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イラン:「核兵器製造の決定はまだ」米国防長官見解
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120217k0000e030159000c.html
【ワシントン白戸圭一】パネッタ米国防長官は16日、米下院歳出委員会国防小委員会の公聴会で、イラン政府は現段階では核兵器製造の決定を下してはいないとの見解を明らかにした。イランの核開発を巡っては、イスラエルが対イラン軍事攻撃に踏み切る可能性が指摘されており、長官の発言は軍事行動に慎重なオバマ政権として外交による問題解決を優先する考えを強調した格好だ。
パネッタ長官は「イランによる核兵器の製造は許さない」と前置きした上で「我々が持つ情報は、彼らが核兵器製造を決定したことを示してはいない」と明言した。ただ、長官は「我々はすべての選択肢を今も机上に載せている」と軍事行動の可能性を排除しない姿勢も示し、イラン政府をけん制した。
一方、米財務省は16日、国際テロ組織アルカイダに対するテロ支援や人権侵害を理由にイラン情報省を制裁対象に指定したと発表した。同省の米国管理下の資産は凍結され、同省当局者の渡米が禁止される。
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毎日新聞 2012年2月17日 11時42分(最終更新 2月17日 12時18分)
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