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「人間代用ロボ」を米軍が開発へ
http://wired.jp/2012/02/20/darpa-sci-fi/
2012年2月20日 Technology - News
米国防高等研究計画局(DARPA)は、2足歩行ロボットを兵士の代理(アバター)として行動させる『Avatar』プロジェクトを開始する。
http://wired.jp/wp-content/uploads/2012/02/avatar.jpg
米国防高等研究計画局(DARPA)は、2月13日(米国時間)に発表した28億ドルに及ぶ2013年度予算の中で、『Avatar』と題されたプロジェクトに700万ドルを割り当てている。
このプロジェクトの目標は、同名の映画を思い出させるものだ。DARPAによるとAvatarプログラムとは「兵士が半自律型の2足歩行ロボットとパートナーになり、そのロボットを兵士の代理として行動させるための、インターフェースおよびアルゴリズムを開発する」ものだ。
これらのロボットは、誰もやりたがらない戦争関連の作業をこなせるくらい賢く、機動性に富んでいなくてはならない、とDARPAは説明する。つまり「部屋の掃除、歩哨の管理、(そして)戦闘による損害の回復」といった作業を、パートナーである人間の命令に従って行うという。
DARPAは以前からロボット研究を積み重ねてきている。例えば兵士の生理機能[必要なときに汗をかく]を模すように設計された頭のないヒューマノイド『PETMAN』(日本語版記事)や、軍備輸送に使用される『AlphaDog』(4本の足で歩く大型の動物型ロボット)のように、自律度の高い生物型ロボットの研究に力を注いでいる。
AlphaDogプロジェクトでは、聴覚によって人間の命令を理解し、視覚によって人間を追随する能力も目指されている。そして「訓練された動物が人間の訓練士と交流するような、自然な形で交流できる」ことも期待されている(日本語版記事)。
さらにDARPAは「思考の力だけでコントロールできるロボット」に関しても、成果を収めたいくつかの研究(日本語版記事)に資金を提供してきた。[リンク先は、デューク大学と日本の国際電気通信基礎技術研究所の研究者らが、サルの脳活動だけを使って、遠隔地にあるランニングマシンの上で人型ロボットを歩かせることに成功した実験を紹介する記事]
兵士たちが自らの分身であるロボットと心を融合させる日が来るかもしれないという、なんともそそられるような未来像が浮かんでくる。
TEXT BY Katie Drummond
TRANSLATION BY ガリレオ -藤原聡美
WIRED NEWS 原文(English)
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ロボットに人間の脳を移植する計画 ロシア
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/120305/wir12030515000003-n1.htm
2012.3.5 15:00 産経新聞
米軍は兵士の代理(アバター)として行動できる2足歩行ロボットを開発しようとしているが、ロシアではロボットに「人間の脳」を移植するプロジェクトが進んでいる。最終目標は「永遠に人間の意識を保つホログラム・マシン」の開発だ。
http://sankei.jp.msn.com/images/news/120305/wir12030515000003-p1.jpg
兵士の代理(アバター)として行動できる2足歩行ロボットを開発するという米国防総省の『Avatar』プロジェクトについてはすでに紹介した(日本語版記事)が、ロシアでいくつかのメディア企業を運営するドミトリー・イツコフ(31歳)によると、そのプロジェクトはまだまだ手ぬるいという。
イツコフ氏はSFを彷彿とさせる独自の冒険的な一大プロジェクトに乗り出しており、それは米軍のプロジェクトを凌ぐものになると期待している。人間の脳を持ち、永遠に人間の意識を保つロボットを開発する、というのが同氏の計画だ。
「このプロジェクトは永遠の命につながる。完璧なアバターを持った人は、社会の一部として存在し続けることができるのだ」と、イツコフ氏はWired.comに語った。同氏は露New Media Stars社の創設者であり、最近モスクワで開催されたカンファレンス『Global Future 2045』を組織した人物でもある。このカンファレンスは、未来学者レイ・カーツワイル(日本語版記事)らを招いて、2月17日から20日まで開催された。
イツコフ氏の『Avatar』プロジェクト(米国防総省のプロジェクトと同名だ)は、約1年前から開始されたが、これまではほとんどロシアで行われてきた。同氏によると、自身の潤沢な資金によって30人の研究者を雇っているという。同氏は、今後は世界中の科学者と協力したいという。「これは未来のため、人類のための、新しい戦略だ」
イツコフ氏の計画は、いくつかの段階に分けられている。まずは今後数年以内に、人間の脳によって操作できるロボットを開発する。これはある程度現実的な目標だ。米国防総省が支援する研究ではすでに、たとえばロボットアームを操作するサル(日本語版記事)のデモが行われている。またジョンズ・ホプキンズ大学は、人間の患者を使ってマイクロ・アレイを脳にインプラントすることで、義肢を操作する研究を行っている。
しかし、次の段階でイツコフ氏の野心的な目標は、米国のマッド・サイエンティストたちを凌ぐことになる。
同氏は10年以内に、人間の脳をロボットに「移植」できると見込んでいる。その後は物理的な移植はせず、かわりに「脳のコンテンツ」を他の新しいロボットの体に“アップロード”できるようにしたいと考えている。最終的にイツコフ氏は、有形のロボットではなく、人間の意識の「ホスト」になれるホログラム・タイプのボディを、30年以内に開発したいと考えている。
「ホログラムは壁を通り抜け、光の速さで移動できる」とイツコフ氏は言う。たしかにすごいことだが、科学技術的に可能かといえば、現在の技術では無理だし、今後も無理かもしれない。しかし、「科学者にとって大きな挑戦であることは理解しているが、エネルギーを集中させれば現実になるというアメリカン・ドリームを私は信じている」と同氏は言う。
イツコフ氏は、今年中に米国にふたつオフィスを開き、DARPAとも協力して研究を続けたいと考えている。「数十年前の人々は、インターネットが生まれるということも信じなかっただろう。私のプロジェクトも、新奇でラジカルに見えるだろうが、ずっとそうだとは限らない」
Dmitry Itskov: Welcome to the Global Future 2045
http://www.youtube.com/watch?v=9wEZsSIpypg&feature=player_embedded
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