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株式日記と経済展望
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条約は国際社会のルール。「「反日なら何でもあり」の雰囲気や中国の圧力
に屈して条約を守れないのであれば、韓国は普通の近代国家とはいえない。
2013年1月4日 金曜日
◆「靖国放火」中国人が出国=韓国 1月4日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130104-00000037-jij-kr
【ソウル時事】韓国のソウル高裁が、日本の引き渡し要求に応じない決定を下した劉強容疑者が4日午前、仁川空港から中国・上海に向けて出国した。法務省関係者が明らかにした。
◆韓国は日本との条約守れない? 靖国放火容疑者引き渡し問題で国際信用失墜の可能性も 2012年10月21日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121021/kor12102118010002-n1.htm
ソウルの日本大使館に今年1月、火炎瓶を投げ込み韓国で実刑判決を受け服役中の中国籍の劉強受刑者の身柄をめぐり、韓国が日中の間で厳しい状況に立たされている。劉容疑者は、昨年末の東京・靖国神社への放火容疑が持たれていることから日本側は身柄引き渡しを求めているが、中国政府は中国への強制送還を強く要求。韓国でも朝鮮半島の日本統治時代の元「慰安婦」を支援する反日団体などが出てきて、日本への引き渡しをしないよう韓国政府に圧力をかけているという。(ソウル 加藤達也)
劉受刑者の身柄をめぐっては韓国外交通商省の趙泰永報道官が16日、「国内法と国際法、人道的な見地を総合的に考慮して結論を出す」とし、対応を決めていないことを明らかにした。
だが、日韓間には犯罪人引き渡し条約がある。「本来は、条約に定められた引き渡し拒否の理由にあたらない限り、粛々と引き渡しが行われるべきだ」と日本警察関係者は指摘する。
条約に従えば、手続きは韓国での刑期終了後、身柄引き渡しに問題ないかどうかソウル高裁が審査する。「一般刑事犯罪である放火犯の引き渡しは通常ならばまったく問題なく、迅速に決まるケース」(韓国警察関係者)という。
条約では、引き渡しを拒むことができる場合について、容疑者の引き渡しが請求されている犯罪が政治犯罪であると被請求国(韓国)が認定した場合などがある。しかし、今回の事件の容疑は建造物等以外放火だ。万が一、合理的理由もなく日本への引き渡しが実行されなければ、韓国は犯罪人引き渡し条約の不履行国となり国際的信用の失墜は免れないことになる。
韓国紙の中央日報は15日、この問題を1面と8面で大々的に報道。そこには、この問題に対する韓国側の認識が如実に反映されている。
報道では劉受刑者は11月8日に刑務所を出所する予定。出所後は、「昨年末、東京の靖国神社への放火容疑で日韓犯罪人引き渡し条約に基づき(逮捕状を取っている)警視庁に引き渡される見込みだ」としている。
しかし、中国政府が外交ルートで「日本に引き渡さず中国に追放してほしい」と韓国政府に強く要請していることから、「問題が複雑になっている」とも報じている。韓国政府が劉受刑者を「法に基づいて処理するには考慮すべき変数があまりにも多い」としている。
中央日報が指す“変数”とは何か。それは劉受刑者の犯行動機だ。
劉受刑者は、韓国警察での取り調べや公判で、火炎瓶事件の動機を「日本政府が過去の歴史を認めず責任もとらないことに怒りを感じた」と述べている。また、朝鮮半島の日本統治時代に祖母が日本軍によって中国南部に連れて行かれ、慰安婦をさせられたとも主張している。
劉受刑者が主張する境遇は、警察の捜査段階から垂れ流されてきたが、実は警察も裁判所も真実かどうか検証していない。にもかかわらず、韓国メディアが、逮捕直後から本人のインタビューを放送するなどして完全な事実であるがごとく伝えられてきた。
その結果、韓国では反日団体を中心に「日本帝国主義時代の犠牲者の敵をとった」とする認識が生まれ、元「慰安婦」を支援する反日団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」も劉受刑者を日本へ引き渡さないよう韓国政府に影響力を及ぼそうとしている。
もう1つの“変数”は中国だ。
中国外務省の洪磊報道官は16日の定例記者会見で、劉受刑者の身柄について「韓国が公正で適切に解決することを望む」として、中国への強制送還を求めた。
中国の孟建柱公安相は7月に訪韓した際、韓国の権在珍法相に対し「中国国内には反日感情があり、(身柄を)日本に引き渡せば最終的に(中韓間の)外交問題となる可能性がある」と発言。韓国側はこれに、「懸念を理解する」と応じて明確に中国の圧力を拒否しなかった。
中国は劉受刑者の身柄を対日、対韓の外交的な勝ち負けの問題としてとらえている。そして、「(身柄を)勝ち取って、国民に中国の外交力を示すつもりだ」(中韓外交筋)とみられる。
韓国の司法関係者は「中国政府は出所後の劉受刑者を英雄的に出迎えるため、パスポートの発給準備を進めている」と明らかにした。また、韓国メディアによると、韓国法務省が被告に難民の地位を与えることまで検討したという。
条約は近代国家間の信頼の上に成り立った国際社会のルール。「反日なら何でもあり」の雰囲気や中国の圧力に屈して条約を守れないのであれば、韓国は普通の近代国家とはいえない。
(私のコメント)
韓国は地政学的に中国から完全に独立して生きて行く事はできない。それは韓国の歴史を見れば分かりますが、韓国は有史以来ずっと歴代中国王朝の属国として支配されて来た。それは中国王朝と戦争をして勝った歴史が無いからだ。南満州の国家であった高句麗は隋王朝や唐王朝などを破った歴史があるが朝鮮民族の国家ではない。
高句麗は南部の百済と同盟を結んでいたから中国に対抗する事が出来ましたが、百済は日本から軍事援助を受けていた。それに対して新羅と唐が手を組んで百済を白村江の戦いで破り高句麗は孤立して、新羅と唐軍に挟まれて滅亡した。だから新羅は必然的に唐の冊封国となり、その高麗となり李氏朝鮮となって中国王朝の冊封体制下に置かれた。
韓国人が「冊封」についてどのような教育を受けて来たのだろうか? いわば中国の家来の国家と言うような意味であり、属国の事だ。いわば2000年にわたって朝鮮半島は中国の属国として存在し続けてきた国であり、日清戦争後の日本統治時代と戦後の韓国は中国の支配下には無かったが、中国が経済力を増してくると韓国にも圧力をかけはじめて来た。
このように見れば、現代の韓国を日米が放置していれば中国の属国に戻るのは時間の問題であり、現実に在韓米軍は2015年に指揮権を韓国に渡して引き揚げるようだ。そうなれば完全に韓国は2000年来の姿に戻る事になる。それだけ歴代の中国王朝は超大国であったし、地続きの挑戦半島の国家は属国として生きるしかなかった。
同じ半島国家のイタリアはアルプス山脈にさえぎられているし、スペインはピレネー山脈にさえぎられているのに対して、朝鮮半島は鴨緑江があるだけで中国の大軍を防ぐ事は出来ない。朝鮮戦争でも中国が参戦してくるとアメリカ軍は南部まで押し返された。このような地理的な条件から完全な独立を保つ事は難しく、朝鮮民族は中国の支配を受け続けてきたDNAがある。だから韓国には反米デモや反日デモがあっても反中デモは聞いた事が無い。
韓国人の意識には中国が大中華なら韓国は小中華の意識があり、全くの属国意識そのものだ。文化的にも公文書は漢文で書かれて古代の石碑なども漢文で書かれている。ハングルが出来たのは15世紀ごろであり
公文書は漢文が使われて来た。ちょうぞ日本も大戦で負けてアメリカ軍から英語を公用語とせよと言われたようなものであり、現代では日本はアメリカの属国となり、韓国北朝鮮は中国の属国となっているのと同じだ。
産経新聞の記事にもあるように、靖国神社の放火犯が韓国でも放火で捕まり刑を受けましたが、犯人の引渡しをめぐって韓国は日本と中国との板ばさみとなりましたが、韓国は中国に犯人を引き渡した。日本と韓国には記事にもあるような日韓犯罪人引き渡し条約があるのですが、韓国は政治犯だとして日本への引渡しを断り中国に引き渡した。放火が政治犯と言うのは解せませんが、靖国神社に放火しても罪にはならないのだろうか?
むしろ政治的な判断が韓国政府に働いたのでしょうが、司法の判決を了としたのでしょう。「株式日記」では、既に韓国と台湾は中国の勢力圏に入ったと書いてきましたが、犯人引渡しを見てもそれが証明で来た。これは地政学的に当然の事であり、中国の国力が大国化すれば韓国は自動的に中国の勢力下に入る。アメリカは東アジアから少しづつ引いているのは明らかであり、その引いたところに中国が出てくるのは当然だ。
2000年にわたる中国の支配は韓国人の血と肉になり生き続けている。そのような韓国人は中国に反抗的な日本人が許せないのだろう。韓国人が言っていることは中国人が言っている事とカーボンコピーであり、中国こそが中華であり日本は夷敵に過ぎない。中国の威光が通じない日本人が憎たらしくてしょうがないのだろう。
中国も経済において日本を追い抜いたことで大国意識が芽生えてきて、尖閣問題でも威圧的な態度を取るようになりましたが、歴史的に見ても2000年以上もそんな国だったから中国人に謙虚さを求めるのは難しい。韓国人は中国と言う虎の威を借りるキツネであり、韓国の李明博大統領が竹島に上陸したのも中国から言われたからだろう。次のパククネ大統領も同じ行動を取るだろう。それだけ中国の属国意識が染み付いてしまっている。今回の放火犯引渡しは韓国政府と韓国人にとっては当たり前の事なのだ。
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