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マリ:遊牧民が独立闘争 アルカイダ系支援、リビア元民兵合流
http://mainichi.jp/select/world/news/20120208ddm007030133000c.html
【ヨハネスブルク高尾具成】サハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ族の武装集団「アザワド解放国民運動」(MNLA)が西アフリカ・マリ北部で1月半ば以降、反政府活動を活発化させている。
MNLAはマリ北部のガオ州、キダル州、トゥンブクトゥ州の3州の独立を目標とし、国際テロ組織アルカイダ系とされる「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」の支援を受けているとされる。昨年のリビア内戦で最高指導者の故カダフィ大佐軍に参戦した民兵数百人が帰還後、MNLAに合流したとみられ、マリのトゥーレ大統領は先日、「リビアから持ち帰った新たな武器で攻撃している」と非難した。
MNLAは、先月17日にニジェール国境に近いメナカのマリ軍の拠点を急襲し、翌18日にはアルジェリア国境に近いアグエルホクなどでも軍を攻撃。今月4日から5日にもキダル州で双方の激しい戦闘があり、死傷者が出た。赤十字国際委員会などによると既にニジェールに約1万人が難民として流出。モーリタニアに4500人、ブルキナファソに1500人が避難した。
トゥアレグ族は、仏植民地下のマリで反植民地闘争の最前線に立った。60年の独立後、マリでは雇用不足が深刻化し、70、80年代には飢餓も重なったため、リビアのカダフィ氏がトゥアレグ族の一部若者らを自国軍に入隊させた。
その後、リビア経済の破綻で帰国したトゥアレグ族の一部は90年代、自治権拡大などを求め武装闘争を開始。周辺国が仲介にあたり、和平合意も繰り返されているが、政府が合意内容を履行していないなどの理由から反政府運動が続いている。
毎日新聞 2012年2月8日 東京朝刊
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