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トルコ・イスタンブール(CNN) 反政府デモの武力弾圧が続くシリア情勢で、反体制派の武装組織の間で主導権争いが表面化してきた。
マハル・ナイミ少佐と名乗る人物は9日までにCNNとの電話会見で、シリア軍の離脱兵士を束ねる「高等軍事評議会」が新たに結成されたと主張。国内で戦う国民の代表組織とし、同評議会の指導者は軍を離反したムスタファ・シェイク将軍と明らかにした。
しかし、離反兵士で組織する「自由シリア軍」のリアド・アサド大佐はCNNの電話取材に応じ、ナイミ少佐の主張を即座に否定。「彼は革命や自由シリア軍を代表していない。誰の代表でもない」と切り捨てた。アサド大佐は昨年、対トルコ国境近くにある難民キャンプで自由シリア軍の結成を宣言、自ら指導者の地位にあると説明してきた。
トルコの外交官によると、シェイク将軍は1カ月以上前にアサド大佐が拠点を置く難民キャンプを訪れ、同大佐に対する指揮権を求めたという。
自由シリア軍などの将官が軍を離反した兵士や他の反政府武装組織をどの程度掌握しているかについては明確ではない。ただ、反体制派に転じたシリア陸軍のバシム・ハレド少尉はCNNに対し中部ホムス市で政府軍と戦う組織は「ファルーク大隊」とし、高等軍事評議会や自由シリア軍の傘下にない独立勢力と説明した。この組織の代表者と主張する同少尉はイスタンブールで活動している。
シリアでの反政府活動の主導権をめぐっては離反将官らだけでなく国外に逃れた民間人の間でも対立が顕在化している。反政府勢力と接触を保つ欧米の外交官はシリア国内の粛清で犠牲者が増え続ける緊迫した情勢にあるなか、反体制派が一本化していないことへのいら立ちも示した。
http://www.cnn.co.jp/world/30005559.html
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