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ロシア空軍機が挑発 「近年最大規模」
2012.2.9 01:37 [ロシア]
複数のロシア軍機が8日、太平洋と日本海で日本領空付近に接近したことが分かった。複数の政府筋が明らかにした。近年最大規模の挑発飛行だという。航空自衛隊は、露軍機が日本を1周する可能性もあるとみて戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ、警戒を強めている。
露軍は長距離爆撃機TU95、戦闘機SU27、空中給油機、空中警戒管制機(AWACS)など少なくとも5機。空中給油機はIL78とみられる。AWACSが日本領空に接近飛行するのは極めて異例で、空自戦闘機は初めてAWACSを目視確認し、写真撮影した。
SU27は日本領空すれすれを飛行し、日本海を北上した。TU95は日本海を北上後、宗谷海峡を抜け、太平洋を南下。房総半島周辺で反転して北上し、8日夕に北方領土付近で空中給油し、再び日本海に入り南下を続けた。昨年9月にTU95が日本一周した際も北方領土付近で空中給油した。
今回の挑発は「北方領土の日」の7日、野田佳彦首相が「強い意志でロシアとの交渉を進めていく」と決意表明したことへの対抗措置との見方が強い。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/120208/amr12020819400008-n1.htm
グアム先行移転 “一石三鳥”の米戦略
2012.2.8 19:39 (1/2ページ)[安全保障]
【ワシントン=佐々木類】米政府が在沖縄米海兵隊のグアムへの先行移転に合意したのは、アジア太平洋地域における中国の軍拡に即応するため、米軍再編を急ぐ安全保障上の要請があったためだ。
そもそも米側には、歳出削減を求める議会の圧力をかわしつつ、米軍普天間飛行場移設を後押しする狙いがあった。加えて、国防総省筋によると、中国の台頭でアジア太平洋地域のパワーバランスが崩れつつある状況から、1月に発表した新たな国防戦略の具体化を迫られたことが、先行移転受け入れの背景にある。
新国防戦略は地上戦力を大幅に削減する一方で、同地域では部隊展開の強化を明記している。この点は、オバマ大統領が昨年11月にアジア太平洋地域を最優先とする新戦略を打ち出した流れの延長線上にある。
国務省のヌランド報道官は7日の記者会見で、「グアムはアジア太平洋戦略上の要衝だ。戦略的ハブ基地として在沖縄海兵隊をグアムに移転する」と述べた。当初方針の8000人から4700人を先行移転させる縮小規模となったが、少なくとも現在のグアムの戦力を強化する意図を明確に示した形だ。
在沖縄米軍基地が、九州−台湾−フィリピンを結ぶ中国の「第1列島線」に対するハブ基地であるならば、海兵隊の先行移転は、グアムの米軍基地を、小笠原諸島から連なる「第2列島線」のハブ基地として機能強化を図るものだ。
米軍は、在沖縄海兵隊をグアムのほかハワイやフィリピン、オーストラリアへも派遣する方針。ここで重要なのは、移転させる海兵隊をそれぞれの基地に固定させるのではなく、秘密裏にローテーションで動かし機動力を高める新たな戦術を打ち出したことだ。
グアム先行移転のもうひとつの理由は、中国軍の脅威増大がある。
中国は、米空母の「接近拒否・領域拒否」戦略の柱として中距離弾道ミサイルの能力を飛躍的に向上させており、沖縄やグアムの米軍基地も射程に入る。このため、米軍の前方展開戦力を分散させることで「中国軍に攻撃されてもフリーハンドを確保しておく」(米国防関係者)狙いがある。
沖縄の負担を軽減し、米議会の圧力をかわしながらアジア太平洋地域での作戦能力向上を図る−。米側にとって今回の合意は、日本側との地道な交渉の上でたどりついた“一石三鳥”の折衷案でもあった。
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