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米国の辺野古断念 - 粘り強く闘い抜いた沖縄に拍手を
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2012-02-09 :(世に倦む日日)
昨夕(2/8)の「在日米軍再編見直しに関する基本方針」の発表について、これは、やはり沖縄タイムスが正しく報じているとおり、米国による辺野古断念と捉えるべきだろう。
日米両政府は、これまでの体面を守るため、辺野古移設を「唯一の有効な進め方だと信じている」などとわざわざ言い上げているが、この第1項は枕詞的な公式立場の強調であって、肝心な中身は第2項にあるグアム移転と辺野古移設の切り離しに他ならない。
第1項は、辺野古移設をパッケージにしてきた方針の破綻を隠すために、敢えて修辞を振りかざしているだけだ。
虚勢である。
破綻したのだ。
辺野古移設に固執していれば、立ち往生したまま時間が過ぎ、米議会による難色と圧力によってグアム移転計画が頓挫してしまうため、米政府が二つの切り離しを決断したのである。
切り離す以外になく、辺野古を断念して放棄するしかなかったのだ。面子を捨てたのであり、方針転換を余儀なくされたのだ。
切り離しの政治は沖縄県民の勝利であり、長きにわたった闘争が(普天間・辺野古の)パッケージの欺瞞と拘束を崩壊させ、米政府を方針転換へと追い込んだ結果以外の何ものでもない。
マスコミ報道はこの意義を正しく捉えず、「普天間固定化」の言説ばかりを喚き散らしている。「普天間固定化」の脅迫など、単に日米両政府と親米派の負け惜しみの口上にすぎない。
敗北を正直に認めたくないがために、虚勢を張って無意味な詭弁を吐いているだけだ。
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辺野古浜通信のブログより
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