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株式日記と経済展望
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韓国の中央日報の記事を読んでも、韓国人は韓国がアメリカや日本の
支援無しには存在し得ない国である事が分かっていないようだ。
2012年7月17日 火曜日
◆ASEAN、“親中vs反中”分裂…米中代理戦に終わったARF 7月14日 中央日報
http://japanese.joins.com/article/566/155566.html?servcode=A00§code=A00
第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議が行われたカンボジアのプノンペンは激しい外交競演場となった。参加国の利害が絡んで衝突した。しかし大きな枠で見ると米国と中国の代理戦だった。
今年初め、オバマ米大統領が「米国の外交の中心を欧州からアジアに移す」と宣言して以来、米国はASEANに対する外交にいつよりも積極的になった。クリントン米国務長官は会議が開催されるまで、日本・モンゴル・ベトナム・ラオスを経てプノンペンに到着した。この4カ国は中国と領土問題などで対立している国だ。反中国連帯をあらかじめ組んで会議場に到着したのだ。
一方、すでにG2(主要2カ国)に成長した中国の影響力も大きかった。中国の政府開発援助(ODA)を受けて建設した「平和宮殿」で会議を主催したカンボジアは、南中国海(南シナ海)問題で中国の立場を後押しした。北朝鮮とタイは親中国外交路線を維持した。
米中の外交代理戦が激しくなった分、会議の結果は少なかった。今年のARF外相会議は、19年の歴史上初めて声明採択が不発に終わるのではという観測が出てくるほど難航した。何よりも南中国海問題をめぐる隔たりのためだ。
フィリピンとベトナムは共同声明に中国が自国の排他的経済水域(EEZ)を侵犯した事実を含めようと主張したが、議長国のカンボジアは拒否した。議長国のカンボジアが最後に各国の意見を折衝して出した議長声明には、北朝鮮の長距離ミサイル発射(4月)を糾弾する言葉も含まれなかった。北朝鮮の核問題に関しては「追加の挑発はしてはならず、国連安保理決議を遵守すべき」というレベルにとどまった。会議期間中、北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相は「北朝鮮の核は自衛用。米国の核脅威を防ぐためにも核を放棄することはできない」と主張した。南中国海の領有権めぐる紛争についても、「当事国が武力を使用してはならず、国際法上、原則を尊重すべき」というあいまいな表現で整理された。
今回の会議はG2時代を迎えた韓国外交の課題を鮮明に表した。クリントン長官は韓日米外相会談で、3カ国協調という枠で韓国を縛った。「韓日米3カ国間定例協議のためワシントンに実務運営グループを設置しよう」という新しい提案でだ。そして韓日米連帯は朝中連帯という反弾力を育てた。北朝鮮は会議中ずっと中国を後押しした。
金星煥(キム・ソンファン)外交部長官は12日の韓中外相会談で、楊潔チ外相に対して韓中軍事情報協定の締結を提案した。韓日米の三角連帯が軍事同盟ではないという点を迂回的に中国側に強調したのだ。楊潔チ外相の答弁は「よく分かった。推移を見守ろう」だった。
プノンペン会議は終わった。しかし米中の影響力競争は今も進行中だ。クリントン長官は13日、ベトナム・ラオス・カンボジアジア・太平洋国・ミャンマーのために5000万ドルの基金を設立し、健康・環境などの分野に支援すると発表した。
◆【社説】米中対立激化…韓国は戦略的対応を準備する時 7月17日 中央日報
http://japanese.joins.com/article/673/155673.html?servcode=100§code=110
米国と中国がアジア地域での覇権をめぐり行っている角逐戦がますます激しくなっている。 南中国海と東中国海の複数の群島をめぐり中国はベトナム、フィリピン、台湾、ブルネイ、日本と衝突を起こしており軍事的対応を漸増させている。これに対し米国は東南アジア各国と日本に対し積極的な支援の意思を明らかにし、軍事的衝突が起きた場合には介入するという意志を明らかにしてきた。特に先週カンボジアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)外相会議を前後して両国の対立が大きく浮上した。
クリントン米国務長官はARF直前に日本、ベトナム、ラオス、モンゴルなどを訪問し中国を直接的・間接的に批判する発言をすることにより対中包囲網を構築する姿を見せた。これに対し中国も紛争海域に海洋監視船団と漁船団を派遣するなど実力行使に乗り出す一方、紛争海域を管轄する海南省軍区と南海艦隊に強硬派指揮官を大挙配置するなど軍事的対応を強化する姿勢だ。同時にクリントン長官の発言に対しても人民日報と新華社通信を通じ辛らつに批判した。
両国間の角逐は東南アジア地域を背景に広がっている。しかし両国間の角逐が最も気になる国はまさに韓国だ。中国は韓国が自由貿易協定(FTA)を締結した米国、欧州連合(EU)との貿易規模を合わせたより大きい規模で貿易する相手だ。しかし外交安保的には同盟国の米国との密接な協力関係が避けられない。このような状況で米中間の対立が激しくなれば、ややもすると「鯨の争いにエビの背が割れる境遇」が懸念される。現在では両国間の対立が過去の米ソ冷戦時期のように相手陣営との交流を遮断する最悪の状況へと進む危険性はないようにみえる。だとしても長期的にそのような危険性に備える努力が必要だ。例えば両国はもちろんロシア、日本、EU、アジア各国と経済および外交安保次元から両国および多国間次元の密接な協力関係構築に韓国自ら積極的に出なければならない。韓半島に主要国の利害関係が密接に交差するようにすることにより特定国が韓半島で主導権を持てなくなるよう戦略的対応をしていかなければならない。このために南北間の対立関係を1日も早く協力関係に切り替えることも必要だ。
(私のコメント)
日本は天然の島国であるので、中国やロシアの支配を受ける事がありませんでしたが、日本を支配するにはアメリカのような大海軍力が必要です。中国やロシアには使いものになるような揚陸艦すらない。ロシアはフランスから揚陸艦を買わなければならないほどであり、上陸してもその後の補給力を維持するには多くの空母や揚陸艦が必要だ。
中国やロシアには、使いものになるような空母も揚陸艦も無いから、島を占領して維持できる戦力が無い。そのような戦力を有しているのはアメリカだけであり、10隻の巨大な原子力空母と多くの強襲揚陸艦を有している。つまり日本を軍事占領しうる能力のあるのは中国でも無くロシアでもなくアメリカだけだ。それに対して韓国はどうだろうか?
韓国は半島国家であり、朝鮮半島は1000年に及ぶ中国の支配を受けてきた。地政学的に見ても韓国は中国の勢力圏にならざるを得ませんが、在韓米軍の駐留によって中国からの影響力が阻止されている。もし在韓米軍が無くなれば韓国は戦わずして中国の傀儡政権が出来てしまうだろう。北朝鮮が強気なのはバックに中国が支援しているからであり、北朝鮮は中国の傀儡国家だ。
アメリカは当初は韓国に米軍を駐留させる事はありませんでしたが、その事が誤ったメッセージとなってスターリンは北朝鮮に韓国への侵略を命じた。当時の韓国軍は戦車も保有していないほどの弱体であり、スターリンは一気に韓国を占領できると見ていたのだろう。しかしあっという間に釜山まで迫ってきましたが、在日米軍は逆上陸作戦で北朝鮮軍を撃退して中国国境にまで迫った。しかし地の利がある中国軍が反撃してきて38度線で膠着状態になった。
朝鮮半島がこのように分断されてしまうのは、自国を中国やロシアや日本やアメリカから守れるだけの軍事力を持たないからであり、1000年に及ぶ中国の支配は自前の軍隊を持つ事が許されなかった。これは日清戦争後の大韓帝国にも言えることであり、ロシアの支配下に入る事で中国や日本の影響力を排除しようとした。米英勢力にしてみれば朝鮮半島がロシアの支配下に入れば、ロシア海軍は対馬海峡を安全に航行できることになり西太平洋の制海権がロシアのものになる危機感を持った。
朝鮮半島が分断国家となった原因は、韓国人の自立意識の無さが事大主義となり超大国の支配に甘んずる精神が根付いてしまっているからだ。北朝鮮も韓国も外国の支配を受けないと言う自立精神があれば分断国家となる事はなかっただろう。北朝鮮は中国の支援を期待して、韓国はアメリカの支援を期待しているから分断国家となってしまうのだ。
日本がアメリカの従属国となったのは、大東亜戦争で海軍力でアメリカに負けたからですが、日本には石油が無いからアメリカと戦争すれば戦争に勝てるわけが無い。戦艦大和があっても動かす燃料が無ければただの鉄の箱だ。日本は石油がないという理由で戦争に踏み切りましたが、満州には大慶油田が眠っていたし樺太にも油田が眠っていたが探査能力がなかった。当時の軍人には地質学的な教養が無いからこんな事になるのです。
北朝鮮には大きなウラン鉱山が眠っていますが、北朝鮮には原子力発電所を作る能力がない。だから中国から重油の援助で北朝鮮は生き延びていますが、韓国もアメリカの援助で生き延びているに過ぎない。在韓米軍がいなくなれば中国の傀儡政権が出来るのは時間の問題だろう。しかし中央日報の記事を読むと相変わらず超大国への依存心は変わらない様だ。
確かに米中との勢力バランスを取る事もいいが、韓国はアメリカの援助が無ければ成り立たない事を忘れている。韓国人とベトナム人と同じ半島人でありながら違うのは、ベトナム人はアメリカと戦争をしてアメリカを撃退した。さらに中国軍が攻めてきましたがそれも撃退した。それに対して韓国人はそのような経験が無い事だ。ベトナム人に出来て何で韓国人は出来ないのか? 事大主義的だからだろう。ベトナムのようにアメリカと戦い中国と戦う覚悟だけでも持つべきだ。
にも拘らず日本に対してだけ、竹島を武力占領したり従軍慰安婦で大統領が盛んに日本を非難しますが、それは日本がぜったいに攻めてこないからだ。それに対して北朝鮮に哨戒艦が撃沈されても、島が砲撃されても反撃しないのは情けない。これでは米中との勢力バランスがどうのこうのと言っても米中からバカにされるだけだ。ベトナム人のようにアメリカとも中国とも戦うだけの気概を韓国人は持って欲しいものだ。
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