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(回答先: 候補統一へ本格協議 野党・文氏が公式要請 安陣営「否定せず」と表明 投稿者 あっしら 日時 2012 年 11 月 02 日 03:41:17)
[2012韓国大統領選]保革、一騎打ちに 三つどもえの構図一変
野党系の文氏と安氏、公示前に一本化
【ソウル=小倉健太郎】12月の韓国大統領選挙に向けて、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補が6日会談し、2人のどちらかに一本化することで合意した。25、26日の候補者登録(公示)までに統一候補を決める。世論調査で首位を維持する与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補を野党系2候補が追う構図は一変し、保革両候補の事実上の一騎打ちとなる見通しだ。
文、安両陣営の報道官は6日の会談後に記者会見し、「政権交代のため、未来を変えるために一本化する」などとした7項目の合意文書を発表した。両陣営の各3人で構成する実務チームを作り、政治刷新や連携策を盛り込んだ共同宣言をまとめる。両候補は宣言の発表時に再び会談する予定だ。
一本化の具体的な方法は、今後の協議で詰める。選挙人団による予備選挙や、討論会を経た世論調査などが取りざたされる。ただ、予備選は党組織を持つ文氏に、世論調査は無所属の安氏に有利とされるため、調整が難航する可能性もある。
6日は2候補だけで約1時間10分協議した。文氏は会談に先立ち「単純な候補一本化にとどまらず、政権交代後の改革までなし遂げるという点で2人は意を同じくしている」と安氏との連携をアピール。安氏も「今日の会談が新たな政治の第一歩となるように努力する」と応じた。
文氏側は早い段階から安氏側に一本化を呼びかけていた。安氏は「政治刷新が重要」などと態度を明確にしていなかったが、5日に文氏との会談を提案、事態が進展した。
対決の構図が固まるのと並行して、政策論争も次第に本格化しそうだ。最大の焦点は李明博(イ・ミョンバク)政権下で拡大したと批判が強い貧富の格差問題だ。3候補は福祉や雇用、財閥改革などの公約を競っている。北朝鮮との対話再開や対日、対米外交、政治改革も争点となる。
現政権と距離を置く姿勢は3氏とも共通しており公約に大差はない、との指摘もある。ただ、保守系の朴氏と革新系の文、安両氏の理念の違いは明確で、論争を通じて、どこまで独自性を発揮できるかも注目点だ。
調査会社リアルメーターが5日に発表した世論調査結果によると、各候補の支持率は朴氏が42.8%でトップ。安氏が26.8%、文氏は23.6%で追い、野党系2候補を合計すれば朴氏を上回る計算だ。
[日経新聞11月7日朝刊P.6]
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