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(回答先: 金正恩氏の元帥昇進と軍側近の解任劇 「権力バランスは流動的」(朝鮮日報) 投稿者 ピノキ 日時 2012 年 7 月 23 日 11:23:09)
http://blog.livedoor.jp/wien2006/
ウィーン発「コンフィデンシャル」
2012年07月25日06:00
北朝鮮の金正恩第1書記は、最側近の李英鎬人民軍総参謀長を解任する一方、自身は朝鮮人民軍の最高地位「元帥」に就任することで労働党と人民軍の掌握を完了した。同第1書記は「先軍政治」から「経済改革」へその目標を慎重に変えてきたといわれる。それは「6・28方針」と表現されている。すなわち、飢餓に苦しむ国民を解放し、経済強国という目標を立て、国家が積極的に投資していくという。その路線として、「中国型」か「ベトナム型」かで韓国メディアは今、議論を呼んでいる。そこで欧州駐在の北のエコノミストN氏に同国の経済改革の見通しなどを聞いてみた。
――金正恩氏は核兵器製造を国家目標としてきた父親故金正日総書記の先軍政治から決別し、国民経済の再生に乗り出してきた兆候がみられる。
「6・28方針はまだ正式に決定していない。党で正式に決まったならば、海外駐在のわれわれにも所属大使館を通じて通告を受けるが、目下、そのような通告を入手していない」
――韓国メデイアでは金第1書記の経済路線が中国型とベトナム型で議論を呼んでいる。第1書記はどちらの路線を目指すと考えるか。
「あくまでも私個人の予想だが、ベトナム型だろう。なぜならば、中国は大国であり、その経済路線を見本とするには余りにも国力の相違が有るからだ。その点、ベトナムはわが国と同様の国力とその規模だ。模範とするには適当だろう」
――金正恩氏の叔父・張成沢国防副委員長は親中国派といわれる。隣国中国から内外の支援を受けてきた。その一方、故金総書記は中国に対してはかなり強い嫌悪感があったといわれるように、北側は中国に対する警戒心は一般的に強い。
「国民の対中感情は歴史的なものだが、存在する。しかし、中国型改革路線云々の場合、国の規模問題であり、歴史的な感情ではない。歴史的感情といえば、わが国民の対日感情のほうがまだ新鮮な記憶であり、嫌悪感は強い」
――ところで、金第一書記は日本との関係改善、経済関係の深化などに関心があるのか。
「金第一書記は日本の経済力、国力を客観的に掌握している。だから、近い将来、対日関係の改善に乗り出すことは十分考えられる」
――話題は変わるが、李総参謀長が粛清されたという情報が流れている。李総参謀長が公式記録フィルムから抹殺されてきたというニュースも伝わっている。
「そのように報じるのは韓国メディアだろう。事実は解任されただけで、粛清とか拘束といったことはない。国の最高指導者が解任しただけだ。解任された人物が記録フィルムから消去されるのは、解任された人物だからだ。事実はそれ以上でもそれ以下でもない」
――李派軍と崔龍海総政治局長派軍が武装衝突したという情報が流れている。
「考えられないことだ。軍内部で武装衝突したり、最高指導者の決定に反対して蜂起するといったことはわが軍の伝統にはない」
*太字は投稿者による。
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