01. 2012年2月25日 07:31:23
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「シリアの友人」とかいう欺瞞と矛盾に満ちた帝国主義グループの内実の一端。「シリアの友人会議」は「米国の友人会議」 ロシア、中国は不参加決定 > 表題の言葉は、ロシア専門家の発言。 http://www.sana.sy/eng/337/2012/02/23/402160.htm ロシアが、反体制派をチュニジアに集めて開催する「シリアの友人会議」への不参加決定。重要なプレーヤーであるシリア政府を招待しないので、問題解決に寄与しない。 http://www.sana.sy/eng/22/2012/02/21/401732.htm 中国が不参加決定 http://www.sana.sy/eng/22/2012/02/23/402339.htm ロシア大統領が精力的に各国と接触 http://www.sana.sy/eng/22/2012/02/22/402003.htm ロシア大統領がサウジ国王と電話会談。ロシアは、シリアをいじくることは許さないと伝える。サウジは、対話は無理と返事。前の記事(リンク先を「解決策」で検索。) http://www.spa.gov.sa/English/details.php?id=972893 ロシアと中国が連絡を取り、立場を確認 http://www.sana.sy/eng/22/2012/02/23/402278.htm http://hibikan.at.webry.info/201202/article_255.html 上記記事の一番目、ロシアの「シリアの友人」に対する反応。ロシアの声から。
「シリアの友人達」会議 チュニスで開催 24日所謂「シリアの友人達」グループ諸国の代表が、アサド大統領追い落としを加速化させるため、北アフリカ・チュニジアの首都チュニスに集合する。インターファクス通信によれば、ロシアと中国は、この会議に参加しない。 「シリアの友人達グループ」はフランスのサルコジ大統領の提唱により、この2月ロ中両国が国連安保理事会でのシリア決議に拒否権を行使した後、創設されたもので、米英、アラブ諸国など、およそ60カ国が、このイニシアチブを支持している。ヘイグ英外相の言葉によれば、グループはチュニスで、シリアのアサド大統領への経済的・政治的圧力強化の方法を討議すると言うことだ。なお、リビア的なシナリオに従った軍事干渉については、今のところ話されない。ヘイグ英外相は「国連の承認なくして軍事干渉を組織するのは困難であり、シリア軍はリビア軍よりも強力だ」と指摘している。 一方、シリアの在野勢力、国民評議会のバスマ・カドマニ報道官は欧米記者団に対し「我々は、外国による軍事介入を求める方向に近い」と述べた。 ロシアは「シリアの友人達グループ」会議の出席を拒否した。アレクサンドル・ルカシェヴィチ外務省スポークスマンは「グループ会議についてロシア政府は、紛争の一方の側を支持する国際的な連合を作るようなものだとみなしている」とコメントし「同じような方法が、リビアのカダフィ大佐に対し昨年用いられた。欧米は、またグループを作って間違いを犯した方法を再び取ろうとしている」と指摘した。 又ドイツ対外・国防政策評議会のメンバーで政治学者のアレクサンダー・ラル氏は、次のような見方をしている― 「すべては、アサド体制が非合法であるとする方向に向かっており、在野勢力に対する人道的・軍事的な支援手段の模索が始まるだろう。しかし、そうした援助が、アサド大統領の即時退陣につながる事はない。 シリア当局は、チュニスでのグループ会合実施を非難している。26日シリアでは、国民の民主的権利拡大をうたった新憲法に関する国民投票が行われるが、その結果が欧米の決定に影響を与えることはまずないと思われる。」 http://japanese.ruvr.ru/2012_02_24/66776294/ 次は再び、日々の感想ブログによる「シリアの友人」の足並みの乱れの補足記事。
シリアの友人会議:サウジ外相が退席(笑) << 作成日時 : 2012/02/25 03:34 チュニジアで開催された「シリアの友人会議」から、サウジ代表団が退席した。サウード外相は、実効性のない声明を繰り返し発表し、人道支援を求めるだけでは不足である。我が国は、直ちにシリア人に保護を与えない措置には参加しない、と捨て台詞を残して、帰国した。 ・・・シリア反体制派の晴れ舞台として設定し、米国、フランス、サウジ、カタールが全面支援するというから、チュニジア政府も面倒くさい国際会議を引き受けたのに、開会直前にこのざま。全く内部調整ができていない。カタールとサウジの間でも足並みが揃っていない。 シリア反体制派は、ファミリーごとにバラバラで、きちんとした政党組織の体裁を整えているものが一つも存在しない。それを、外交の力で、周囲からぎゅっと圧力を掛け一つに固めようという企画なのに、頼みの周辺国もバラバラであることを露呈した。近年まれに見るめちゃくちゃ外交だ。 約70ヶ国が参加したそうだが、本音でシリアを倒さなければならないと考えている国は、片手で数えるほどしか存在しないので、お付き合いで集まっただけの大部分の国々は、迷惑しているだろう。「ええー!自分はわざわざスケジュールを調整して来たのに、肝心のサウジはもう帰るのー?」みたいに。話をまとめてから持ってきてくれ、と苦情を言う国も出てくるだろう。ちなみに、先の国連総会で、決議案提出に名前を連ねたのも70数カ国だった。 米国の国力が少し衰えただけで、この馬鹿騒ぎ。私の人生で初めて、こんな国に付いていって大丈夫なのかという疑問が生じた。ちょっかいを出しておいて、途中で放り出すかもしれない。 サウジも一体何を考えているのかよくわからない。 2月20日にサウジ航空がシリア便を停止したが、 http://www.aksalser.com/index.php?page=view_news&id=53204e7b65f6fabece7a76f3317bece7&ar=149843241 シリアとの通商関係は以前とあまり変わっていないよう。シリア人を全員国外追放とか、農産物の輸入を全面禁止すれば、大きなインパクトがあるのに、そういうことはしない。 http://hibikan.at.webry.info/201202/article_259.html 「シリアの友人」は名前とは裏腹にやることがチグハグで稚拙。ゲスな思惑が透けて見える。 友人などともっともらしい名前を付けている時点で不誠実な集りだということがわかろうというものだ。
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