と会見
2013年1月17日
16日、ハノイで、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長とチュオン・タン・サン国家主席はベトナムを訪問中の安倍首相とそれぞれ個別会見を行いました。
チョン書記長と安倍首相
安倍首相との会見で、サン主席は「両国は経済と安全保障、国防分野における協力を強化する必要がある」と強調するとともに「最近、ベトナム東部海域、(南シナ海)で発生した動きを前に、ベトナムはあらゆる紛争を国際法に従って解決すると主張してる。ベトナムは『相互尊重の原則と国際法を基礎にこの問題を解決する』という日本とASEAN=東南アジア諸国連合の立場を歓迎する」と述べました。
一方、安倍首相は「南シナ海における海上航行の安全保障に関して、日本はベトナムを含め、ASEANの立場を支持する」と明らかにしました。
これより前の同日午後、ズン首相は安倍首相を歓迎する式典を主催しました。歓迎式のあと、両国の首相は会談に臨みました。
ズン首相と安倍首相
会談で、両首相は両国間の戦略的パートナー関係の強化を目指す方向と措置で一致するとともに、ベトナム・日本友好年の開幕、両国の国交樹立40周年を公表しました。また、両首相はともに関心を持っている地域と国際問題に関する協力を強化することでも一致しました。
会談後行われた記者会見で、ズン首相は「両国間の友好協力関係の絶え間ない発展、及び、両国の指導者が達成した合意書の履行のため、両国の高級指導者らによる相互訪問と各レベルの対話の強化を継続することを提案する。ベトナムはベトナムに対する日本のODA政府開発援助に感謝申し上げる」と強調しました。
一方、安倍首相は「ベトナムは日本の重要なパートナーである。両国は経済を始め、多くの分野において互いに協力できる。ズン首相とともに、経済、貿易、投資などの分野における協力をさらに強化することで合意した」と明らかにしました。
なお、安倍首相がベトナムを訪問したのは2回目ですが、今回は首相就任後の初外遊です。
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(newsclip.be)
http://www.newsclip.be/news/2013118_036954.html
安倍首相、タイで首脳会談 洪水対策、高速鉄道、ミャンマー経済特区に関心
2013/1/18 (02:26)| トップニュース 写真ニュース 政治
【タイ】安倍晋三首相は17日、タイを訪問し、インラク首相と会談した。日本の首相がタイを訪れるのは2003年の小泉純一郎首相以来。
会談後の共同記者会見でインラク首相は、安倍首相がタイの治水事業、高速鉄道計画、ミャンマーのダウェイ経済特区開発といったインフラ事業への日本企業の参入に関心を示したとして、ダウェイについては、タイ、ミャンマー、日本の3カ国で近いうちにハイレベルの協議を行うべきだと述べた。また、安倍政権下での日本経済の回復に期待を示した。
タイの治水事業は多くの日系工場が水没した2011年のタイ中部大洪水を受けたもので、韓国などが受注を目指している。昨年11月にはインラク首相の兄で政権の最高実力者であるタクシン元首相が韓国の治水事業「四大河川再生事業」を視察した。
高速鉄道はバンコクとタイ東北部ノンカイ、北部チェンマイ、南部パダンベサールなどを結ぶ路線が検討されている。中国、ラオスと接続する構想があり、受注競争は中国が先行しているようだ。ただ、タイ国内には中国の鉄道技術の安全性を懸念する声がある。インラク首相は昨年、中国の北京―天津間を結ぶ高速鉄道である京津都市間鉄道と九州新幹線の博多―熊本間に試乗した。タイ政府は新幹線にも関心を示しているが、タイにとっては過剰性能で価格が高すぎるという見方がある。
ダウェイはマレー半島の付け根の西側にあり、深海港の開発とタイとの陸路接続で、アンダマン海、インド洋とタイ湾、南シナ海を結ぶ物流拠点になると期待されている。タイにとってはマラッカ海峡を経ずに欧州、インドに輸出できるため、メリットが大きいと見られている。ダウェイの開発は2010年に、タイのゼネコン(総合建設会社)最大手イタリアンタイ・ディベロップメント(ITD)がミャンマー政府から請け負った。しかし、深海港、道路、発電所、工業団地など事業が多岐にわたり、投資額が3000億バーツを超える見込みで、同社1社の手には負えない状況。タイ、ミャンマー両国政府と日本など第3国の支援が不可欠だが、ミャンマー政府は同国最大の都市ヤンゴン近くのティラワ経済特区を日本と協力して開発することで合意しており、ダウェイの開発は二の次となっている。
安倍首相は16日、東南アジア3カ国歴訪の最初の訪問先であるベトナムを訪れ、同国首脳らと会談した。17日正午前にバンコクに入り、在タイ日系企業関係者らと懇談後、日本型ものづくりを目指す泰日工業大学を視察。夕方、バンコク都内の病院に入院中のプミポン国王を表敬訪問した。その後、タイ首相府を訪れ、インラク首相らと会談し、首相主催の晩餐会に出席した。18日にジャカルタに移動し、19日に帰国する。
上写真、安倍首相とプミポン国王(右)
下写真、安倍首相とインラク首相(右)
写真提供、タイ首相府
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(外務省サイトから)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/20/H352013011823353501A/
日・インドネシア首脳会談(概要)
平成25年1月18日
インドネシアを公式訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,18日(金曜日)15時20分(日本時間17時20分)から約1時間,ムルデカ宮殿において,スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領H.E. Dr. Susilo Bambang Yudhoyono, President of the Republic of Indonesia)との間で日・インドネシア首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,安倍総理は,首脳会談に先立って行われた歓迎式典に出席したほか,首脳会談終了後,ユドヨノ大統領と共に共同記者会見を行いました。
1.冒頭発言
(1)ユドヨノ大統領から,安倍総理が就任後初の外国訪問でインドネシアを訪問したことに歓迎の意を示すとともに,安倍総理と力を合わせて二国間関係を更なる高みに引き上げるべく協力したい旨述べました。
(2)安倍総理から,今回のジャカルタでの豪雨による洪水被害に対し,お見舞いの意を表明するとともに,日本政府として必要な支援及び協力を行う用意がある旨を伝達しました。
(3)安倍総理から,今般のアルジェリアで発生したテロ集団による人質事件について取り上げ,両首脳は,このような卑劣なテロ行為によって多数の犠牲者が出たことは断じて許されないことであり,強く非難されるべきであることにつき完全に一致しました。
(4)安倍総理から,アジア太平洋地域の戦略環境が大きく変化する中で,地域の平和と繁栄を確保していくため,ASEAN各国,特にインドネシアとの協力関係を重視している旨述べ,今次訪問の意義を説明しました。
2.対ASEAN外交5原則
安倍総理から,以下の日本の対ASEAN外交5原則について簡潔に説明し,ユドヨノ大統領から歓迎の意が表されました。
(1)第一に,ASEAN諸国と共に,自由,民主主義,基本的人権等の普遍的価値の定着及び拡大に共に努力をしていくこと。
(2)第二に,「力」でなく「法」が支配する自由で開かれた海洋は「公共財」であり,これをASEAN諸国と共に全力で守り,米国のアジア重視を歓迎すること。
(3)第三に,様々な経済連携のネットワークを通じ,モノ,カネ,ヒト,サービスなど貿易及び投資の流れを一層進め,日本経済の再生につなげ,ASEAN各国と共に繁栄すること。
(4)第四に,アジアの多様な文化・伝統を共に守り,育てていくこと。
(5)第五に,未来を担う若い世代の交流を更に活発に行い,相互理解を促進すること。
3.二国間関係
(1)両首脳は,本年の日・インドネシア国交樹立55周年を契機として,3つの分野,すなわち,(ア)経済,(イ)政治・安全保障,(ウ)交流の各分野における協力を推進し,両国の「戦略的パートナーシップ」を一層強化していくことで一致しました。
(2)このうち,経済分野での協力については,安倍総理から,インドネシアの発展は地域経済の牽引力であり,日本経済の再生にとっても重要である旨指摘し,インドネシアによる適切なマクロ経済政策や投資環境整備への期待を示しました。また,両首脳は,ジャカルタ首都圏のインフラ整備に関し,両国で合意した「MPA戦略プラン」の迅速かつ円滑な実施に向けて協力を進めていくことで一致しました。
(3)政治・安全保障分野での協力については,首脳・外相間の頻繁な対話を通じて意思疎通を図っていくことで一致したほか,地域の民主化支援,対パレスチナ三角協力,防衛当局間の協力などを着実に進めていくことを確認しました。
(4)交流分野については,安倍総理から,「JENESYS2.0」として,ASEANを含むアジア大洋州の各国との間で新たに3万人規模の青少年交流を実施する旨述べ,ユドヨノ大統領から歓迎の意が表されました。
4.地域情勢
(1)安倍総理から,2015年のASEAN共同体の構築を日本は積極的に後押ししていく旨を伝達し,両首脳は,日・ASEAN友好協力40周年を契機として協力を更に推進していくことで一致しました。
(2)安倍総理から,日中関係は日本にとって最も重要な二国間関係の一つであり,地域の責任ある国として,日本は引き続き冷静に対応し,中国との意思疎通を維持・強化して日中関係をマネージしていくとの基本的姿勢につき説明しました。
(3)東アジア首脳会議(EAS)については,安倍総理から,地域の政治・安全保障問題を首脳レベルで議論する主要なフォーラムに育てたい旨述べ,両首脳は,本年のEASで良い成果を上げることができるよう,ASEAN議長国であるブルネイを共に支えていくことで一致しました。
(4)南シナ海問題については,両首脳は,全ての関係国が国連海洋法条約(UNCLOS)等の関連国際法を遵守し,平和的に解決すべきであるとの認識で一致しました。
(5)北朝鮮情勢については,昨年12月のミサイル発射は安保理決議の明白な違反であり,極めて遺憾であるとの点で一致しました。また,日本人拉致問題について,安倍総理から,日本の立場への理解と支持を改めて要請し,ユドヨノ大統領の理解を得ました。
安倍総理大臣のベトナム,タイ及びインドネシア訪問(平成25年1月16日〜19日)
各国・地域情勢 インドネシア共和国
アジア大洋州局 南部アジア部 南東アジア第二課
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(投稿者より)
順に、RFIサイト、ベトナムの声放送局サイト、「newsclip.be」(タイの現地日本語サイト)、外務省サイトの記事です。インドネシアについては、現地の視点を日本語で紹介している記事が見あたりませんでした。仏文和訳には間違いがあるかも知れません。ご容赦ください。
初外遊は米国にしたいと安倍氏は望んでいましたが、米国に拒否された形でした。それでも、いまは、中国と対峙するためにも、日本経済再生のためにも、東南アジアとの連携が最も重要です。結果的には東南アジアが最初で良かったのだと思います。
東南アジアでは、麻生財務相はミャンマーを訪問し、債務の一部放棄を含む大規模な経済支援を約束しています。また、岸田外相はフィリピン・シンガポール・ブルネイ・オーストラリア訪問を訪問しています。特に、フィリピンでは、巡視船供与を含む、海上警備の支援についても話し合われたようです。
アルジェリアの天然ガス生産施設で、日本人を含む各国作業員がイスラム勢力の人質となった事件の対応のために、安倍首相は日程を切り上げて帰国しましたが、まずは、やるべきことをやってくださった、という見方でいいと思います。
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