★阿修羅♪ > 戦争b8 > 784.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
反カダフィ蜂起から1周年、リビア  AFP
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/784.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 2 月 17 日 23:47:17: mY9T/8MdR98ug
 

リビアは17日、最高指導者だったムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐による42年に及ぶ独裁体制を崩壊に追い込んだ民衆蜂起から、1年を迎えた。同国を暫定統治する国民評議会(NTC)は、多くの市民が犠牲になったことを悼み、国家としての公式行事は行わない方針だが、反体制派が最初に蜂起した頭部ベンガジ(Benghazi)を中心に国内各都市や村々では、住民らが花火や旗を掲げて自発的に蜂起1周年を祝っている。

写真は首都トリポリ(Tripoli)で、幹線道路をパレードする新生リビア軍の兵士たち(2012年2月14日撮影)。(c)AFP/MAHMUD TURKIA


http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2858936/8475889
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年2月18日 00:54:08 : DcxDg6lzRM
リビア 内乱勃発から一年

リビアで内乱が勃発したのはちょうど一年前のことだった。公式的には内乱状態は、カダフィ大佐が故郷の町シルトで襲撃にあい、囚われて殺害された後に終息したことになっており、内乱は8ヵ月続いたということになっている。

ハーグの国際司法裁判所は未だにリビアの新政府に対し、カダフィ大佐の死亡した状況をあらゆる観点から解明しようと無駄な努力を続けている。カダフィ大佐は1969年から政権の座に就き続けた。駐リビア・ロシア大使を務めた経験のあるアレクセイ・ポドツェロフ氏は、現在の事態はリビアでは未だに戦争状態が続いていることを示す一つの証拠だとして次のように語っている。

「もちろん敗北者に対しては何をしてもいい状況となっている。国際人権保護組織の調べでは約7000人のカダフィ支持者らが投獄され、拷問を受けている。新政府は国を統制できていない。統制がとれているのは首都トリポリと首都の西部130キロメートル圏のみだ。これ以外の地域はそれぞれの族が統制を握っている。現在のリビアは火薬の詰まった樽を想起させる。その火薬には芯があるが、それを引き抜くことができるか、燃え尽き、樽がばらばらになってしまうかは不明だ。」

中東研究所のエヴゲーニー・サタノフスキー所長はこの樽は導火線を引き抜く前に爆発するだろうとする見解を表している。

「独立した一つの国としてのリビアは現在存在しない。公式的な国境線は残されているが、その中では様々な種族、武装戦闘員、そしてカダフィ大佐の時代にはなかったアル・カイーダのようなイスラム主義急進主義グループが跋扈し、互いに反目している。つまり内乱状態が緩慢に進行しているわけだ。リビアはソマリアのように徐々に分割されていくだろう。リビア西部ではチュニジアとアルジェリアの例に似た、バーバリ人とアラブ人の摩擦が激化している。地方は完全なカオス状態にあり、経済がストップして人権が蹂躙されている。一年前カダフィを支持した種族に対する血を血で洗う復讐が日常化してしまった。人道支援物資が最も野蛮な方法で略奪されている。」

米国は対リビア特殊作戦に20億ドルを費やした。フランスは3億ユーロを拠出した。サウジアラビアとカタールはカダフィ政権転覆に広範な反リビア・キャンペーンを展開して貢献し、傭兵と武器を送り込んだ。西側が支持集めのために一連のアラブ諸国を動員できたことは、リビアの事件を理解するうえでもう一ついい勉強となっている。雑誌「アリ・ムタウアセット」誌の編集長で、リビア人のフセイン・ナスルラ氏は、アラブ世界は分断されてしまったとして次のように語る。

「アラブ世界を分割する政策はリビア・キャンペーンからスタートしたわけではなく、レバノンから始まったものだ。西側はレバノンを分割しようとあらゆる手を尽くしたけっか、敗北した。その後は西側は元のシナリオに戻り、今度はリビアでそれが行われた。残念なことに一連のアラブ諸国は西側の利益を検討している。アラブ連盟はシリアへの介入を許すイニシアチブを支持しているが、アラブは何をしているかわかっていないのだ。」

ナスルラ氏は、西側がアラブの国を掌握する経験とテクニックを積み、それを将来中東で用いようとしていると確信している。

「 リビア攻撃の際、西側がインフラ施設に狙いをつけ、リビア人のジェノサイドを行っていることが良くわかった。現在、注目を一身に集めているのはシリアだ。西側はリビアのシナリオを繰り返すことで、この地域全域を不安定化することができる。西側は自分の都合のいいように対リビア・キャンペーンを終結させ、『イスラムの兄弟たち』の力を借りてチュニジアを、軍事評議会を通じエジプトを分断し、イエメンでも成功を収めることができた。現在、スーダンがこの分断作戦の餌食になっている。このほかに、イラクとアルジェリアで近い将来何が起こるか、我々にはわからない。」

一年前、リビアで始まった内乱は今、チュニス、エジプトで起きた「アラブの春」の延長上にある。これにイエメンが続いた。何十年も続いた独裁政権は次々と倒れた。一年が経過したリビアの例は「アラブの春」が厳しい「アラブの冬」へと変化してしまったことを見せ付けている。これがいつ終わりを迎えるのか、誰にもわからない。

http://japanese.ruvr.ru/2012/02/15/66150041.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b8掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b8掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧