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1月に首都ダマスカスで開かれたアサド大統領派の集会。シリア情勢は膠着状態が続く公算が大きいという
(CNN) 米情報機関を統轄するクラッパー国家情報長官は19日までに、反政府デモの武力弾圧が続くシリア情勢に触れ、アサド大統領はクーデターでも起きない限り退任もしくは国内政策の変更には応じないとの見方を示した。
シリア情勢が米国に及ぼす脅威が議題となった米上院軍事委員会の公聴会で表明した。クラッパー長官の説明は、米情報機関によるシリアの現状分析では最も詳細なものともなった。
長官はこの中で、アサド政権が反体制派粛清を止める兆しはほとんどなく、現時点で政権の内部結束は保たれていると指摘。アサド大統領がデモ弾圧を続ける背景要因については、父のハフェズ・アサド前大統領の統治を見習おうとする心理が働き他の選択肢が見えていない可能性があるとも述べた。前大統領は、反政府運動に対する武力弾圧を含む強権的手法でシリアを約30年間支配し、2000年に死去した。
また、アサド政権を支える軍や治安部隊の動向について「離反兵士が出ているものの、作戦実行部隊の約80%が政権側にあり、住民への攻撃に関与している」と分析。政権幹部が非常事態発生に備えた退避や家族、資産を移動させる計画づくりを始めた形跡はあるものの、現段階で政権は依然結束しており、反体制派と対立する膠着(こうちゃく)状態は今後も続くだろうと予測した。
その上で、クーデターもしくはそれに近い事態が発生しない限り、アサド大統領は権力を手放さず、市民の虐殺を含めた現在の対応策を維持するだろうと述べた。
さらに、イランがアサド体制を支えるため介入しているとし、訓練教官や顧問、暴動鎮圧用の装備品などを送っていると指摘した。
http://www.cnn.co.jp/world/30005661.html
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