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グーグル会長、来週にも訪朝 米、私的訪問で対話再開探る?
韓国外交通商省報道官は3日、米グーグルのエリック・シュミット会長が北朝鮮を訪問する計画があるという情報を明らかにした。目的は不明。北朝鮮当局にパイプを持つ米国のリチャードソン前ニューメキシコ州知事に同行するとみられる。現地で事業を始める可能性は低いが、IT産業振興などに何らかの支援をするとの観測もあり、米朝間の対話の糸口を期待する声も出ている。
同報道官は3日の記者会見で「シュミット氏が私的な訪問を計画していると聞いている」と述べた。聯合ニュースは「早ければ来週」と報じた。
米国は1994年にカーター元大統領が平壌入りし、核危機の回避につなげるなど要人の「私的訪問」を利用して対話につなげたケースが少なくない。北朝鮮では観光目的で昨年11月に入国した米国人男性が抑留されており、リチャードソン氏は解放交渉にあたるもよう。シュミット氏はこれと共に平壌入りする見込みで米朝間の交渉との関連性が注目される。
北朝鮮はネットを限られた指導層にだけ解禁し、一般住民には接する機会を与えていない。外国の思想的な自由や物質的な豊かさを知らせることを嫌っており、検索最大手のグーグルがビジネスを始める環境は整いにくい。ただ、体制安定を急ぐ金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は経済に注力する姿勢を示す。産業育成にはネットの力も大きいだけに、いずれ徐々に開放するのではないかとの見方がある。
グーグル会長の訪問は北朝鮮の改革開放を望む国際社会の立場とも合致する。シュミット氏はかねて「ネットの発達は市民の力を強める」と訴えており、北朝鮮に社会変化を促すメッセージとなる可能性もある。
(ソウル=尾島島雄)
[日経新聞1月1日朝刊P.4]
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